2週間前に契約延長したばかりの指揮官がライプツィヒへ引き抜き
✅ 後任監督の最有力候補ルイス・カリオン
攻撃的サッカーを掲げる再建のスペシャリストが1部復帰に向けて就任間近
✅ ヤン・ビルギリの去就とバルセロナの思惑
チーム降格で市場価値が下落したアタッカーの買い戻しと転売の可能性
デミチェリス監督の電撃退任と違約金問題
👔 マジョルカの監督を務めるアルゼンチン人のマルティン・デミチェリスが、クラブを去りドイツ・ブンデスリーガのRBライプツィヒの指揮官に就任することが決定的となっている。
デミチェリスはわずか2週間前にマジョルカと2028年までの2シーズンの契約延長にサインしたばかりであり、セグンダ・ディビシオン(2部)に降格したチームを率いて1部復帰のプロジェクトを主導することをファンに約束していた。この突然の裏切り行為とも言える事態に対し、マジョルカのCEOであるアルフォンソ・ディアスは地元テレビ局のインタビューで怒りを隠さず、『彼は現在もレアル・マジョルカの監督であり、もし誰かが彼を欲しがるのであれば、契約解除金を支払わなければならない』と強い口調で主張した。
さらにドイツへの電撃移籍の噂についても、『噂があることは確かであり、何かが起きているのは明らかだ。しかし繰り返すが、もし誰かがデミチェリスを連れ去りたいのであれば、お金を支払う必要がある』と明言している。マジョルカのフロント陣はRBライプツィヒからのオファーをメディアの報道を通じて初めて知ったとされており、決して彼を安売りしないという断固たる姿勢を貫いている。RBライプツィヒがマジョルカに支払うべき違約金は約250万ユーロに設定されており、この支払いが完了次第、退任が成立する見込みだ。(via Mundo Deportivo)
後任監督の最有力候補ルイス・カリオン
🎯 マルティン・デミチェリスの流出が避けられない状況となり、マジョルカのスポーツディレクターであるパブロ・オルテイスは既に後任人事に向けて精力的に動いている。ガルシア・ピミエンタやアルベルト・リエラといった名前も新監督の候補に挙がっていたが、最終的にルイス・カリオンの就任が今週中にも決まる見通しとなっている。
1979年2月7日生まれのバルセロナ出身であるカリオンは、プリメーラ(1部)において未勝利試合数のワースト記録を持つという苦い過去があるものの、直近のレアル・オビエド時代に見せたポゼッションと攻撃性を重視する魅力的なサッカースタイルが高く評価されている。マジョルカはまさにその戦術をチームに浸透させることを求めている。さらに彼には、2021年1月に降格圏に沈んでいたカルタヘナの監督に就任して見事にチームを残留に導き、その後の2シーズンで9位という好成績を残したという再建のスペシャリストとしての実績もある。
マジョルカはカリオンとの契約にあたり、オビエドで解任された際のコーチングスタッフを連れてこないことを条件として提示しており、マジョルカの組織内にいる既存のスタッフをテクニカルエリアに配置するよう求めている。現在、RBライプツィヒからの約250万ユーロの違約金支払いが完了するのを待っている状態であり、この問題が解決し次第、1年での1部リーグ復帰という至上命題を託されるカリオンの就任が正式に発表される段取りとなっている。(via Mundo Deportivo)
ヤン・ビルギリの去就とバルセロナの思惑
📉 マジョルカのセグンダ・ディビシオン(2部)降格は、所属選手の去就と市場価値にダイレクトな影響を及ぼしている。その影響を最も大きく受けているのがカタルーニャ出身のサイドアタッカー、ヤン・ビルギリだ。チームの降格により、彼の市場価値は3000万ユーロから1200万ユーロへと半分以下に急落してしまった。
この状況を機敏に察知し、今後の動向を画策しているのが彼の古巣であるFCバルセロナだ。バルセロナのスポーツディレクターを務めるデコは先日、マジョルカのフロント陣と直接会談の場を持ち、ビルギリの将来について複数のシナリオを協議した。バルセロナは過去に彼をマジョルカに放出した際、将来の移籍金の40%を受け取る権利とともに買い戻しオプションを契約に組み込んでいた。
マジョルカが1部リーグに残留していれば発動が難しかったオプションだが、降格によって状況は一変した。この夏、他のクラブからマジョルカへビルギリ獲得のオファーが届く可能性が極めて高いため、バルセロナは自ら買い戻しオプションを行使して彼を一度再獲得し、現在の市場価値である1200万ユーロを上回る金額で他クラブへ転売して差額の利益を得るというビジネスモデルを真剣に検討している。
一方で、バルセロナが自チームの戦力として彼を手元に残すという選択肢もゼロではないが、アンソニー・ゴードンの新規加入などにより左サイドのポジション争いが過熱しているため、その可能性は薄いと見られている。マジョルカにとっては主力選手の流出危機であると同時に、バルセロナの思惑が絡む複雑な夏の移籍市場の焦点となっている。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
2部降格の余波が広がるマジョルカ。契約延長直後のデミチェリス監督の電撃退任という波乱の中、違約金250万ユーロの回収と同時に、再建を託す新指揮官ルイス・カリオンの招聘が急ピッチで進んでいます。さらに市場価値が急落したヤン・ビルギリを巡るバルセロナの買い戻し・転売の思惑も絡み、1年での1部復帰に向けた激動のオフシーズンが幕を開けました。