劇的すぎる幕切れ

10月12日にシウタ・デ・バレンシアで行われたラ・リーガ第8節セビージャ戦(観客19,840人)は、サッカーの常識を覆す3-3の劇的な引き分けに終わりました。当初提示されたアディショナルタイムは8分間でしたが、ピッチ上の混乱や退場劇、サポーターによるトラブルが重なり、最終的に14分以上も延長される前代未聞の乱打戦となりました。

レバンテは0-2の2点ビハインドから執念で追い上げ、90+3分にデラが見事なボレーシュートを決めて2-2の同点に追いつきます。しかし直後の90+5分、セビージャのアイサック・ロメロに強烈なミドルシュートを叩き込まれ、再び2-3と勝ち越される絶望的な展開となります。ここでロメロがレバンテサポーターに向かって「口に指をあてて黙れ」と促す挑発的なパフォーマンスを行い、2枚目のイエローカードを受けて退場処分となりました。この挑発をきっかけにスタンドからはペットボトルが次々と投げ込まれ、ピッチ上では両チームの選手が入り乱れる大混乱に発展。試合は一時中断を余儀なくされました。

しかし、シウタ・デ・バレンシアのドラマはこれで終わりませんでした。数人的優位となったレバンテは最後の怒涛のパワープレイを仕掛け、90+10分(実質99分)、セットプレーから相手ゴール前での粘りからこぼれ球が発生。これを押し込んだのは、前半13分に致命的なバックパスミスを犯して失点原因となっていたセンターバックのンドゥクウェ(Ifeanyi Ndukwe)でした。自らのミスを帳消しにする価値ある同点弾で土壇場で3-3に追いつき、スタジアムは狂喜乱舞に包まれました。この劇的な勝ち点1により、レバンテは勝ち点を6に伸ばして降格圏を脱出し17位へ浮上。バルセロナ戦(2-4)を除くホームでの粘り強い戦いぶりを証明する一戦となりました。(via SPORT)