待望の今季初白星!アウェイの地バライードスでセルタを2発撃破

セルタのホームであるバライードスで行われたラ・リーガ第3節で、アスレティック・ビルバオは0-2の完勝を収め、待望の今季初白星を手にしました。⚽️

試合が動いたのは前半20分。アレックス・ベレンゲルがエリア手前で鮮やかに相手からボールを奪うと、ディフェンダー2人を翻弄しながら右足を一閃。美しい放物線を描いたシュートがゴール奥へと吸い込まれ、待望の先制点がもたらされました。その興奮が冷めやらぬわずか2分後の前半22分、中盤での美しい連動からイニゴ・ルイス・デ・ガラレタが絶妙なダイレクトパスを前線へ送ると、これに素早く反応したロベルト・ナバロが相手守備陣の隙を突き、ゴールキーパーとの1対1を冷静に制して電光石火の追加点を奪いました。🔥

試合立ち上がりには、セルタの素早いカウンターからフェラン・ジュトグラのラストパスに反応したウィリオット・スヴェドベリに決定的な場面を作られる冷や汗もののシーンもありましたが、守護神ウナイ・シモンが鋭い反応のセーブでゴールを死守。この大ピンチをしのいだことでチームは勢いに乗りました。その後もアスレティックは攻撃の手を緩めず、オイアン・サンセのミドルシュートやアイメリック・ラポルテのヘディング、イニャキ・ウィリアムズの至近距離からの決定的なシュートなど、惜しい場面を何度も創出。相手GKアンドレイ・ラドゥの驚異的なファインセーブの連発によってさらなる追加点こそ阻まれたものの、終始圧倒的な攻撃力を示しました。前半終了間際には相手のジュトグラにヘディングシュートがクロスバーを直撃するひやりとする場面もありましたが、リードを守ってハーフタイムを迎えます。👍

後半に入ると、セルタの指揮官クラウディオ・ジラルデスが4選手を同時に交代させる大胆な策に出て攻勢を強めてきました。アスレティックは後半55分にサンセがグラウンダークロスから決定的なチャンスを迎えるもシュートは枠を外れ、その後は相手のカール・スターフェルトに決定的なヘディングシュートを許すなど防戦に回る時間帯が増えました。

ここでテルジッチ監督は、後半64分にイニャキ・ウィリアムズ、ガラレタ、サンセに代えてゴルカ・グルセタ、ミケル・ハウレギサール、ペイオ・カナレスをピッチへ投入。さらに後半73分にはロベルト・ナバロに代えてニコ・ウィリアムズをピッチに送り込みます。ニコは得意のドリブルから鋭いシュートを放つなど相手の脅威となりましたが、試合はそのまま0-2でタイムアップ。アウェイの地で勝負強さを見せ、今季初の勝ち点3を手にしました。(via SPORT)

メディアボイコットはなぜ行われたのか?選手たちが明かす本当の理由と沈黙の解除

前節のバルセロナ戦後に選手たちが一丸となって取材を全面拒否し、クラブ内部の不穏な空気が心配されていたメディアボイコットですが、今回のセルタ戦後に選手たちがついに沈黙を破り、その真相を明かしました。🗣️

守護神のウナイ・シモンは、バルセロナ戦での取材拒否についてメディアやファンに謝罪をしつつ、その意図を説明しました。シモンは、あのボイコットが『フロントや会長に対して、選手たちの強い意思を示すためのシグナルを送る手段だった』と言及。試合前にジョン・ウリアテ会長との面談を求めていたものの、それが実現しなかったことが直接の引き金になったと語りました。

さらにシモンは、問題の本質がメディアで報じられていたチケット配布の撤回問題だけに留まらないと明言。シモンは、『私たちは数シーズン前から引きずっている小さな問題が、どんどん膨らんでしまっている現状を憂慮していた。これは、クラブの一般従業員や女子チームの選手たちが直面している問題に対する連帯を示すための行動だ。チケットの問題だけではない。もしチケット代を自分たちで払わなければならないなら喜んで払う。ピッチ外の余計な騒音を早く終わらせるために、しっかりと話し合って解決したい。会長やフロントとの関係自体は良好だが、プロフェッショナルとしてお互いに考えていることを率直に言い合う必要がある』と力強く語りました。

また、キャプテンのイニャキ・ウィリアムズもシモンの言葉に深く同意し、『私たちはクラブの他の従業員たちが行っている抗議活動に寄り添い、連帯を示した。この件についてはすでに理事会との会談が予定されている。アスレティックが常に素晴らしいクラブであり続けるために、小さな対立や問題を速やかに解決したい』とコメント。さらにイニャキは、『これは決して子供のわがままなどではない。本来ならチームの内部で解決すべき小さな問題だったが、従業員や女子選手たちの声をフロントや世間に届けるためには、このボイコットという手段を取るしかなかった。近いうちに全員が納得して、ハッピーになれる結末を迎えられるよう願っている』と述べ、クラブ全体の団結と待遇改善を求めるための連帯であったことを強調しました。(via MARCA)

初勝利に満面の笑み!テルジッチ監督が語るほぼ完璧な前半とさらなる進化への野心

ついにアスレティック・ビルバオの指揮官として待望の初白星を手にしたエディン・テルジッチ監督は、試合後の記者会見で喜びを隠せませんでした。😁

テルジッチ監督は会見の第一声で、『今日、私は監督として非常に幸せだ』と誇らしげに語り、選手たちが見せたハイパフォーマンスに最大級の賛辞を送りました。特に前半のクオリティについて、『前半の出来は本当に素晴らしかった。我々が目指す高い位置からの鋭いプレッシングが完璧に機能した』と称賛。その一方で、『ほぼ完璧な内容だったが、前半のうちに試合を完全に決定づけるチャンスがいくつもあった中で、決めきれなかったミスもあった』と、冷徹に課題を指摘することも忘れませんでした。

さらに指揮官は、『この勝利はチームに素晴らしい自信と落ち着きを与えてくれる。しかし、これが今シーズンのアスレティックの最高傑作であってほしくない。ここが天井ではなく、さらなる進化の始まりにすぎない』と語り、チームがさらなる高みへ到達することを期待する貪欲な姿勢を見せました。

また、選手たちが試合後にメディアボイコットを解除したことについて問われると、『それは私の職務領域ではない。クラブ内部で解決すべきプライベートな問題だ』と一線を画しつつも、『今日のピッチ上で見せたチームの一体感と圧倒的なパフォーマンスそのものが、力強い声明になっていた』と語り、逆境を跳ね返して戦った選手たちを称えました。最後に、『我々は共に喜び、共に苦しみ、共に進むチームだ。この偉大なクラブの一員であることを心の底から誇りに思う』と語り、チームとの強い絆をアピールしました。(via Mundo Deportivo)

司令塔ガラレタが今季初先発で大暴れ!指揮官も惚れ込む静寂と落ち着きの重要性

バライードスでの大きな収穫の一つが、中盤の絶対的な大黒柱であるイニゴ・ルイス・デ・ガラレタの先発復帰と、その圧巻のパフォーマンスでした。✨

怪我などの影響で開幕から先発を外れていたガラレタですが、この試合で今季初のスタメンに名を連ねると、ブランクを感じさせない極上のクオリティを披露。ピッチの中央でテンポを支配し、前半22分のロベルト・ナバロの追加点シーンでは、息をのむような鋭いダイレクトパスをエリア内へ送り届けてアシストを記録するなど、チームの全得点に大きく貢献しました。

テルジッチ監督も彼の獅子奮迅の活躍に完全に魅了され、試合後に『彼は中盤に素晴らしい落ち着きと静けさをもたらしてくれた。ボールロストが極めて少なく、ポジショニングを含めてほぼ完璧な試合をしてくれた』と最大級の賛辞を贈りました。

さらに指揮官は、相手の激しいプレッシングに直面した際、ゲームのテンポをいつ緩め、いつ攻撃のスピードを上げるべきかを瞬時に判断できるガラレタの並外れたゲームメイク能力を高く評価しており、『中盤のあのポジションで、彼は私たちのチームを大きく助けてくれる存在だ。アスレティックのフットボールを構築する上で、彼の力は絶対に必要不可欠だ』と語り、新体制における不動の司令塔として絶大な信頼を寄せていることを明らかにしました。(via MARCA)

伝統のシステムを封印!テルジッチ監督が施した4-1-4-1の奇策ハイプレス戦術

エディン・テルジッチ監督は、これまでのアスレティックで定着していたお馴染みの4-2-3-1システムを封印し、中盤の構成をガラリと変えた4-1-4-1という驚きの新フォーメーションをセルタ戦で採用しました。⚙️

この戦術では、ベニャト・ゲレナバレーナをワンアンカーに据え、その一列前にガラレタとサンセを配置。ガラレタは攻撃時に積極的に前線へと顔を出し、2列目のタレントたちを力強くサポートしました。さらにこのシステムを機能させたのが、前線からの果敢なハイプレスです。相手のビルドアップに対して両サイドバックが非常に高い位置まで飛び出してプレッシャーをかけるアグレッシブな守備を徹底し、セルタに自由な組み立てを一切許しませんでした。

キックオフ直後はこの急進的な戦術調整が馴染みきれず、セルタにカウンターから抜け出されて守護神ウナイ・シモンが1対1を止める危ないシーンを2度ほど作られましたが、一度守備の歯車が噛み合うと戦況は一変。中盤で次々とボールを奪取し、前半はセルタを完全にハーフコートに押し込むことに成功しました。

一方で、後半に入りハーフタイムでの4枚替えを行ったセルタが怒涛の反撃を仕掛けてくると、テルジッチ監督は素早く対応。チームを低い守備ブロックであるブロック・バホへとシームレスに移行させ、守備の堅牢性を保ちながらカウンターからニコ・ウィリアムズらが好機をうかがうという、非常に柔軟で多才な二面性のゲームマネジメントを示しました。(via Mundo Deportivo)

先発7名を大幅に入れ替え!最新のチーム構成と4名の負傷欠場者情報

前節のバルセロナ戦での完敗からバウンスバックを図るべく、テルジッチ監督はセルタ戦で先発メンバーを前節から実に7名も変更するというドラスティックな血の入れ替えを行いました。🔄

守備陣では、前節で大役を務めたウーゴ・リンコン、イェライ・アルバレス、そしてヨハネコに代わり、経験値抜群のジーザス・アレス、アイトール・パレデス、そして強行出場を果たしたユーリ・ベルチチェがスタメンに復帰。中盤ではハウレギサールとカナーレスに代わってゲレナバレーナとガラレタがコンビを組み、ウイングにはニコ・ウィリアムズとグルセタに代わり、ベレンゲルとロベルト・ナバロが起用されました。前節はベンチスタートだったイニャキ・ウィリアムズが本職の1トップに君臨し、攻撃の起点として抜群の輝きを放ちました。

このような選手層の厚さと競争力の高さを見せつけたアスレティックですが、チームは同時に多くの負傷者に苦しめられています。

この一戦では、アントニオ・ゴロサベル、ダニ・ビビアン、ベニャト・プラドス、そしてエギルスの計4名が負傷のために登録メンバーから外れており、満身創痍のスクワッドの中で全員の力を結集して掴み取った価値ある初勝利となりました。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

ピッチ外のメディアボイコット騒動を選手たちの強い連帯とピッチ上の圧倒的な勝利によって一気に解決へと導いたアスレティック・ビルバオ。テルジッチ監督が授けた新たな4-1-4-1の戦術と、復帰したガラレタのタクトが完璧に調和し、難所バライードスで極上のパフォーマンスを披露しました。怪我人を多く抱える状況ですが、この初勝利をきっかけにレオネスの快進撃がいよいよ幕を開けます。