W杯を席巻する「銀河系軍団」のスタッツとエピソード
🌍 無冠に終わったクラブでの鬱憤を晴らすかのように、レアル・マドリードの選手たちがW杯で圧倒的な存在感を放っている。クラブ別の合計ゴール数では、クリスタル・パレスとPSGの6ゴールを大きく引き離し、9ゴールで単独トップに立っている。
キリアン・エンバペはセネガル戦(3-1)とイラク戦(3-0)でそれぞれ2ゴールを挙げ、計4ゴールを記録。W杯通算16ゴールに到達し、ミロスラフ・クローゼと並び、リオネル・メッシ(18ゴール)に次ぐ歴代2位タイとなった。イラク戦ではMVPを獲得している。
エンバペはキャプテンとしてリーダーシップを遺憾なく発揮している。新加入のコナテのそばに寄り添い、移籍の噂に晒されるオリセを守り、批判を浴びていたデンベレを『前半、彼が一番流動的なプレーをしていた。彼がニアカテをポジションから引きずり出して僕が動くスペースを作ってくれたからマイケル(オリセ)はパスを出せた。スタッツには表れないが同じくらい重要だ』と戦術的に擁護した。さらにイラク戦後には帰りの飛行機の中でギ・ステファン助監督やオリセと戦術分析を行う姿が公開された。
イラク戦での豪雨による中断時には、自ら従業員からローラーを奪ってピッチの水を掻き出す姿が話題となった。『怒っていたわけじゃない。僕たちが攻撃する側が水浸しだったのに、守備する側ばかり20分も掃除していて不公平だったからだ。選ばなければならないなら、攻撃する側を掃除して、反対側でプレーを遅くしてほしかった(笑)。でも彼らのせいじゃない、そこへ行くように言われたんだからね』とユーモアを交えて振り返った。最多得点記録を争うメッシについては『彼がゴールを決めることは分かっていたし、これからもずっとそうだ。クリスティアーノと並んで最高だ。彼が何をしているかは気にしない、そうすると自分はもっとやらなければならないと分かっているからね』と敬意を表した。
ジュード・ベリンガムはイングランド代表としてクロアチア戦(4-2)で1ゴール、ガーナ戦(0-0)でMVPを獲得。トーマス・トゥヘル監督はファンからの批判に耐え、モーガン・ロジャースよりも彼を信頼して起用している。ベリンガムはガーナ戦後、『私はマン・オブ・ザ・マッチにふさわしくなかった。ガーナの選手が選ばれるべきだった』と謙虚に語った。
オーレリアン・チュアメニはノルウェー戦を前にボストンのベントレー大学での記者会見で、アーリング・ハーランドの脅威について『彼はいつでもゴールを決めることができる。ワールドクラスで決定的だ。気を抜けば高い代償を払うことになるかもしれない』と警戒を強めた。エンバペについては『彼と一緒にプレーできるのは幸運だ。彼がいつもとても強く、重要な瞬間に試合を決める。それが彼の秘密の一つだ』と語った。
また、アントニオ・リュディガーは左足首靭帯損傷で離脱したシュロッターベックの代役としてエクアドル戦にスタメン出場したが、前半20分にパスミスでボールを外に出す場面があった。
ホセルは現在カタールのアル・ガラファでプレーしているが、セビージャが獲得に関心を示している。イケル・カシージャスのポッドキャスト『Bajo Los Palos』で、フリーとなったダニ・カルバハルとの再会を熱望した。『彼を説得して、最後の数年間をどこか同じ場所で一緒に過ごせたらいいな。特に家族のこともあるから、最高だろうね。サッカーが僕たちにあと2年一緒にやらせてくれたらいいな。同じチームでなくても、同じ国ならね』と語った。また、マドリード退団については『マドリードを離れるという決断は一生後悔するだろうね。あそこで経験したことは二度と経験できないから。でも、子供たちや妻、彼らの未来を考えるという決断は、今はどんなスポーツの問題よりも優先されると思う』と胸の内を明かしている。(via SPORT, MARCA, Estadio Deportivo)
バエナが語るバルベルデとの因縁と引退危機
🗣️ W杯のグループリーグ最終戦でスペイン代表とウルグアイ代表が激突するのを前に、ビジャレアル(現在アトレティコ・マドリード所属)のアレックス・バエナが、レアル・マドリードのフェデ・バルベルデから駐車場で顔面を殴打された過去の事件について、COPEの『El Partidazo』で赤裸々に語った。
『バルベルデの件はターニングポイントだった。起きた全てのことでサッカーを辞めそうになった』と告白。『自分よりも家族が受けた影響の方が大きかったが、ちょうどサッカーを辞めようとしていた時にルイス(デ・ラ・フエンテ)が初めて招集してくれた。それが転機となり、家族と以前から診てもらっていた心理士のおかげで少しずつ立ち直ることができた』と明かした。
騒動の大きさについては『SNSでの批判、私と家族への殺害予告、テレビをつければ自分が出ている…1部リーグで1年半か2年目で、世界的にこんなに反響があったのは初めてだった。相手がレアル・マドリードだからだ。とても、とても傷ついた出来事だった』と振り返った。
しかし、現在は遺恨はないという。『もうずっと前に許している。昔は根に持つタイプだったが、今は全くそうではない』。W杯での再会についても『バルベルデと対戦することに緊張はない。見たところ、彼の方が少し緊張しているようだ。私たちはいつもこの点に関してはお互い敬意を払っており、握手をしてきた』と語った。
さらに『おそらく彼は私に執着しているのかもしれない。彼がまだ恨みを持っているのか、許したのかは誰も彼に聞いていない。あのプレー(最近のバルベルデのタックルなど)を見ると、私に執着しているように見えるね』とチクリと刺しつつも、サッカーではすべてが早く過ぎ去ることを強調した。
また、ロッカールーム内でオーレリアン・チュアメニがバルベルデを殴ったという噂についても言及。『チュアメニがバルベルデを殴ったなんて信じられなかった。ロッカールーム内にはある程度の緊張やいざこざはあるものだが、それ以上になることはない。信じなかった…たくさんのメッセージをもらったが、返信すらしていない。そういうものを受け取ったときは、たとえとても親しい人からでも返信しない。話題を変える。私はそのことについてはとても落ち着いている』と一蹴した。(via SPORT, ElDesmarque)
【本日の総括】
モウリーニョ新体制が本格始動し、移籍市場での積極的な動きやキャプテン制度の改革など、クラブは大変革の時を迎えています。一方でW杯では所属選手たちが圧巻のパフォーマンスを披露しており、特にヴィニシウスの活躍と契約問題は今後の大きな焦点となりそうです。