サンタンデールでの「呪われた歴史」に挑むラシン戦 過去1部アウェイ戦は7戦全敗の相性
ラ・リーガの過酷なスケジュールの中、エルチェは第3節でラシン・サンタンデールとのアウェイ戦に挑みます。バルセロナ戦での手痛い黒星から教訓を得たマルティン・アンセルミ監督は、ビルドアップ時の致命的なミスの修正を図り、週末の金曜日19時キックオフのゲームに備えています。
しかし、遠征先であるサンタンデールは、エルチェにとって1部リーグの歴史において「呪われた地」として立ちはだかります。過去1部リーグにおけるサンタンデールでのアウェイ戦は、7回対戦して7敗と、引き分けすら一度もない完全な鬼門です。この最悪の相性は40年以上前に遡ります。
直近の1部での対戦は41年前の1984-1985シーズン第24節。当時最下位に沈んでいたエルチェは、敵地でオウンゴールと失点を重ねて0-2で敗戦。そのまま2部へ降格し、1部復帰までに3シーズンを要する苦い経験となりました。
さらに歴史を遡ると、初対戦となった1960-1961シーズンの1960年11月20日には1-5と大敗を喫しています。エルチェはイボラがゴールを決めたものの、すでに5失点(マニータ)を許した後でした。その翌年も1-3で敗れています。
直近の対戦は2023年3月2日の2部リーグ第29節。エルチェが勝ち点50で首位、ラシンが3位という大一番でしたが、この時もアウェイで0-2と完敗を喫しました。幸いこのシーズンはエルチェが最終的に2位で1部昇格を決め、ラシンはプレーオフで敗退したものの、サンタンデールは常にエルチェにとって高い壁であり続けています。この歴史の呪縛を解き放ち、今季初勝利を掴むための戦いが幕を開けます。 (via SPORT)
負傷者ヤゴとボアヤルのリハビリ状況と新戦力オソリオの練習合流
チームは今週2回目の練習セッションを行いました。このトレーニングにおいて、チームの戦力状況に明暗が分かれています。
まず離脱組に関しては、ヤゴ・デ・サンティアゴとアダム・ボアヤルの2名が引き続き別メニュー調整を余儀なくされています。ヤゴ・デ・サンティアゴは今年5月に膝の関節鏡手術を受けており、現在は復帰に向けたリハビリテーションを辛抱強く続けています。また、アダム・ボアヤルはプレシーズン開幕時に負った筋肉系の怪我の回復プロセスに専念しています。
一方で、明るいニュースもあります。ここまで未出場だった新加入のアビエル・オソリオが、今週は他のチームメイトたちと共にトレーニングを消化しました。オソリオのコンディションは良好であり、今週金曜日のラシン・サンタンデール戦で先発、あるいは試合メンバーとして出場できる万全の状態が整っています。 (via SPORT)
移籍市場最終盤における補強の緊急性と複数選手獲得への動き
開幕2試合を終えていまだ勝利のないエルチェは、マルティン・アンセルミ監督が掲げる1部残留という目標を達成するため、移籍市場での補強を急ピッチで進めています。
特にバルセロナ戦で露呈したチームの様々な弱点を埋めるため、アンセルミ監督が求める特定の戦力プロファイルを持った新戦力の獲得が必要不可欠です。市場の閉幕が数日後に迫る中、フロントは複数のポジションでの補強に動いており、選手の放出と獲得の両面において、この最終盤が決定的な時間になります。 (via SPORT)
警察組合がバルサに猛反論 スタジアム周辺でのファン逮捕劇に「完璧で妥当な対応」と主張
バルセロナ戦の前にスタジアム周辺でカタルーニャの独立旗を所持していた未成年のバルセロナサポーターが警察に拘束された騒動をめぐり、大きな波紋が広がっています。
この事件に対し、過剰警備と人権侵害を主張して抗議声明を発表したFCバルセロナに対し、警察組合(SUP)はウェブサイト上で公式声明を発表し、真っ向から反論しました。
警察組合側はバルセロナ側の主張を全面的に拒否し、介入部隊の行動を『非の打ちどころがなく、状況に対して十分に比例した適切なものであった』と全面的に擁護しています。
警察組合の主張によれば、このファンは単に旗を所持していたから拘束されたのではありません。その旗を『周囲を挑発し、人種差別的なチャントを煽動・伴うための道具として利用していた』ためだと説明しています。
さらに、警察官が身元確認のために書類の提示を求めた際、この少年が先に警察官に対して物理的な暴行を加え、続けてもう1人の警察官にも手を上げたとしています。地面に制圧された後も、少年は激しく抵抗して警察官に蹴りや唾を吐きかけ、さらに『警察官の家族に対する汚い侮辱の言葉』を浴びせ続けたと主張しています。
警察組合は、この衝突をただの声明の応酬で終わらせるべきではないと考えており、客観的な映像や複数の証言など、利用可能なすべての証拠を提出して徹底的に分析する方針です。その上で『我々は必要な場所へどこにでも出向き、徹底的に責任の所在を追及する』として、自らの正当性を証明する構えを見せています。なお、バルセロナ側はこれ以上の反論は行っていませんが、次回の試合でこの拘束された少年に対する何らかの支援アクションを計画しているとみられます。 (via SPORT)
【本日の総括】
エルチェは次節、1部リーグで歴史的に勝てていない鬼門サンタンデールでのラシン戦に挑みます。負傷者の状況に懸念は残るものの、オソリオの復帰は好材料であり、アンセルミ監督はビルドアップの修正に努めています。一方で、バルサ戦前のサポーター拘束劇を巡っては警察組合が猛反論を展開し、移籍市場閉幕直前の補強の動きと共に、ピッチ内外で緊迫した状況が続いています。
