ダビド・アラバの別れと、ファンによる「白い椅子」のオマージュ

この日はダニ・カルバハルだけでなく、ダビド・アラバにとってもレアル・マドリードでの最後の試合となった。5シーズンにわたり白いユニフォームを身にまとい、2度のチャンピオンズリーグ制覇、2度のラ・リーガ優勝など、数多くのタイトル獲得に貢献した。2023年12月のビジャレアル戦で膝に重傷を負い、苦しいリハビリ生活を送ったが、そのプロフェッショナリズムと人柄でファンやチームメイトから深く愛された。

69分、ディーン・フイセンとの交代が告げられると、ベルナベウの観客は総立ちとなり、大きな拍手を送った。南スタンドの熱狂的なファンたちは、アラバを象徴するある光景を再現した。それは2021-22シーズンのチャンピオンズリーグ、パリ・サンジェルマン戦での劇的な逆転勝利の際、歓喜のあまり白いプラスチック製の椅子を宙に掲げたあの名シーンである。ファンたちは多くの白い椅子を空高く掲げ、アラバへの感謝と敬意を表現した。

試合後のセレモニーでは、スタジアムの大型ビジョンにアラバの5年間の軌跡を振り返る映像が流された。ピッチの中央でマイクを握ったアラバは、少し照れくさそうにしながらも、心のこもったメッセージを送った。

『とてもシャイなのであまり言葉を用意していませんが、本当にありがとうございます。特に膝の怪我という本当に苦しい時期に支えてくれて感謝しています。マドリードは常に私の心の中にあります。そして今、信じられないほど素晴らしい伝説であるダニエル・カルバハルを称えましょう!』

自らの別れの場でありながら、最後はキャプテンであるカルバハルを称える言葉で締めくくり、マイクを託したその姿に、彼の人柄の良さが表れていた。妻と子供たちに見守られながら、アラバは静かに、しかし確かな足跡を残してベルナベウを後にした。

(via MARCA)

(via ElDesmarque)