16歳神童の覚悟
マンチェスター・ユナイテッドに所属する16歳の超原石、JJガブリエル(JJ Gabriel)のレアル・マドリード加入がいよいよ秒読み段階に入った。
現在、JJガブリエルはすでにマドリード市内に滞在しており、午前にグラウンドでの個人トレーニング、午後にジムでのフィジカルトレーニングという徹底したメニューをこなしている。現地メディアの直撃取材に対して、バルセロナとマドリードのどちらを好むか問われた16歳の神童は『当然、マドリードだ』と迷いなく断言し、自身の将来に向けた野心を問われると『私の夢はバロンドールを獲得することだ』と語った。
今回の移籍劇の裏には、給与、サインオンボーナス、代理人手数料を含めて総額1500万ユーロ(約24億円)規模のパッケージが用意されている。バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、PSGといった欧州メガクラブが争奪戦を繰り広げ、マンチェスター・ユナイテッド側も新スタジアム・オールド・トラッフォードのVIPボックス提供やトップチーム昇格の破格なインセンティブを提示して引き留めを図ったが、選手本人の決意は揺るがなかった。
争奪戦を決着させた決定打となったのが、ジュード・ベリンガムの存在とその陣形(家族・代理人)による直接アプローチだった。ジュード・ベリンガムの周囲がJJガブリエル側と直接コンタクトを取り、マドリードでの生活環境やクラブ内での育成・成長プロセスについて具体的かつリアルなアドバイスを伝えたことが、少年の背中を強力に押した。
さらに、JJガブリエルは直近でキプロスパスポートを取得したため、16歳から18歳未満の選手に適用されるEU域内での移籍特例を活用できる条件が整った。2027年1月の冬の移籍市場での正式登録に向けて手続きが進められており、加入後はまずレアル・マドリード・カスティージャで実戦経験を積み、かつてヴィニシウス・ジュニオールやバルベルデが辿ったルートでトップチーム昇格を目指すロードマップが描かれている。なお、マンチェスター・ユナイテッド側は育成補償金(約35万ポンド)のみの受け取りとなるため、法的な対抗措置を検討している。 (via SPORT, MARCA)