クラブの歴史に刻まれた因縁 コパ決勝の激闘や過去の昇格プレーオフのドラマ

マジョルカの歴史的なドラマや過去の因縁深いエピソードが、欧州フットボール全体の動きの中で再び注目を集めています。

まずは、2024年4月にセビリアのラ・カルトゥハ・スタジアムで行われた、アスレティック・ビルバオとの歴史的なコパ・デル・レイ決勝戦です。マジョルカは凄まじい死闘を繰り広げたものの、PK戦の末に敗れて悲願のタイトル獲得を逃しました。ビルバオ側は中盤のミケル・ベスガがアルメリアへ完全移籍したことで、当時のPK戦でキッカーを務めたラウール・ガルシア、イケル・ムニアイン、ベスガ、ウナイ・ゴメスの4名が引退や移籍で完全にチームを去り、現在もビルバオに籍を置いているのは、4人目のキッカーを務めて優勝を決めたアレックス・ベレンゲルのみとなり、当時の熱い決勝戦が再びサポーターの間で回想されています。(via Mundo Deportivo) / (via Estadio Deportivo)

さらに、デポルティーボ・ラ・コルーニャとの過去の劇的な昇格プレーオフの因縁も再び蘇っています。2018/19シーズンの昇格プレーオフ決勝において、マジョルカは第1戦をアウェイのリアソールで0-2と落とし、絶体絶命の窮地に立たされていました。しかし、ホームのエスタディ・マジョルカ・ソン・モイシュ(Son Moix)で行われた第2戦において、魂のこもった凄まじいフットボールを展開して3-0の大逆転勝利を収め、劇的なプリメーラ昇格を掴み取ってデポルティーボを2部の深淵に沈めたという、サポーターにとって一生忘れられない歓喜と涙の因縁ドラマが存在します。(via Estadio Deportivo)

また、現在デポルティーボへの復帰に向けてローマとの交渉を進めているDFアンヘリーニョですが、かつて若き日にマジョルカのユニフォームを身にまとってプレーした経験を持っているほか、2022年1月に行われたマジョルカのホームゲームにおいて、当時バルセロナに所属していたエスタニス・ペドロラ(現オビエド)が、コロナウイルスの大量感染によるチーム崩壊という緊急事態の中でシャビ・エルナンデス監督に大抜擢され、マジョルカ戦で記念すべきプロデビューを飾ったという、バルセロナのカンテラにまつわる小さな歴史の一幕も語り継がれています。(via Estadio Deportivo) / (via Esport3)

【本日の総括】

RCDマジョルカは、正守護神レオ・ロマンのデポルティーボへの900万ユーロによる電撃流出や、長年右サイドを支えたパブロ・マフェオのギリシャ・オリンピアコス移籍など、主力の大きな流出に直面する極めて慌ただしい移籍市場を迎えています。それでもクラブはアルタイ・テナスをレンタルで緊急補強したほか、アドリアン・リソの獲得交渉やアントニオ・サンチェスの去就問題など、新シーズンに向けた戦力再編をピッチ内外で必死に展開しています。