キリアン・ムバッペ、ブーイングを歓声に変え2年連続のピチーチ賞獲得
キリアン・ムバッペにとって、この試合は激しい感情の起伏を伴うものとなった。ヴィニシウス・ジュニオールが不在のため、得意とする左サイドにポジションを移して先発出場したが、前半のパフォーマンスはファンの期待に応えるものではなかった。ヒールパスの失敗や、プレッシャーの少ない場面での軽率なボールロストが目立ち、ボールを持つたびにベルナベウの観客から大きなブーイングを浴びた。かつてヴィニシウスが受けていたような厳しい視線が、今はムバッペに向けられていることを象徴する場面だった。
しかし、後半に入ると彼は自らの力で状況を打開する。51分、ペナルティエリア手前でボールを受けると、鋭い反転から右足を振り抜き、地を這うような強烈なシュートを左隅に突き刺した。このゴールにより、ブーイングは一瞬にして歓声と拍手に変わった。
ゴールを決めた直後、ムバッペはアルバロ・アルベロア監督の元へ駆け寄り、熱い抱擁を交わした。ここ数週間、両者の間には緊張関係があると噂されていたが、このハグによって和解をアピールし、確執の噂を払拭した。
この日挙げたゴールにより、ムバッペの今シーズンのラ・リーガでの得点数は25となった。猛追していたマジョルカのヴェダト・ムリキ(23ゴール)を振り切り、加入から2年連続となるピチーチ賞(リーグ得点王)のタイトルを確実なものとした。ラ・リーガの歴史において、加入から最初の2シーズンで連続して25ゴール以上を記録したのは彼で4人目という偉業である。怪我やチーム内外のトラブルに悩まされながらも、ストライカーとしての圧倒的な結果を残し、シーズンを締めくくった。
(via MARCA)
(via SPORT)
(via Estadio Deportivo)