モウリーニョ新監督の所信表明と過激なW杯展望
🎙️ ジョゼ・モウリーニョはレアル・マドリードの監督就任後、アデバヨ・アキンフェンワのポッドキャスト『Beast Mode On』で2度目となる長時間のインタビューに応じた。7月13日にバルデベバスで本格的な仕事を開始するポルトガル人指揮官は、W杯で最も楽しみにしていることを問われると、笑いを交えながら極端な本音を漏らした。
『本当のことを言ってほしいか?レアル・マドリードの選手たちには全員負けてバカンスに行ってほしいね。プレシーズンに向けて彼らには早く戻ってきてほしいからだ』
一方でW杯のグループリーグ自体にはあまり関心がないようで、『10分経つとスイッチを切ってしまう。7-1や5-1なんてあり得ない。これがワールドカップだ』と語り、ベスト16から本気で観戦を始める構えだ。優勝候補にはイングランド、フランス、スペイン、アルゼンチン、ブラジル、そして『信じられないチーム』と評するポルトガルを挙げた。
ロッカールームの粛清の噂については明確に否定している。『私がここに来て、昨シーズン問題があったとされる最高の選手たちの一部を追い出すだろうという記事を読んだ。いやいや、私は彼らを求めている。最高の選手たちを求めている』と断言した。
『これからは、以前のシーズンで抱えていたような問題を持たないチームを作る方法を見つけなければならない。最高の人材を持つことは、監督が持てる最高の問題だ。もしあまり良くない選手たちと問題を抱えているなら、それは大きな問題だ。偉大な選手は偉大な選手なのだ』
求める選手像についても明確な基準を示している。『「この選手は信じられないほどのクオリティを持っているが、フィジカルがあまり良くない」と人々は言う。それならダメだ。あるいは「ものすごくクオリティがあるが、波がある」と言う。それも偉大な選手ではない。偉大な選手は完全なパッケージでなければならない。技術的に優れ、フィジカル的にも優れ、精神的にも優れ、さらにチームプレーヤーでなければならない』
また、自身の過去のイメージについても言及した。『ジョゼとモウリーニョは全く違う。私はその両方に自分を見ることができる。私は単にナイスで、バランスが取れていて、分析的な男というだけではない。自分自身に挑む者、ナイスではない者、ユーモアのセンス(時にはブラックユーモア)を持つ者、そして時には嫌な奴としての自分も見える』『若い頃はもっとモウリーニョだった。もっと衝動的で、自分が何を言うか、その結果がどうなるか決して考えなかった。経験を積むと、自分の本質を失うことなく感情を別の方法でコントロールすることを学ぶ。自分が何者であるかを失うわけにはいかない』
過去にサミュエル・エトーをサイドバックで起用したエピソードについては、自身の功績を否定した。『人々はあれがモウリーニョの奇跡だったと言うが、そうではない。私は何もしていない。彼が自分でやったんだ。彼はバルセロナに勝ちたかった。バルセロナを追い出したかった。何としてもチャンピオンズリーグで優勝したかったのだ』『私は奇跡は起こさないが、向上できる選手、向上したい選手を向上させることはできる』
監督としての日常については『勝った時は天国に行く時間はないし、負けた時は地獄に行く時間はない』と表現し、長く続けられる秘訣を『愛と情熱』と答えた。
これまでのキャリアで最高のロッカールームはどこかと問われると、一切の躊躇なく『レアル・マドリードだ』と答えている。
将来の代表監督就任の可能性についても扉を開いた。『私の自然の生息地はクラブサッカーだ。毎日練習し、週に3回試合をし、選手たちと一緒にいて、彼らと働き、彼らを理解し、彼らと議論し、ハグをし、キスをし、時には蹴りを入れる。だがW杯やEUROの感情を見ると、やりたいとは思う。いつかやるだろう』
『キャリアの初めは、自分自身や自分の成果、それが自分の未来にとってどういう意味を持つかについてもっと考えていた。今は、選手やファンのために何ができるかをもっと考えている。ローマで私たちがしたこと…それは、他の人々のために何ができるかを本当に理解した瞬間だった』と、より思慮深くなった一面も垣間見せた。(via SPORT, MARCA)
揺れるキャプテン人事とサミ・ケディラ入閣案
©️ ルカ・モドリッチとルーカス・バスケスの退団により、クラブの在籍年数順のルールに従い、2025/26シーズンのキャプテンはダニ・カルバハル、フェデ・バルベルデ、ティボー・クルトワ、ヴィニシウス・ジュニオールの4名に指定された。しかし、クルトワを除く3名は過去に監督やチームメイトと問題を起こしている。
カルバハルは、前監督のアルバロ・アルベロアが右サイドバックのローテーションでカンテラ出身のダビド・ヒメネスを優先したことで関係が決裂した。バルベルデは、オーレリアン・チュアメニとの不快な衝突事件を起こしており、シャビ・アロンソ元監督の決定に対する不満も公言していた。さらにウルグアイ代表でも彼のキャプテンシーは疑問視されている。ヴィニシウスも同様にシャビ・アロンソへの不満を公にしていた。
この状況はピッチ内外でのリーダーシップの欠如を浮き彫りにしており、バルセロナのように選手間投票でキャプテンを選ぶ案も浮上している。
モウリーニョ監督は、キャプテンマークを誰が巻くかにかかわらず、ロッカールームの基準となる人物を明確にしている。特にベルナルド・シウバのヒエラルキーを高く評価している。指揮官の周辺は『リーダーシップ、競争心、勝利への渇望、そして何よりも忠誠心。初日から大きな家族の精神を築き、すべての選手が戦いに行く準備ができているという確信が必要だ』とその価値観を語る。
第一次政権(2010-2013)でのイケル・カシージャスやセルヒオ・ラモスらとの衝突の経験から、グループ管理の方向転換が必須となっている。その際、指揮官の側に留まり続けたサミ・ケディラが、かつてペペが担うと噂された「ロッカールームとのパイプ役」として入閣する可能性が浮上している。
モウリーニョのリーダー論は明確だ。『リーダーではないキャプテンもいたし、キャプテンではないリーダーもいた。私にとってリーダーとは責任を負う者だ。チームにリーダーが多ければ多いほど良い』。彼はFCポルト時代、ハーフタイムに0-2で負けていた際、激怒してロッカールームに向かう自分をジョルジュ・コスタ(昨年8月に急逝)が引き止め、先に中に入ってチームを鼓舞し、結果的に3-2で逆転勝利を収めたエピソードを引き合いに出し、『あれがリーダーだ。リーダーはあなたを助け、あなたの仕事を簡単にする』と語っている。(via SPORT)