CDテネリフェ
昨シーズンの3部リーグ(Primera RFEF)を戦い、わずか1年でプロリーグである2部への帰還を勝ち取ったCDテネリフェは、今季のリーグ開幕戦において歴史的なロケットスタートを決めました。敵地イプルアに乗り込んだ初戦で、強豪エイバルを相手に1-3の快勝を収めて勝ち点3を手にしました。イプルアでの勝利は2013-14シーズン以来という、クラブにとって非常に特別な金字塔となりました。
この勢いに乗ったまま、日曜日の現地時間20:30(カナリア諸島時間)に、今季の本拠地開幕戦となるUDアルメリアとの一戦をエスタディオ・ヘリオドロ・ロドリゲス・ロペスで迎えます。
アルバ・セルベラ監督は、前節のエイバル戦で素晴らしい成果を挙げたイレブンに対し、信頼を寄せておりスタメンを大きく変更しない(「何ひとつ触らない」)方針を固めています。
ただし、累積警告のペナルティを消化し終えた、エクアドル出身のセンターバックで主力と目されるアンデス・ランダズリ(Landázuri)が出場可能となり、彼がレオン(León)やヴィエレック(Viereck)のどちらと組むか、あるいはエイバル戦と同様のセンターバックコンビ(オランダ人とマドリード人の組み合わせ)を継続するか、直前まで指揮官は熟考しています。
ディフェンスラインの右はホルヘ、左は David が固める見込みです。1年近く戦列を離れ前節筋肉の違和感で欠場したマーク・マテウ(Marc Mateu)は順調に回復し招集メンバーに復帰したものの、ベンチスタートが濃厚。もう一人の候補であるロコ(Roko Jureskin)は、個別メニューによるプレシーズン的な調整段階にあります。
中盤の底はファンホ(Juanjo)とヘスス(Jesús)の鉄板ピヴォットコンビが継続してゲームを組み立て、攻撃陣では移籍の噂(サラゴサなどからの関心)に揺れつつも、テネリフェ残留を表明したエースのヘスス・デ・ミゲル(Jesús de Miguel)が、プレシーズンでのケガを完全に乗り越えて今季初めて招集リストに含まれ、ヘリオドロのスタンドからの大歓声を待っています。
あるいは、新加入のドイツ人フォワードであるグラント=レオン・ラノス(Grant-Leon Ranos)は筋肉の違和感のため今回のビッグマッチを欠場することが確定。他の新規加入選手であるマウロ・ピトンらはベンチで出番を伺うことになります。
セルベラ監督は市場閉幕の9月1日までに、Manu Guill(スポーツディレクター)に対し、『カウンターアタックを鋭く完結させられるフォワードの補強が絶対に必要だ』と、若いスピードスターの獲得を水面下で熱望しています。 (via SPORT)
UDアルメリア
今季の2部リーグにおいて、間違いなく1年での1部復帰を狙う最有力候補として位置づけられているアンダルシアの強豪ですが、開幕戦ではエルデンセを相手に前半だけで3ゴールを奪う凄まじい攻撃力を発揮し、3-0の完勝を飾りました。
そのため、今週末のテネリフェ戦は早くも2連勝を狙う大一番。ガルシア・ピミエンタ新監督のもと、ポゼッションと圧倒的な個の技術を武器に敵地ヘリオドロで主導権を握る構えです。
さらに、セグンダでの絶対的な1年での1部復帰を掲げるクラブのフロントは、その圧倒的な財政力を示す、歴史的なリクルーティングを完了させました。
レアル・マドリードのカンテラ(ラ・ファブリカ)が生み出した最大の最高傑作であり、かつてのアカデミー指揮官から『彼こそがピッチの絶対的な支配者であり、脳だ』と絶賛されていた22歳の司令塔ミッドフィルダー、マヌエル・アンヘル(通称:マミ)を、総額「600万ユーロ」の満額キャッシュ一括支払いで、保有権の50パーセントを完全買収する形で調印を完了させました。マドリード側は将来的なリセール発生時にその移籍金の50パーセントを受け取る、あるいは優先的に買い戻せる権利を保持する、いつものスマートなスキームで放出しています。
さらに、バルセロナの将来の守護神候補であり、昨シーズンはアンドラで21試合に出場、今年6月にハンガリー代表としてフル代表デビューを果たした20歳のゴールキーパー、アロン・ヤアコビシュヴィリを、1年間の期限付き移籍(2027年における50パーセントの所有権買収オプション付き)で獲得したことを公式に発表しました。彼は40歳のレジェンド、アンドレス・フェルナンデスと高いレベルで正キーパーの座を争うことになり、最終ラインに大きな安定感をもたらします。 (via SPORT)
CDエルデンセ
昨シーズンのPrimera RFEF(3部)を制したCDエルデンセは、ホームのヌエボ・ペピコ・アマにおいて3,711人の観衆を動員し、1部降格組の強豪カディスCFを相手に2-2の劇的な引き分けに持ち込み、今シーズン初の勝ち点1を獲得しました。
クラウディオ・バラガン監督率いるエルデンセは、前半から信じられないほどの高いインテンシティでカディスを圧倒。ジャスティン・スミス(Justin Smith)の強烈な弾丸ボレーや、マリアーノ・カルモナ(Mariano Carmona)が決定的な形で放ったシュート(カディスのウクウィヘがライン上で奇跡的にクリア)など、何度も決定機を構築しました。しかし、カディスの守護神ジョキン・エスキエタの度重なる神セーブの前に、前半は0-0で終了。
後半に入ると、47分にカディスDFの信じられない守備の乱れを突き、マリアーノ・カルモナが左足で冷静にネットを揺らして1-0と待望の先制ゴールを挙げました。54分に一度は追いつかれたものの、70分、左コーナーキックの場面において、ミッドフィルダーのギェ・マチョ(Guille Macho)が右足から放ったカーブシュートが、直接ゴール右隅のデッドゾーンを射抜く驚異の「ゴールオリンピコ(コーナー直接ゴール)」を達成。スタジアムを狂喜乱舞させました。
その後、74分に守備の隙を突かれて追いつかれたものの、格上を相手に主導権を握り続けた戦闘クオリティは、現地メディアでも『非常に高い戦闘力を持つチーム』として絶賛されています。 (via Mundo Deportivo / MARCA)
カディスCF
カディスは敵地ヌエボ・ペピコ・アマにおけるエルデンセ戦で2-2と引き分け、非常に苦しみながらも勝ち点1を持ち帰ることに成功しました。
試合は、前半はエルデンセの猛烈なハイプレスとサイドアタックにさらされ、防戦一方の極めて厳しい展開。この窮地を救ったのが、守護神のジョキン・エスキエタ(Jokin Ezkieta)です。エスキエタは前半のラスト10分間において、ラストロホの決定的シュート、クレメンテのニアへのシュート、あるいはフィデル・チャベスが放った時速100キロを超える直接フリーキックを驚異的なアジリティで指先でセーブするなど、計5本以上の決定的なセーブを披露してスタジアムにそびえ立つ壁となりました。
後半47分に自陣のクリアミスから先制点を許したものの、すぐさま反撃に転じ、54分にイゼタやデ・ラ・ローサのシュートがセーブされたこぼれ球から、ミッドフィルダーのイボン・サンチェス(Ibon Sánchez)がエリア外から強烈な左足ミドルシュートを突き刺して1-1の同点。
70分にコーナーキックから直接失点する不運に見舞われたものの、わずか4分後の74分、ハビ・カストロのスルーパスに抜け出したアントニート・コルデロ(Antoñito Cordero)が、カウンターから精密な右足シュートを突き刺して2-2のドローに持ち込みました。 (via Mundo Deportivo / MARCA)
レアル・オビエド
今季セグンダ(2部)において最大の昇格候補の一角に推されているレアル・オビエドは、本拠地カルロス・タルティエレに20,649名の大観衆を動員したものの、レガネスを相手に0-1の痛烈な完封負けを喫し、開幕2試合で1分け1敗(勝ち点1)と手痛いスタートとなりました。
ジュリアン・カレロ監督は、前節から左サイドバックにベテランのフアン・クルスを据える変更を行って臨みました。前半19分に一瞬のサイドの崩壊から失点したものの、直後の20分に相手ゴールキーパーが一発退場となり、試合時間の70分以上を1人多い「数的優位」の状態で戦う展開となりました。
しかし、オビエドの攻撃はテンポが非常に遅く、中盤での組み立てにもアジリティが著しく欠如していたため、10人で自陣に引きこもるレガネスの強固なディフェンスブロックを全く崩すことができず、前半は決定機すら皆無。
後半に入り、指揮官はイスファン(Isfan)、アイサール、サムらを一気に投入。イスファンがヘディングをクロスバーに当てるなど終盤に決定機を作りましたが、交代出場したレガネスのGKルカ・ジダンの神がかったセーブ連発にことごとく阻まれ、最後までネットを揺らすことができませんでした。
さらに、試合終了後には、相手のアルバロ・テヘロの深刻なケガに伴うアクシデントなど、スタジアムが異様な緊張感に包まれたままタイムアップ。カレロ監督は『これほど早い段階で数的優位を得ながら、ホームのファンの前で勝ち点を落としたことは大きな失敗であり、サポーターに対して深く失望させてしまったことを謝罪したい。私たちのチームは、特に攻撃の縦への切り替えと、ゴール前でのアジリティを早急に改善する必要がある』と、厳しい表情でチームの欠陥を認めました。 (via SPORT / Mundo Deportivo)
CDレガネス
レガネスは敵地カルロス・タルティエレにおいて、前半20分というあまりに早い時間から10人での過酷な戦いを強いられたものの、驚異的な守備戦術と強固な団結力でレアル・オビエドを0-1で破るという、今シーズンのセグンダにおける最大の大金星を挙げました。
ルベン・アルベス監督率いるレガネスは、立ち上がりから素晴らしいインテンシティを見せ、前半19分に左サイドからナイム(Naim)が送った素早いマイナスのパスを、エリア手前で受け取ったガルビ(Gharbi)が右足で冷静にニアサイドへ突き刺し、鮮やかに0-1の先制点を奪いました。
しかし、そのわずか1分後の後半20分、オビエドが放ったロングボールに対してエリアを飛び出したGKラウル・フェルナンデス(Raúl Fernández)が、相手の Chris Ramos を激しく倒してしまい、VARによるモニター確認の末に一発退場のレッドカードを提示される最悪の展開に陥りました。
指揮官は26分にミッドフィルダーのケクタ(Kechta)をベンチに下げ、急遽控えGKであるルカ・ジダン(Luca Zidane)をピッチに送り込みました。
ここから、レガネスの「10人の戦士」による歴史的な防衛戦がスタート。センターバックのマーベル、イグナシ・ミケル、そして中盤のアティエンサらが狂気的なカバーリングで中央のスペースを完全に閉鎖し、オビエドに縦パスを1本も許さない強固な組織を構築。後半にオビエドが攻撃的選手を並べて猛攻を仕掛けてきた場面では、ルカ・ジダンがイスファンのボレーやアイサールの決定的な至近距離シュートをアクロバティックにストップする神セーブを連発し、ゴールに完全に鍵をかけました。
しかし、この歓喜の勝利の直後、ピッチ上に不穏な空気が流れました。左サイドバックとしてフル稼働したアルバロ・テヘロ(Álvaro Tejero)が、終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間に膝を激しく捻ってピッチへ崩れ落ち、自らの顔をユニフォームで覆って激しく号泣しながら担架で搬送されました。医療スタッフは重傷を懸念しており、週明けに詳細な精密検査が行われる予定です。 (via Mundo Deportivo / SPORT)
コルドバCF
イバン・アニア(Iván Ania)監督率いるコルドバCFは、2部復帰後初のホームゲームとなったエスタディオ・エディ・エル・アルカンヘル(El Arcángel)において、今季セグンダで絶対的な資金力を誇る強豪ジローナFCを2-1で撃破する素晴らしいパフォーマンスを披露し、スタジアムに詰めかけたサポーターを大いに沸かせました。
コルドバのこの輝かしい勝利の絶対的な大黒柱となったのが、イスマ・ルイス(Isma Ruiz)、ユスフ・ディアラ(Youssouf Diarra)、エデル・ガルシア(Eder García)の3枚が形成する、非常に強固でアグレッシブな「トリプルボランチ(中盤の3枚)」です。彼らの社会的な連動性とプレッシングは、かつて2023-24シーズンに昇格を成し遂げた伝説的なマジックがピッチに完全に蘇ったかのようであり、降格組のジローナを中盤で完全に窒息させました。
さらに、右ウイングのカラセド(Carracedo)がその圧倒的なスピードと1対1の突破力でジローナの左バックを完璧に破壊し、絶え間なく決定的なセンタリングを送り続けて決定機を連発。前半はほぼコルドバの完璧なコントロール下で進行しました。
アニア監督は会見で、『私たちは前節のブルゴス戦(3-2敗戦)で見せた非常に脆弱な守備を完全に修正することができた。もし中盤がこれほど高いレベルでインテンシティと連動を維持できるなら、どのような強豪であっても真っ向から倒すことができる。この勝利を、リーグを戦い抜くための強固なベースにしなければならない』と、チームの精神的成長を大いに讃えました。 (via SPORT)
ジローナFC
今シーズンに衝撃的なセグンダ(2部)への降格をきしたジローナFCですが、ロッカールームの規律の乱れ、および市場の動きにより、非常に混乱したシーズン初期を過ごしており、開幕2試合で1分け1敗(勝ち点1)と早くも暗雲が立ち込めています。
クラブは、ウクライナ代表ミッドフィルダー、ヴィクトル・ツィガンコフに対し、重大な『規律違反による内部処分』を科したことを公式発表しました。ツィガンコフは、他クラブへの完全移籍を有利に進めるため、ウォーミングアップの段階になって頑なに『ユニフォームを身につけて試合に出ることを完全に拒絶』。
この彼のプロとしての道徳性を著しく欠いた態度に、フロントおよびキケ・アルバレス監督は激怒。ただちにファーストチームの練習から彼を完全排除し、個別のランニングトレーニングのみを命じる厳格な制裁処分を科しました。会見で記者からツィガンコフの去就を問われたキケ・アルバレス監督は、極めて冷酷な表情で『彼の問題はすでにクラブの管理部門が処理している。私は目の前にあるコルドバとの試合のことだけを考えており、規律を乱すような者のために使うエネルギーは1ミリも残っていない』と切り捨てました。
さらに、チームの歴史的キャプテンであったイバン・マルティンが、300万ユーロの移籍金でプリメーラのラシン・サンタンデールへと完全移籍したことも重なり、中盤の枚数が絶対的に不足。ウナイ・エルナンデスやムミンらを急ぎグループに戻す必要に迫られています。
一方で、ジローナのフロントオフィスは、ポルトガルの名門ベンフィカから、先のU-17ワールドカップにおいてポルトガル代表を世界王者に導き、ブロンズボールを受賞した18歳の天才ディフェンダー、マウロ・フルタード(Mauro Furtado)を2031年までの超長期契約で完全獲得したことを公式に発表しました。フルタードは強固なフィジカルと卓越した戦術眼を誇り、セグンダを生き抜くための最終ラインの防波堤として大きな期待が寄せられています。 (via SPORT / Mundo Deportivo)
スポルティング・デ・ヒホン
スポルティング・デ・ヒホンは、セグンダでの10年目というあまりに長い試練のシーズンにおいて、ニコラス・ラルカモン新監督のもとで今季こそ1部復帰の夢を掴むべく、大きな変革を行っています。
開幕戦でのサバデルとの0-0のドロー劇において、ビルドアップ時に深刻なパス成功率の低下とゲームプランの停滞を露呈したチーム。この問題を解決するため、ラルカモン監督は、プレシーズン中から一貫してテストしてきた「3バック(3枚のセンターバックと2枚の carrilero)」を今週末のブルゴス戦において完全に撤廃し、より中盤に人数を割いてゲームを支配できる、お馴染みの「4バック」システムへと戦術をドラスティックにシフトすることを計画しています。
最終ラインの要にはパブロ・バスケスを置き、そこには怪我から完全に回復して今週すべてのトレーニングメニューをこなしたクエンカが相棒として先発。右にはチームのスピリットを体現するギェ・ロサス(Guille Rosas)、左にはディエゴ・サンチェスが配置される方針です。
中盤の底は、負傷したウーゴ・ギジャモンを欠くため、コレーラとマヌ・ロドリゲスがタッグを組んでスタメンを務める見込み。2列目にはゲラベルト、イオシフォフが入り、前節のサバデル戦で極めてスピーディな動きを見せて輝きを放った新加入のアメリカ人、コンラッド(Konrad de la Fuente)が初スタメンでウイングに入る可能性が浮き溢れています。
前線は、Veneziaからの契約書への正式なサインを待っている段階の新たなエース候補アントニオ・カサス(Antonio Casas)やリハビリ中のフェラーリを欠くため、オテロがワントップを務める予定。エル・モリノンには24,000人を超える大観衆が詰めかける見通しで、ゲーム前には地元が生んだ偉大な元パラアスリート、ホセ・ルイス・カピタン(José Luis Capitán)氏への温かいオマージュセレモニーが執り行われることが確定しています。 (via SPORT)
ブルゴスCF
前節のコルドバ戦で3-2の壮絶な勝利を収めて好発進を飾ったブルゴスCFは、今週末、スポルティングの本拠地エル・モリノンに敵として乗り込む大一番を迎えます。
この試合で最も注目を集めているのが、今夏エスパニョールからの期限付き移籍で加入したヒホン出身のミッドフィルダー、ホセ・グラゲラ(José Gragera)です。グラゲラはブルゴスへの移籍を決断した理由について、伝説的アタッカーであるミチュ氏(ブルゴスSD)からの熱烈な電話での口説きがあったと明かしています。ミチュ氏に『君の能力がこのプロジェクトにどうしても必要なんだ。共に高い志を持って戦おう』と言葉をかけられ、昨季デポルティボ・ラ・コルーニャへのレンタル中に負った2度の怪我から完全に復活し、再びピッチで存在感を示すためにブルゴスへの加入を決意したと語りました。
グラゲラはヒホンのファンに対して、笑顔を交えながら次のような挑戦的なメッセージを送っています。
『ヒホンのファンには、どうか落ち着いて長いシーズンを信じて見守ってほしい。ただ、今週の日曜日に関して言えば、彼らが勝ち点を取りこぼして、ブルゴスが勝利を持ち帰ることになれば嬉しいね。もちろん、その後のシーズンはヒホンがすべての試合で勝利し、悲願の昇格目標を無事に達成できることを心から願っているよ』。
また、チームの前線には、今夏にヒホン側が獲得を狙っていたもののブルゴスへの加入を選択したフォワード、サム・フォレス(Sam Forés、前節デビュー戦で早速ゴールをマーク)が健在で、ヒホンの強固な4バックに対して強烈な縦への脅威を突きつける準備を完了しています。 (via SPORT)
CEサバデル
今夏、悲願の2部昇格を果たしたCEサバデルは、組織の本格的なプロ化と持続可能な成長を目指し、世界的なテクノロジー企業であるHPエンタープライズのプレジデント兼CEOであるアントニオ・ネリ氏を取締役会の新しい投資家メンバーとして迎え、フロントオフィスの強化を終えました。
ピッチの上では、31歳というセグンダ(2部)最年少の知将であるフェラン・コスタ(Ferran Costa)監督に率いられた arlequinados。開幕戦では敵地エル・モリノンにおいて、名門ヒホンを相手にPKを失敗する不運がありながらも、非常に機能的な守備ブロックを維持して0-0の貴重な勝ち点1を奪う素晴らしい競争力を証明しました。
今週末は、同じく好スタートを切った強豪CDカステリョンとのアウェー大一番に臨みます。本拠地ノバ・クレウ・アルタのラ・リーガ基準(ピッチや照明、各種設備)への大規模な適応・リフォーム工事が完了するまで、チームは開幕から非常に過酷な「連続アウェイゲーム」を強いられることになります。コスタ監督は会見で次のように選手たちに要求しています。
『この極めて過酷なセグンダの舞台では、ただ単に良いプレーや非常に良い守備をするだけでは全く不十分だ。私たちはすべての局面において、完璧な「卓越(エクセレンス)」を追い求めなければ、この厳しいカテゴリーで残留を勝ち取ることはできない』。
メンバー状況としては、ヘナール・フォルネス(Genar Fornés)、アラン・リベイロ、ピパ、ハビ・ロペス=ピントらが怪我のため欠場が確定。ヘナールの欠場する左サイドバックには、高いタクティカル能力を持つホセ・ルイス・カタラ(José Luis Catalá)の先発が極めて有力視されています。 (via SPORT / Esport3)
CDカステリョン
CDカステリョンは、開幕戦においてレアル・ソシエダBに0-1で勝利を収め、非常に高い競争力と機能的なパスワークを披露して最高の船出を飾りました。
今週末は、本拠地スカイファイ・カスタリア(SkyFi Castalia)にCEサバデルを迎えるホーム開幕戦。チームの絶対的な注目選手は、カステリョン生まれの生え抜きであり、実に13年ぶりに故郷のシャツを身にまとってカスタリアのピッチに帰還した左サイドバックのファンホ・ニエト(Juanjo Nieto)です。ニエトは先発での出場が確実視されており、サポーターからも大きな拍手で迎えられることになります。
パブロス・エルナンデス(Pablo Hernández)監督は、長期離脱中のファブリツィオ・ブリニャーニ、コンディション調整中のイリアス・コスティスの二人を欠くため、センターバックにはアルベルト・ヒメネスとアグスティン・シエンラの強固なコンビを並べる予定。
中盤の底にはディエゴ・バリとアルバロ・マルティンが君臨し、攻撃の急先鋒には、ラウル・サンチェス, アダム・ヤコブセン、そしてウスマヌ・カマラの強力な3トップを並べ、サバデルの型破りな守備ブロックに対して、スタジアムの大サポーターのエネルギーを背負って真っ向から破壊を試みるプランを固めています。 (via SPORT)
レアル・サラゴサ
歴史あるレアル・サラゴサは、今シーズンの3部リーグでの戦いを、かつてセグンダで猛威を振るい、前所属のポーランド1部アルカ・グディニャで29試合6ゴールを挙げた31歳のベテランフォワード、エドゥ・エスピアウを加え、カンテラ(下部組織)の選手を積極的に登用するプロジェクトを進めています。
サラゴサはプレシーズンの締めくくりとして、Soriaで行われたCDヌマンシアとの親善試合(2-1で敗戦)を行いました。イバイ・ゴメス新監督は、次週に控えるナスティック・タラゴナ(Nàstic)とのリアルな開幕戦(火傷するような本番の戦い)を見据え、17人の控えメンバーや若手中心の布陣で挑みました。
このヌマンシア戦において、カンテラの最大の至宝と評される16歳のセンターバック、ハビエル・ベルデホ(Javier Berdejo、2010年生まれ)がトップチーム公式戦で実戦デビューを果たしました。これは、前節のビルバオ・アスレティック戦において、主力DFのディエゴ・ゴンサレスが顔面を激しく負傷したことに伴う緊急の措置でした。ベルデホは16歳とは思えない卓越した戦術眼、対人での強烈なコンコントゥンデンシア、および最後方からのボール配給ポテンシャルを披露し、首脳陣を大いに唸らせました。試合は終盤のミスから1-2の敗戦に終わったものの、ベルデホの輝きは未来の希望となりました。
また、20歳の新進ピヴォット、アルバロ・パラシオ(Álvaro Palacio)も後半からピッチに立ち、高いクリエイティビティを発揮。チームはさらに、バレンシアから23歳のディフェンダー、ルベン・イランソ(Rubó)を完全移籍(バレンシアが25%リセール保持、3年契約、月曜日にサラゴサ入りしてサイン)で14人目の補強として確保しました。
イバイ・ゴメス監督は会見で、『プロアクティブ(主導的)なフットボールをチームに浸透させるためには、どうしてもリアティブなそれよりも時間がかかる。だが、次節のナスティック戦からは引き分けすら許されない。ゴールキーパーをセム・ヴェステルフェルトにするか、アナルツ・ペニャにするかは、直前のコンディションを見て決める』と、不敵な覚悟を口にしています。 (via SPORT / Superdeporte / ElDesmarque / AS)
UDラス・パルマス
ラス・パルマスは、北アフリカのセウタで行われた敵地アウェー戦において、ADセウタを0-2で下し、クラブ創設77周年の記念すべき日に、実におよそ27年ぶり(1999-2000シーズンにセルヒオ・クレシッチ体制で達成して以来)となる、歴史的な「開幕2連勝(勝ち点6)」のロケットスタートを決め、暫定首位に浮上しました。
試合は、領土・治安問題を巡って街全体が非常に緊迫した雰囲気にあり、チームは直前までモロッコ側への政治的配慮から抗議デモへの参加を躊躇していましたが、最終的にデ・ラ・バレーラ監督やラミレス会長の英断により、選手全員が「セウタは売り物ではない、セウタを守る(Ceuta no se vende, Ceuta se defiende)」と書かれた特別Tシャツを着用して入場し、敵地のサポーターから万雷の拍手と深い感謝を受け取りました。
ピッチの上では、29分にジェセ・ロドリゲスが放った鋭いシュートのこぼれ球を、日本期待のストライカーである宮代大聖(Taisei Miyashiro)が巧みなコントロールから右足で突き刺し、0-1と先制。宮代はこれで早くも今季5ゴール目となり、その圧倒的な決定力を解き放っています。さらに後半68分には、宮代大聖がスピーディなドリブル突破から決定的なラストパスを送り、これを受け取ったマヌ・フスターが精密な右足シュートを突き刺して0-2と試合を完璧に決定づけました。
ディフェンスラインでは、若きアレックス・スアレス(Álex Suárez)とネアル・ヴィエレックが強固な壁となり、セウタの決定的な攻撃をすべてシャットアウトし、今季初のクリーンシートを達成。
ピッチ外では、昨季2部最高のパフォーマンスを見せた絶対的守護神ディコ・ホルカス(Dinko Horkas)を、アラブ首長国連邦のアル・ワスルへ450万ユーロで完全移籍売却したことを公式発表。ラミレス会長は『彼の人生と将来の生活を完全に保証する巨額の契約だ』と祝福。後任の正キーパーには、セウタ戦でクリーンシートを達成したカロ(Caro)が君臨します。 (via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)
ADセウタ
セウタはホームのエスタディオ・アルフォンソ・ムルーベで行われたラス・パルマス戦において0-2の敗北をきしたものの、ピッチの上で見せた極めてエモーショナルな光景が、スペイン全土に巨大な感動を巻き起こしています。
セウタは今年7月から続く、モロッコ国境からの「不法移民の大量流入クライシス(危機)」に直面しており、街全体の不安と疲弊が限界に達していました。
このため、キックオフのホイッスルが鳴り響いた瞬間、セウタのイレブンは自らの意志でピッチ中央に固まって互いの肩を抱き合い、約1分間にわたってプレーを完全にストップさせる異例の静かな抗議デモを行いました。これに対し、対戦相手であるラス・パルマスの選手たちや審判団もその場に静止してこのデモに連帯。スタンドを埋め尽くした5,102人のサポーターからは、「セウタ・カンペオン(セウタよチャンピオンになれ)」「カバジャ(セウタの愛称)は決して屈しない」「セウタは売り物ではない、セウタを守る」という、涙を誘う大合唱と万雷の拍手が送られました。スタジアム外壁には市民が直接メッセージを書き込める巨大な連帯の壁画(ミューラル)が設置され、試合前には大音量でスペイン国歌が流されました。
セウタのホセ・ファン・ロメロ監督は、試合後の会見で涙を滲ませながら悲痛な告白を行いました。
『私は、私たちの国(スペイン政府)のこの悲惨な状況に対するあまりの無策と放置に、心の底から失望している。今回の遠征にも、私の愛する家族は治安不安への深刻な恐怖から同行することを完全に拒絶した。私たちセウタ市民は、見捨てられた孤独の中で必死に生きているのだ』。 (via Estadio Deportivo / SPORT)
リーグ全体 放映権&演出改革
今シーズン、テレビ放映オペレーターであるMovistar Plus+は、セグンダ(2部リーグ)の全試合を、追加のプロバイダー契約なしで月額9.99ユーロ(または年間99.90ユーロの、12ヶ月で10ヶ月分という非常にお得なプラン)にて完全生中継するサービスを提供し、サポーターから非常に高い評価を受けています。
さらに、今シーズンの開幕戦においては、主審のオラツ・リベラ氏が2部リーグの公式戦で主審デビューを飾りました。これは、リーグの演出をより現代的かつ魅力的なものにするための新しい取り組み(試合前後に主審がテレビ中継のインタビューに答えて自身のジャッジやルールを説明する試み)の一環でもあり、審判の控室にカメラが入る新演出とともに、フットボールをより身近で魅力的なものにするための新しい歴史の始まりとなりました。 (via SPORT / Mundo Deportivo)
【本日の総括】
今季のLALIGA Hypermotion(セグンダ・ディビシオン)は、1部降格組のジローナやオビエドが深刻な敗戦や規律違反のカオスで低迷する一方、セウタの過酷な難民クライシスに毅然と運命を共にして27年ぶりの開幕2連勝を飾ったラス・パルマス(宮代大聖の凄まじい大爆発)や、カディスを相手に驚異のコーナー直接ゴール「オリンピコ」を突き刺したエルデンセの健闘、サバデルやカステリョンといった昇格組の恐れなきアグレッシブな戦闘力など、早くもピッチの内外で非常に鮮烈な人間ドラマと驚異のスタッツが交錯しています。若きカンテラ勢の台頭や、閉幕直前の巨額の移籍交渉の裏舞台も含め、2部リーグの勢力図はかつてないほどの激しさと輝きを放ちながら熱くローリングしています。
