王者の主力起用構想と負傷予防の裏側 エルチェ守備陣が迎え撃つスター軍団の現実
マルティネス・バレーロでエルチェ守備陣が迎え撃つレアル・マドリードは、層の厚さを活かした多彩な布陣で臨んでくることが予想される。モウリーニョ監督は会見の中で、エルチェ戦における中盤や攻撃陣の起用構想、ならびに各選手のコンディションについて具体的な言及を行った。
選手層の厚さについて語る中で、『彼には何一つ欠けているものはない。もし他のチームにいれば、90分間フル出場する絶対的な先発選手だ。私たちのスカッドは非常に強く、多くの選択肢が存在する。もし監督が10人の選手だけに注目していれば、他の選手を忘れてしまい、競争力やモチベーションの面で損失を出してしまうことになる。チームにはヤン・ディオマンデ、アルダ、ヴィニシウス・ジュニオールがおり、1月にはロドリゴも戻ってくる。全員が盤石であり続けることは非常に難しい』と話し、熾烈なポジション争いがチームのモチベーションを保っていると主張した。
中盤の組み合わせに関しても『チュアメニとエドゥアール・カマヴィンガを並べることが守備的だとは全く思わない。ククレジャやカレーラス、トレントやダンフリーズ、増員されたセンターバック陣を含め、全員を連動させて高い意識を保たせるよう取り組んでいる。中盤の2人は入れ替えることが可能であり、1アンカーに2インサイド、あるいはジュード・ベリンガムを10番に固定しないシステムなど、様々なバランスを試みている。エドゥアール・カマヴィンガとチュアメニのコンビと、バルベルデとジュードのコンビでは全く異なる性質を持つ』と解説。エルチェ戦でも柔軟な戦術変更を行ってくる構えだ。
さらに、直近の試合でプレイ時間の少なかった選手についても『彼は今度のエルチェ戦でより多くのプレー時間を得ることになるだろう。インテル戦では10分間の出場にとどまり疑問も生じたが、状態はどんどん良くなっている。明日の試合では確実にプレーするはずだ。どれだけのプレー時間になるかはまだ分からない』と出場機会の増加を約束した。
最後に代表招集やジダン監督との関係について聴かれたモウリーニョ監督は『ジダンが彼に対してどんな考えを持っているかは尊重すべきだ。代表でプレー時間をコントロールしながら筋肉トラブルを悪化させないのが最善だろう』とコメント。会見の最後には笑顔で『ペナルティキックに関する質問は一切ないのかい?』と冗談を飛ばし、不敵な笑みを浮かべて会見場を後にした。強豪レアル・マドリードの圧倒的な戦力を前に、エルチェがホームのサポーターの前でいかに粘り強く戦い抜くかが試される。(via SPORT)
【本日の総括】
過密日程の中で迎えるレアル・マドリードとの大一番に向けて、敵将モウリーニョ監督はエルチェと同等の過酷なスケジュールであることを認識しつつも、徹底したコンディション管理と層の厚さを背景に万全の構えを見せています。ホームのマルティネス・バレーロで挑むエルチェにとって、王者の強力な攻撃陣と柔軟な戦術変化をいかに凌ぎ切るかが勝敗の鍵を握ります。