サラリーキャップと財政計画
レアル・オビエドはフリアン・カレロ新監督の下で新シーズンの陣容を整えている。ラ・リーガが定めるサラリーキャップの制限により、チームの最大支出額は1450万ユーロと見積もられている。この厳しい上限枠を広げるための最も現実的な手段は、既存選手の売却である。スポーツディレクター陣は今後の移籍市場での動きを視野に入れており、カレロ監督自身も就任時の会見で『クラブの経済的な理由により、1件から2件の選手売却が行われるかもしれない』と明確に認めている。現在、クラブのテーブルに具体的なオファーは届いていないものの、今後数週間のうちに動きが出ることが予想されている。(via SPORT)
ハイセム・ハッサンの移籍事情
現在、オビエドに利益をもたらす可能性のある選手の筆頭がハイセム・ハッサンである。ここ数週間、彼がオビエドの選手として過ごす時間は残りわずかだという見方が強まっている。実際に、マジョルカでの最終戦を終えた後、選手自身が退団の可能性を匂わせていた。冬の移籍市場では、トルコのトラブゾンスポルから600万ユーロに加えてウクライナ人FWダニロ・シカンを譲渡するという好条件のオファーが届いていた。クラブはこれを検討したものの、残留争いにおいて彼の力が不可欠だと判断して拒否した。しかし、その後の彼のパフォーマンスは徐々に下降線をたどる結果となった。売却にあたっての大きな障壁は、ビジャレアルが彼の将来の移籍金の40%を受け取る権利を保持している点である。仮に1月に提示された600万ユーロで売却したとしても、オビエドの手元には360万ユーロしか残らない計算になる。(via SPORT)
イリアス・シャイラの去就と売却益
もう一人の注目選手がイリアス・シャイラである。モロッコ出身のこのウインガーは、原則としてチームに残留し、カレロ監督の攻撃陣を牽引するリーダーの一人として期待されている。しかし、昨シーズンは36試合に出場して6ゴール2アシストという見事な成績を残したため、チーム内で最も市場価値が高い選手の一人となっている。現時点で正式なオファーは確認されていないが、時期が来れば声がかかることは間違いない。オビエドは、他の放出候補選手の売却が難航した場合、サラリーキャップを拡大するための直接的な解決策としてシャイラの売却も検討する構えである。彼に関しても、権利関係が複雑である。オビエドは昨夏、150万ユーロで彼を獲得したが、前所属のジローナが将来の売却額の50%を保有している。ただし、この50%はオビエドが支払った150万ユーロを差し引いた利益部分に対して適用される。例えば、移籍市場での評価額である400万ユーロで売却した場合、オビエドは初期投資の150万ユーロに加え、残りの250万ユーロの半額である125万ユーロを受け取り、合計275万ユーロを手にする。一方のジローナは125万ユーロを受け取ることになる。(via SPORT)
クラブの過去の記憶と小ネタ
レアル・オビエドは過去の昇格プレーオフでミランデスと対戦した際、初戦で敗れたものの、本拠地カルロス・タルティエレでの第2戦で見事な逆転勝利を収め、昇格を成し遂げた輝かしい歴史を持つ。現在は1部から降格し、再びセグンダ・ディビシオンを戦うライバルとしての立場となっている。また、現在ジローナの新監督候補として名前が挙がっているハビ・カジェハも、過去にオビエドで指揮を執った経験を持つ指導者の一人である。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
レアル・オビエドは1450万ユーロのサラリーキャップを拡大するため、ハッサンやシャイラら主力の売却を検討中。他クラブが保有する移籍金分配の権利が今後の交渉の鍵を握る。