ジローナFC

2部リーグに降格したジローナは、所属するウクライナ代表MFビクトル・ツィガンコフとの関係が完全に冷え込み、泥泥の様相を呈しています。クラブが降格したことで、ツィガンコフの契約解除金は3000万ユーロから1000万ユーロに引き下がりました。これを利用して今夏の移籍を強硬に求めるツィガンコフは、開幕戦のレガネス戦でプレーすることを拒否。キケ・アルバレス監督は試合後、ツィガンコフは招集メンバーに含まれておりプレー可能な状態だったと説明しましたが、本人はユニフォームを着ることを拒み、1-1で引き分けた試合をバルコニーから見つめていました。

クラブは即座にツィガンコフに対する公式な規律処分の手続き(懲戒手続き)を開始したと発表。これに対して選手は自身のSNS上で、クラブから送られてきた広報チームの許可なしでのインタビュー対応を禁止するメッセージのスクリーンショットを公開し、『いつかすべての真実を話す』と言い放ち反撃に出ました。サポーター組織であるジョベント・ジロニやペニャ(ファンクラブ)連盟も、契約期間中でありながらプロとしての最小限の義務を果たそうとしない彼の姿勢を敬意とコミットメントの欠如として強く非難しています。

一方でクラブは戦力補強も進めており、ラージョ・バジェカーノからガーナ代表の屈強なセンターバックであるDFアブドゥル・ムミン(28歳)をフリーで獲得し、3年契約を締結しました。さらに、かつてラ・マシアで育ちアル・イテハドなどにいたカタラン人MFウナイ・エルナンデスの復帰・獲得も発表し、ロッカールームの沈痛な空気を払拭しようと動いています。(via ElDesmarque / 3cat)

ブルゴスCF

ブルゴスは、レアル・ソシエダでペレグリーノ・マタラッツォ監督の構想外となっている23歳のFWジョン・カリカブルの獲得に向けて、すでに選手側と完全合意に達しています。カリカブルは昨季レーシング・サンタンデールにレンタルされ9ゴールを挙げるなど活躍しましたが、ソシエダに戻ってからは背番号も与えられない完全なデッドウッド状態でした。選手本人は、かつてソシエダの育成組織やトップチームで自身を重用してくれた恩師セルヒオ・フランシスコ監督との再会を強く望んでおり、ブルゴスへの移籍を最優先としています。

スポーツディレクターのミチュは裏で素早く立ち回り、ソシエダと残り1年の契約があるカリカブルの高額な年俸負担を抑えるべく、移籍金ゼロでの獲得や将来の売却時にソシエダ側へ一定の割合を支払う形式などの条件を最終調整しています。ブルゴスは開幕戦でコルドバを3-1で撃破(ビルフランから加入したフォレス、ハビ・リャブレス、ダビド・ゴンザレスが得点)し最高のスタートを切っており、次戦はヒホンのエル・モリノンに乗り込みスポルティングと対戦します。新エースの到着によりチームのさらなる得点力向上が期待されています。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)

レアル・オビエド

プレシーズン中に前線のポジションを競い合っていたウトリェラ出身のFWホアキン・デルガドが、最終的にハーフシーズンで21ゴールを記録した実績がありながらもクラブを離れ、3部のレアル・サラゴサに完全移籍することが確定しました。ジュリアン・カレロ監督は、アレンテイロから加入したビクトル・ミンゴを前線の実力者として好んでおり、開幕のグラナダ戦(0-0)でミンゴが出場した一方、デルガドはベンチ外に置かれていました。オビエドはデルガドの移籍金をゼロとする代わりに、将来の売却時のパーセンテージを保有することで合意しています。

また、オビエドは高給取りのセルビア人MFルカ・イリッチの放出作業に集中しています。2部リーグの財政規模において、彼の高額な給与を維持し続けることは不可能であり、カレロ監督のプランからも完全に外れています。負傷により昨季から離脱が続いているブランドン・ドミンゲス(背番号25)も監督の構想外となっており、売却先を模索しています。さらに、若手のディエギート・メネンデスはトップチームへの帯同を告げられながらも、前線に怪我人が相次ぐグラナダ戦で出番を得られませんでした。

明るい話題としては、新加入の14選手のうち未登録だったエスタニス・ペドロラとアリツ・アルダソロの登録がこの火曜日に完了し、全選手の登録が正式に終わりました。しかし、両選手ともにまだ怪我の回復プロセスにあり、今週土曜日のレガネス戦への出場は極めて難しい見通しです。(via SPORT)

スポルティング・デ・ヒホン

スポルティング・デ・ヒホンは、獲得を熱望していたカリカブルをブルゴスに奪われたため、残された移籍市場で新たな9番のストライカーを確保すべく奔走しています。ニコラス・ラルカモン監督は、昨季16ゴールを挙げてチームを牽引したものの退団したドゥバシンの穴を埋めるため、ペナルティエリア内で絶対的な強さを誇る格のあるエリア内フォワードが必要だと公言しています。

現在の最有力ターゲットは、イタリアのベネツィアに所属するスペイン人FWアントニオ・カサスです。カサスはベネツィアで戦力外となっており、100万ユーロを超える高額な年俸がネックですが、選手本人は出場機会を求めて退団を志願しており、現在はレンタルでの放出か、あるいは契約解除を視野に入れてクラブと交渉中です。スポルティングはこの高額年俸を負担する準備を進めて交渉で優位に立とうとしています。チームは開幕戦でサバデルと0-0で引き分けており、得点力不足の解決が急務となっています。(via SPORT)

CDテネリフェ

テネリフェは、開幕戦で強敵エイバルをアウェイの地イプルアで1-3と下す見事な勝利を挙げ、今季への期待を大きく膨らませています。その中心にいたのが、ウエスカから今夏新加入したMFヘスス・アルバレス・アグアド(背番号16)です。彼はデビュー戦で貴重なゴールを決め、勝利の立役者となりました。

ベテランMFアイトール・サンスの後継者として、サンスがかつて背負った16番を引き継いだヘスス・アルバレスは、その勤勉さと熱心な姿勢から、アルバロ・セルベラ監督から『質問魔』というニックネームを付けられるほど、日々のトレーニングで戦術や役割について何度も問いかけて確認するプロ意識を持っています。元テネリフェ監督のホセ・ルイス・オルトラも『彼はプロフェッショナルで戦術理解度が高く、守備的なポジショニングや球際の強さ、ゲームにリズムを与える能力のすべてを兼ね備えた優れた6番だ』と現地メディアで大絶賛しており、今季の2部リーグを驚かせる存在になると太鼓判を押しています。(via SPORT)

レバンテUD

レバンテは移籍市場の最終盤に向け、守備陣の緊急補強を最優先事項として動いています。今夏はセルタからDFウナイ・ヌニェスとMFウーゴ・ソテロをレンタルで獲得しましたが、アラン・マットゥーロとマティアス・モレノの退団によってセンターバック陣が決定的に不足しています。

そこで白羽の矢が立ったのが、リバプールに所属する18歳のオーストリア人DFイフェアニ・ンドゥクウェです。ンドゥクウェは今年1月に300万ユーロでオーストリア・ウィーンからリバプールに完全移籍しましたが、英国での労働許可証(就労ビザ)の発行基準を満たしておらず、リバプールは彼をヨーロッパのクラブへレンタル移籍させる先を探しています。財政難に苦しむレバンテにとって、実力十分で給与負担の少ないこの若き才能をレンタルで迎え入れることは極めて魅力的な解決策であり、Delaやアイッサ・マンディを支えるCBとして現在獲得交渉を急ピッチで進めています。(via MARCA)

エルチェCF

エルチェは、バルセロナの有望な右サイドバックであるDFエクトル・フォートを昨季に引き続きレンタルで獲得することを望み、バルサ側にアプローチを行っていました。しかし、財政的な収入を急ぐバルセロナはレンタルでの放出を認めず、1000万ユーロから1500万ユーロの移籍金を伴う完全移籍での売却にこだわったため、エルチェへの移籍オプションは完全に消滅しました。

一方で、チームはデポルティーボとの開幕戦をアウェイで1-1の引き分けで終えましたが、マルティン・アンセルミ監督は『試合を通じて我々が完全に支配し、すべてのスタッツで上回っていた。アウバメヤンの失点は相手の卓越したクオリティによる一瞬の隙であり、チームのパフォーマンスには大いに満足している』と強気なコメントを残し、今シーズンの戦いぶりに強い自信を見せています。(via SPORT / ElDesmarque)

CDレガネス

レガネスは、ホームスタジアムであるオンタイム・ブタルケの近代化と外観の改修に向けて、200万ユーロ以上のプライベート投資を行うことを決定しました。すでに改修に必要な行政のライセンスはすべて取得済みで、工事は間もなく開始されます。

今回の改修の目玉は、スタジアムのメインゲートであるPuerta 0の前に位置する広場の大規模な再整備です。このエリアをより美しく、誰もがアクセスしやすい広場へと作り変え、試合日だけでなく、市内のスポーツイベントや社会活動、文化催事、家族連れの余暇の憩いの場として機能する多目的スペースにすることを目指します。レガネス市役所の都市計画および環境部門もこのプロジェクトを全面的にバックアップしており、本拠地をクラブと市民が繋がる新たなランドマークに昇華させる構えです。(via MARCA)

CDカステリョン

今季2部リーグを戦うカステリョンは、開幕戦でアウェイながらレアル・ソシエダBに0-1で競り勝ち、幸先の良い勝利を手にしました。そして今週日曜日、ホームのSkyFi Castaliaでサバデルを迎える第2節は、地元ファンの間で早くも熱狂的な注目を集めています。

カステリョンとサバデルの対戦は、1939年12月にサバデルが2-1で勝利して以来、87年におよぶ長い因縁を持ちます。これまで両者は公式戦で69回対戦し、カステリョンの35勝、サバデルの25勝、9引き分け、得点数はカステリョン122に対してサバデル83となっています。2020年にはともに2部へ昇格し、2021年にはともに3部へ降格するなど、近年の激動の歴史を共にしてきたライバル同士の第70章の激突は、スタジアムが満員に膨れ上がる熱い戦いになることが約束されています。(via SPORT)

CEサバデル

プレーオフでレアル・マドリード・カスティージャやザモラを劇的に退け、2年連続の昇格によって5シーズンぶりにLALIGA Hypermotionの舞台に帰ってきたサバデルは、開幕戦で敵地エル・モリノンに乗り込み、強豪スポルティングを相手に守備を固めて0-0で耐え抜き、極めて貴重な勝ち点1を手にしました。

次戦はアウェイでのカステリョン戦となりますが、過去のデータを紐解くとサバデルにとって良い記憶が蘇ります。サバデルは2018年から2021年の間にCastaliaを4回訪れ、そのうち3試合で0-1の勝利を収め、アウェイの地を沈黙させてきました。今季も持ち前の堅守とカウンターを武器に、カステリョンのホームをハッキングして昇格後初勝利を狙う意気込みを見せています。(via SPORT)

SDエイバル

昇格候補の一角に挙げられるエイバルですが、ホームのイプルアで行われたテネリフェとの今季開幕戦は、1-3で敗れるというショッキングな結果に終わりました。サポーターの声援を背に臨んだものの、テネリフェの圧倒的な出足の速さと球際の強さに終始圧倒され、新加入のヘスス・アルバレスらに効率よくゴールを奪われる完敗。要塞であるはずのホームで勝ち点を落としたことで、チームは次節に向けた戦術の再調整と守備のテコ入れを余儀なくされています。(via SPORT)

SDウエスカ

ウエスカにとって開幕戦での話題は、かつて自らのクラブに所属していたMFヘスス・アルバレスが、移籍先のテネリフェでいきなりデビュー戦ゴールを決めて快勝に貢献したことです。昨季までウエスカの中盤で汗をかき、その勤勉なプロ意識を培った若き大器が、新天地でのデビュー戦から輝きを放ったことは、かつての所属クラブの関係者やファンにとっても大きな驚きと関心をもって受け止められています。(via SPORT)

コルドバCF

2部リーグに昇格したコルドバは、敵地でのブルゴスとの開幕戦で1-3の完敗を喫しました。アレックス・フォレスをはじめとするブルゴスの容赦ない攻撃陣に中盤を突破され、終始守勢に立たされる苦しいゲーム展開となり、2部リーグの競争の厳しさとスピード感を初戦から痛感させられる形となりました。次節のホームゲームに向けて中盤の再構成と守備強度の改善が急務となっています。(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

本日はLALIGA Hypermotionのピッチ外や移籍市場に関するホットな話題が多数届きました。降格したジローナでは移籍を巡るツィガンコフとクラブの対立が泥沼化する一方、ブルゴスはカリカブルの個人合意を済ませて得点力強化を間近に控えています。各クラブが開幕戦を終え、白星を飾ったカステリョンやテネリフェ、厳しい黒星を喫したエイバルやコルドバなど明暗が分かれましたが、市場終了まで残り約2週間、即戦力の確保と不良債権の整理に向けた動きはさらに加速していきます。