ニコロ・トレソルディ バルサが夏に獲得断念もアーセナルなど欧州強豪が争奪戦へ
ブルージュに所属するドイツU-21代表FWのニコロ・トレソルディに対し、プレミアリーグのアーセナルが獲得レースに本格参戦している。さらに欧州の複数クラブが来年1月の獲得を検討しているという関心が報じられた。今夏の移籍市場閉幕の数日前にはFCバルセロナが具体的な獲得交渉を進めていたものの、高額な移籍金が壁となり獲得を見送った経緯がある。
今シーズン驚異的な飛躍を遂げている若いストライカーは、圧倒的な得点能力でヨーロッパ中の注目を集めている。ブルージュの攻撃を牽引する存在として公式戦12ゴールを叩き出しているほか、ドイツU-21代表の試合でも4ゴールを積み重ねる素晴らしい数字を残してきた。ベルギーリーグのレベルに疑問を呈する声を払拭するように、チャンピオンズリーグの舞台でも3試合で4ゴールを記録し、インテルとのアウェイ戦ではハットトリックを達成してみせた。
こうした圧巻のパフォーマンスを受けて、Sky Sportのフローリアン・プレッテンベルク記者は、アーセナルをはじめとする複数の強豪クラブが獲得に向けて動き出していると伝えた。実は前回の移籍市場の締め切り直前、前線の強化を模索していたバルセロナもこの才能に強い関心を示していた。しかしながら、ブルージュ側が要求した約5000万ユーロという強気の移籍金設定に対し、バルセロナの財務状況では交渉を開始することすらできずに断念せざるを得なかった。
ターゲットの変更を余儀なくされたバルセロナは、フリアン・アルバレスの獲得交渉も難航した末に、最終的にガブリエウ・ジェズスの確保へと舵を切ることになった。一方のトレソルディはブルージュに留まり、ヨーロッパ最高峰の舞台で自身の価値を証明し続けている。そうしたなかで訪れる冬の移籍市場では、今夏を遥かに凌ぐ規模の争奪戦へ発展する可能性が高まっている。
この一連の動きが意味するのは、バルセロナのスカウティング部門がトレソルディの持つ潜在能力を正しく見抜いていたという事実と、当時のクラブの資金的制約が将来のスター獲得を阻んでしまったという現実だ。1月の移籍市場で価値を急速に高めた若手FWがどのクラブへステップアップを果たすのか、その決断のゆくえから目が離せない。(via SPORT)
【本日の総括】
今夏の補強の遅れや財務的な制約が、シーズンの重要な局面で各クラブの明暗を分けつつある。とりわけ守備の破綻に苦しむバルセロナにとって、来年1月の移籍市場はタイトル奪還に向けた最後の補強の機会となる。新戦力の獲得や過去のターゲットの動向を含め、冬の市場に向けたクラブの決断が注目される。