【今日のラインナップ】

 

✅ アスレティック・クルブ戦 試合結果と詳細

✅ ラミン・ヤマルのプロ通算50ゴール達成と選手評価

✅ 負傷者リストとシャビ・エスパルトへの高い評価

✅ ジョアン・ソレールが語る補強戦略とラ・マシアの力

✅ 会長選を巡るラポルタとフォントの激しい舌戦

✅ 次戦相手ニューカッスルの状況と特例ユニフォーム、Bチーム情報

 

■【アスレティック・クルブ戦 試合結果と詳細】

 

ラ・リーガ第27節、サン・マメスでのアスレティック・クルブ対FCバルセロナは、0-1でバルセロナが勝利を収め、リーグ首位を固守した。2位レアル・マドリードとの勝ち点差は4を維持している。

 

試合開始わずか15秒、バルサは右サイドの巨大なスペースからウナイ・ゴメスに侵入を許す。イニャキ・ウィリアムスへのクロスに対し、ジェラール・マルティンがクリアを試みたボールは自陣のクロスバーを直撃した。その後もイニャキ・ウィリアムスのヘディングシュートをジョアン・ガルシアがキャッチするなど、アスレティックが優勢に試合を進めた。バルサもフェラン・トーレスのヒールシュートや決定機があったが、ウナイ・シモンの好セーブに阻まれ、前半のバルサは枠内シュート0本という苦しい展開となった。

 

後半開始から、ハンジ・フリック監督はマルク・ベルナルに代えてペドリを投入。この交代によりバルサのボール回しに劇的なダイナミズムが生まれ、試合の流れが大きく変わる。62分にはロベルト・レヴァンドフスキ、フェルミン・ロペス、ハフィーニャの3人を同時投入し、勝負に出た。

 

迎えた68分、フェルミンが斜めの動きでディフェンダー2人を引きつけてスペースを作り出すと、ペドリが右サイドへ完璧なパスを供給。受けたラミン・ヤマルがアダマ・ボイロのマークをかわし、左足でカーブをかけた強烈なシュートをニアのトップコーナー(クロスバーとポストの角)へ豪快に突き刺し、これが決勝点となった。終盤はアスレティックの猛攻を受けたものの、バルサはボール支配と堅守で無失点のまま逃げ切った。(via Estadio Deportivo, SPORT, AS, MARCA)

 

■【ラミン・ヤマルのプロ通算50ゴール達成と選手評価】

 

決勝点を挙げたラミン・ヤマルは、このゴールで公式戦プロ通算50ゴール(バルセロナで44点、スペイン代表で6点)を達成した。18歳と237日での到達は、リオネル・メッシ(20歳315日)やクリスティアーノ・ロナウド(21歳297日)を大幅に上回る驚異的な記録である。直近11試合で9ゴールを記録し、今季公式戦19ゴールはチーム内単独トップ。リーガでは14ゴール目で得点ランキング3位につけている。ゴール後、ヤマルは両手で地元ロカフォンダの郵便番号「304」を描き、満面の笑みでエンブレムを指差した。シーズン序盤の恥骨炎の問題も完全に解決し、『以前は苦しんでいたことがあって幸せではなかった』と語っていた状態から完全に脱却している。

 

守護神ジョアン・ガルシアは、サンセやセルトンとの1対1の決定機を驚異的な反応で防ぎ、無失点勝利の立役者となった。この圧倒的なパフォーマンスは、スペイン代表の正GK論争を再び過熱させている。

 

左目眼窩内壁骨折を負っていたレヴァンドフスキは、特製マスクを着用して62分から強行出場を果たした。エリック・ガルシアは出場停止明けで右サイドバックとして先発し、堅実な守備を披露。左サイドバックで先発したカンセロは攻撃面で存在感を示し、マルク・カサドは久々の先発で中盤の底を務めたが、78分に筋肉の違和感を訴えてアラウホと交代している。アトレティコ戦の疲労が残るクバルシは57分にイエローカードを受けた。(via SPORT, AS, MARCA, Mundo Deportivo)

 

■【負傷者リストとシャビ・エスパルトへの高い評価】

 

チームは深刻な負傷者問題を抱えている。アトレティコ戦で負傷したジュール・クンデとアレハンドロ・バルデ、さらにフレンキー・デ・ヨングが約1ヶ月の離脱となり、アンドレアス・クリステンセンも長期離脱中である。また、マルク・ベルナルはイエローカード4枚で累積警告での出場停止に王手がかかっている状態だ。

 

長期離脱から復帰を目指すガビは、まだメディカルクリアを得ていないため22名の遠征招集リストからは外れた。しかし、チームの試合前のルーティンと雰囲気を再び体感させるため、午後から個別にビルバオの合宿へ合流し、そのまま火曜日のニューカッスル遠征にも帯同する。

 

フリック監督は、トップチームデビューが期待される下部組織出身の右サイドバック、シャビ・エスパルトを大絶賛している。

『ボールを持っている時の自信が好きだ。フィリップ・ラームに似ていて、6番や2番としてプレーでき、ボールの有無にかかわらず素晴らしい動きをする。肉体的にも良く、2つのポジションをこなせる。数ヶ月の膝の怪我から復帰し、非常に良いレベルにある。彼のクオリティを証明しており、プレーを見るのが楽しみだ』と最大限の賛辞を送った。今節はベンチ入りしたものの出場機会はなかった。(via SPORT)

 

■【ジョアン・ソレールが語る補強戦略とラ・マシアの力】

 

ラポルタ陣営のスポーツ責任者であり、元育成責任者のジョアン・ソレールが、クラブの現状と夏の補強戦略について詳細を語った。

 

1-1ルールへの復帰について:

『LaLigaからサラリーキャップが8100万ユーロ増額されたという良い知らせを受けた。これはクラブで働くすべての人々の成功だ。1-1ルールに到達したことで、外部から選手を獲得するだけでなく、私たちが育てたラ・マシアの選手たちを彼らのレベルに見合った給与で登録することが可能になる。これは常に私たちの優先事項の1つだった』

 

夏の補強計画について:

『1-1ルールまであと1000〜1200万ユーロのところにあり、夏には間違いなく到達できる。デコが言うように、微調整としてストライカーと左利きのセンターバックの補強に取り組んでいる。経済的な問題ではなくサラリースペースの問題だったため、それが解決されれば、誰とでも契約できる。ただし一貫性を持って、これまでに達成した給与とスポーツ面のバランスを維持しなければならない』

 

デコとフリックの功績について:

『デコはバルサの元選手としての経験、若手の扱い方、エージェントとしての市場の知識があり、クラブに大きなバランスをもたらしている。フリックは私たちが求めていた安定をもたらしてくれた。彼はキャラクターがありながら選手を守り、若手選手の父親のような存在になっている。戦術的にも非常に優れており、彼とデコが成功の鍵だ。フリックが望むなら、何年でもバルサにいてほしい。結果が彼を後押ししている』

 

ライバルクラブとラ・マシアについて:

『私たちには世界最高の育成組織がある。メッシと赤ちゃんのラミン・ヤマルのあの写真は信じられないほど予言的だった。首都の2チーム(マドリード勢)が多額の資金を費やしながらも成功の鍵を見つけられていないのを見ると… 私たちは補強で正解を出し、選手の価値を高めた。Transfermarktでのチームの評価額は12億ユーロに達している。他のクラブやプレミアリーグのクラブが少し悔しがるのも理解できる。チャンピオンズリーグは未完の課題であり、私たちにはそれを勝ち取るだけのチームがある』

 

ヴィトール・ロケの売却について:

『彼らは彼のことだけを覚えていて、私たちが契約した他の全員のことを覚えていないのは奇妙だ。失敗だと言うが、3000万ユーロで獲得し、2500万ユーロ+ボーナス+将来の売却益の20%で売却した。彼は今とても良いプレーをしており、プレミアリーグのチームが彼を欲しがっている。もし移籍すればお金を回収し、さらに利益を得るだろう』(via SPORT)

 

■【会長選を巡るラポルタとフォントの激しい舌戦】

 

3月15日の会長選挙に向け、候補者間の非難の応酬が激化している。

 

ジョアン・ラポルタ会長はロスピタレト・デ・リョブレガートでの集会後、金曜日に行われたセルタ対レアル・マドリードの試合での判定を痛烈に批判した。

『セルタの選手がボールを持っていてファウルを受けた。しかしプレーは続き、マドリーが最後の最後でゴールを決めた。アノエタでラミンが決めたゴールがオルモの事前のファウルで取り消されたように、VARが介入すべきだったと思う。あるチームにはファウルを吹き、別のチームには吹かないことがわかる。マドリーにはいつも同じことが起こる。彼らが困難な状況にあると、判定の助けがあるか、必ず何かが起こる。運は誰でも持ちたいものだが、彼らには運を持てるように助けてくれる人々がいる』

 

さらに、対立候補のビクトル・フォントを『テクノクラート(技術官僚)』と呼び捨てにし、激しい言葉で非難した。

『バルサはコンピューターからは指揮できない。ネグレイラ事件についての発言を訂正しないのは頑固で、バルサニズモへの敬意を欠いている。彼のような人物にバルサを任せることは決してできず、クラブを再び破滅に導く危険な存在だ。彼は事実を否定し、煙を売っている』

 

これに対し、ビクトル・フォントはビラフランカ・デル・ペネデスでの集会で真っ向から反論した。

『バルサには救世主ではなく、プロジェクトとチームが必要だ。彼(ラポルタ)は常に継続的な対立を求めているが、私たちは最大限の団結を求めている。私たちのプロジェクトは誰かに反対するものではなく、バルサと青えんじのファンのためのものだ』

フォント陣営は具体的な公約として、定期的にスタジアムに通うソシオのシーズンチケット代を、初年度50%、出席率80%以上を維持すれば次年度は75%割引くという制度を発表している。

 

なお、立候補に必要な署名数(2,337筆)に届かず落選となったマルク・シリア(2,247筆)は、無効とされた589筆のうち379筆の有効化を求めて、カタルーニャサッカー連盟の控訴委員会に不服申し立てを行っている。(via SPORT, Mundo Deportivo, ElDesmarque)

 

■【次戦相手ニューカッスルの状況と特例ユニフォーム、Bチーム情報】

 

3月10日(火)にチャンピオンズリーグラウンド16第1戦で対戦するニューカッスルは、直前のFAカップ5回戦でマンチェスター・シティと対戦し1-3で敗北した。シティが大幅なターンオーバーを敷いたにもかかわらずホームで圧倒される結果となり、バルサ戦に向けて大きな不安を残している。

 

アスレティック戦でバルサは「Mamba Mentality」と呼ばれる第2ユニフォームを着用した。通常このキットは黒のパンツとソックスだが、アスレティックのホームキット(黒パンツ・黒ソックス)と色が被るため、今回に限り特例としてシャツと同じゴールドカラーのパンツとソックスを着用してプレーした。

 

バルサ・アトレティック(Bチーム)は、セグンダRFEF第26節でアトレティコ・バレアレスとホームのヨハン・クライフ・スタジアムで対戦する。キャプテンのアルバロ・コルテスとシャビ・エスパルトがトップチームに帯同して不在となる中、冬の移籍で加入したパトリシオ・デルガドのデビューが予定されている。(via SPORT, MARCA)

 

【本日の総括】

アスレティック戦での苦しい展開を、ヤマルの一振りで打開し見事な勝利。歴史的なゴール記録を更新し続ける18歳の才能と、ジョアン・ガルシアの神がかり的なセーブが首位固めをもたらしました。会長選の舌戦が熱を帯びる中、火曜日のCLニューカッスル戦へ向けてチームは最高の状態で敵地に乗り込みます。