ヒル・マリンCEOが過密日程対策案を提示 年间出場試合数の制限をUEFAに提案

アトレティコ・マドリードの最高経営責任者(CEO)であるミゲル・アンヘル・ヒル・マリンが、過密を極める近年の競技カレンダーに対する革新的な対策案を打ち出しました。世界中のサッカー関係者が集まるイベント「World Football Summit」の壇上で、ラ・リーガのコーポレートゼネラルディレクターを務めるハビエル・ゴメスや、イングランドプロサッカー選手会(PFA)会長のマイエタ・モランゴらと共に討論を行った同CEOは、現代サッカーが抱える深刻な試合数増加問題について率直な見解を語りました。

国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)が大会を拡大し続けている背景について、同CEOは『UEFAやFIFAは、より多くの資金と権力を生み出すために試合数を増やすことを望んでいる。権力は自らの地位を確固たるものにし、永久的な支配を保証するからだ』と指摘。そのうえで、過酷な負荷に晒されるトップクラブや選手たちのために、健全な均衡点を見つけ出すことの不可欠さを訴えました。

そして自らがUEFA執行委員会の欧州クラブ代表として、アレクサンダー・チェフェリン会長に直接提出している大胆な提案を公表しました。それはチーム全体の試合数を減らすのではなく、一人の選手がシーズン中にラ・リーガで出場できる試合数に上限を設けるというルールです。同CEOは『私は常にUEFAに対し、一人の選手がリーグ戦に出場できる回数を制限するよう提案している。監督が選手に対して「今季のラ・リーガ38試合のうち、君を起用できるのは31試合または32試合だけだ」とあらかじめ伝え、残りの試合は選手自身がコンディションや出場機会をうまくやりくりするように制約を設けるべきだ』と説明しました。

また、経営面においては、かつての素人経営からラ・リーガの厳格な財務規制によって完全なプロフェッショナル化を果たした背景を強調。『私やクラブのスタッフが良い仕事をしたとしても、業界全体の成長やラ・リーガの規制がなければ、売上高5億ユーロの突破や20億ユーロを超えるクラブ評価額を達成することは不可能だった』と振り返りました。さらにディエゴ・パブロ・シメオネ監督のもとで達成された欧州最高峰の安定感について、『14シーズン連続でチャンピオンズリーグの最初のフェーズに出場し続けている6つの特権的なクラブの1つであることは、クラブにとって最大の誇りだ』と強い胸を張りました。(via Mundo Deportivo)