カスティージャが劇的な展開で昇格プレーオフ進出を決定
トップチームの話題に隠れがちだが、レアル・マドリードの下部組織であるカスティージャ(Bチーム)も劇的な一日を過ごした。プリメーラRFEF(3部)グループ1の最終節、カスティージャはアウェーのエスタディオ・ペドロ・エスカルティンで、すでに降格が決まっているグアダラハラと対戦した。
フリアン・ロペス・デ・レルマ監督は以下のスタメンを起用した。GKフラン・ゴンサレス、DFダビド・ヒメネス、ジョアン・マルティネス、マリオ・リバス(75分 アレクシス・シリア)、ディエゴ・アグアド(96分 ソトレス)、MFポル・フォルトゥニー、セステロ、マネクス・レソラ(60分 ジャニェス)、パラシオス、FWラチャド、ハコボ・オルテガ。主審はアレハンドロ・クレメンテ・オルトゥーニョが務めた。
自力でのプレーオフ進出(5位以内)のためには勝利が必要だったカスティージャだが、12分と28分にグアダラハラのウナクス・エウラテに立て続けにゴールを奪われ、0-2と厳しい状況に追い込まれた。しかし43分、この日最高のパフォーマンスを見せたポル・フォルトゥニーが1点を返し、反撃の狼煙を上げる。
後半に入り、猛攻を仕掛けるカスティージャは、81分にジョアン・マルティネスが同点ゴールを決め、2-2のタイスコアに持ち込んだ。その後も逆転を狙ってスリーバックに変更するなどリスクを冒したが、勝ち越しのゴールは奪えないまま試合終了のホイッスルが鳴った。
勝利を逃したことでプレーオフ進出の道は断たれたと思い込んだ選手たちは、ピッチに崩れ落ち、深い絶望に包まれた。クラブの公式ウェブサイトでさえ、一時的に「プレーオフ進出ならず」と報じるほどの混乱状態だった。
しかし、他会場の結果により奇跡が起きる。ライバルであるポンテベドラがアビレス相手に後半アディショナルタイム(104分や112分という記述の混乱が見られるが、超ロングアディショナルタイム)に劇的な同点ゴールを決めて引き分けた結果、カスティージャ、ポンテベドラ、バラカルドの3チームが勝ち点58で並ぶという大混戦となったのだ。
スペインサッカー連盟(RFEF)の規定に基づく三つ巴の順位決定方法により、この3チーム間の直接対決の成績が参照された。その結果、バラカルドが勝ち点3、ポンテベドラとカスティージャが勝ち点7を獲得しており、さらにポンテベドラとカスティージャの2チーム間の成績(カスティージャがホームのアルフレド・ディ・ステファノで勝利し、アウェーのパサロンで引き分け)で上回ったカスティージャが、見事に5位の座を確保した。
この複雑でミリ単位の数学的条件によって、絶望は一瞬にして歓喜へと変わった。劇的な形で昇格プレーオフへの切符を手にしたカスティージャは、セグンダ・ディビシオン(2部)昇格を懸けて、次戦でサバデルと対戦することが決定した。2014年以来となるセグンダ復帰へ向け、若き才能たちの挑戦は続く。
(via MARCA)
(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
ラ・リーガ最終節は、アスレティックに4-2で勝利し有終の美を飾った。ダニ・カルバハルとダビド・アラバの涙と感動に包まれた退団セレモニーが行われ、ムバッペは2年連続のピチーチ賞を獲得。アルベロア監督も若手を躍動させ見事にチームを去る。ピッチ外では20年ぶりの会長選挙が確実となり、ペレス会長とリケルメの激しい選挙戦の幕が開いた。さらにカスティージャも奇跡的な条件で昇格プレーオフ進出を決めるなど、クラブ全体にとって歴史的で感情揺さぶられる一日となった。