前節セルタ戦の判定疑惑と選手評価
スコアレスドローに終わった前節のセルタ戦について、監督は試合後に強い遺憾の意を示し、判定を巡る未解決の不満を吐き出しました。
特に物議を醸したのが、後半終了間際にゴンサロ・ゲデスがエリア内で相手ディフェンダーのヌニェスに背後から執拗に掴まれ、急所付近を引っ張られる形で引き倒されたノーホイッスルのシーンです。マタラッツォ監督は『私自身は審判への不満を述べるのが好きなタイプではないが、あのシーンはどう見ても明らかなペナルティキックだった』と語り、明らかなPKが見逃されたとして、勝ち点3を取りこぼした不快感を露わにしています。
一方で、セルタ戦の選手評価においては、右サイドバックのジョン・ミケル・アランブルが攻守両面で驚異的なパフォーマンスを披露し、現地メディアの最高採点を独占しました。守備でのデュエル勝利数は極めて高く、自ら2本のミドルシュートを放ってオフェンスを牽引しました。監督も『アランブルは本当にファンタスティックな素晴らしい試合をした。彼こそがこの一戦で最も優れていた選手の一人だ』と最上級の賛辞を贈りました。また、ディフェンダーのジョン・マルティンは新背番号6を背負い、まるでベテランリーダーのような落ち着きを見せ、コーナーキックから決定的なヘディングシュートで相手ゴールを脅かしました。
しかし、攻撃陣においては今なお課題が残っています。久保建英は、オヤルサバルの強烈なシュートが弾かれた跳ね返りを、ほぼ無人のゴールを目の前にしながら枠の上に外してしまいました。現地メディアからは「アノエタの観客席にシュートを打ち込んでしまい、自信を失っているように見える」と手厳しい評価を受けています。
また、主将のオヤルサバル自身も、中盤以降は明らかな疲労困憊でパスミスが目立ったものの、後半48分には相手の決定機を阻止するために70メートルをスプリントして追いつき、シュートを妨害するという並外れた執念のプレーでクリーンシートの維持に貢献しています。(via DiarioVasco / Estadio Deportivo)
【本日の総括】
エルチェ戦に向けて、怪我を克服したパチェコの復帰や、期待の新戦力サールの先発起用など、ポジティブな好材料が揃いました。指揮官が日本の緑茶をきっかけに本調子ではない久保建英と個別に語り合い、その復活に向けて絶対的な信頼を約束したエピソードは胸が熱くなる話題です。前節セルタ戦で見せたアランブルの圧倒的な闘志やオヤルサバルの魂のスプリントをエルチェの地でも発揮し、何としてもリーグ2勝目を掴み取ってほしいところです。