逆境を力に変える!アントニーが語る、20年ぶりCLへの熱き想いとブラジル代表への復帰計画
昨シーズンにベティスへ加入し、公式戦46試合で14ゴール10アシストという素晴らしい実績を残したブラジル人ウインガーのアントニー。彼はトランスファーマルクトの独占インタビューに応じ、ベティスで完全な幸せを見出したこと、そして今後の更なる野望を明かしました。
2030年までの長期契約を結んでいる彼は、バルセロナやマンチェスター・シティ、エヴァートンといった他クラブからチームメイトに熱視線が注がれ、自身にもオファーが届く中で、ベティスを離れることは全く考えなかったと語ります。彼はすでにこのクラブに完全に溶け込んでおり、自分の居場所を見つけたという確固たる意志を持っています。
昨季のパフォーマンスについて、アントニーはこう振り返っています。
『本当に素晴らしいシーズンを送れたと思います。確かに、恥骨結合炎(パブラルジア)による身体的な痛みを抱えながらのプレーでしたが、それでもゴールやアシストでチームに大きく貢献し、20年ぶりとなる悲願のチャンピオンズリーグ出場権を獲得できたことは、私にとって非常に重要でした。サポーターやクラブの規模を考えれば、当然そのステージにいるべきチームなのです』
前節のレバンテ戦で5-2とまさかの大敗を喫したことについても前を向いており、
『この敗戦から立ち上がらなければなりません。相手が私たちに勝つためには、全力を出し切り、必死になって戦わなければならないようなタフなチームを私たちは日々作り上げています。チーム全員が一致団結してこの先を戦い抜くことが何より重要です』と、強い決意を述べました。
彼の個人的な大きな目標は、2023年を最後に遠ざかっているブラジル代表への復帰です。ワールドカップで招集外となり、自宅で悔しい思いをした苦い経験もありますが、挑戦を諦めてはいません。
『もう一度ブラジルのユニフォームに袖を通すことは私の夢です。ただ、自分にできるのは目の前のベティスでの仕事に100パーセント集中すること。結果は後からついてくるはずです。自分がコントロールできる領域に集中し、全力を尽くし続けます』
名将ペレグリーニ監督との良好な関係についても、
『彼から日々大きな信頼を寄せられていると感じ、非常に誇らしいです』と語っており、マンチェスター・ユナイテッド時代にクリスティアーノ・ロナウドと共にピッチに立った輝かしい思い出を大切にしつつ、今のベティスで自分らしく自然体でサッカーを楽しみ、日々幸せを感じられていることが、自らの最高のパフォーマンスを引き出す何よりの鍵になっていると締めくくりました。 (via Estadio Deportivo)
カンテラの至宝を守り抜け!左SBカルロス・デ・ロアへの欧州・国内クラブからのオファーをベティスが完全ブロック
ベティスの下部組織であるカンテラから、未来を担う強力なニュースターが静かに台頭しています。左サイドバックのカルロス・デ・ロアです。
デ・ロアは、今夏のプレシーズンからトップチームの練習に日常的に帯同し、すでに複数回の公式戦ベンチ入りを経験しているなど、指揮官ペレグリーニ監督もその成長ぶりに熱い視線を送っています。この夏の移籍市場の最終盤には、フランス1部のストラスブール、イタリア1部のレッチェ、さらにはスペイン2部で昇格を目指すコルドバといった国内外のクラブから、非常に魅力的な完全移籍やレンタルの獲得オファーが相次いで届いていました。しかし、ベティスはこれらの提案をすべて「断固として拒否」する姿勢を貫きました。
クラブは彼を中長期的なプロジェクトの重要な中核として位置付けており、まずは Bチームを1部へと引き上げるための絶対的な柱として活躍させる計画です。同時に、トップチームのトレーニングに毎日参加させることで、将来の完全な昇格に向けた環境移行をスムーズに進める方針を打ち出しています。
今週のトレーニングでも、負傷離脱中のジュニア・フィルポの穴を埋める形でペレグリーニ監督の指導を受けており、まもなく発表されるヨーロッパの登録リストにも名を連ねる見通しです。クラブからの全面的な信頼を背に、デ・ロアは今シーズン中にトップチームでの本格的な公式戦デビューを飾る最有力候補となっています。 (via ElDesmarque)
涙の放出に隠された冷酷な売却方針!選手側が移籍直訴を完全否定、パブロ・ガルシア移籍劇をめぐる言論バトルとヘタフェ・アーセナルの裏計画
レーシング・サンタンデールへの完全移籍が急遽決定し、涙を流しながらベティスの練習場を去った20歳のカンテラーノ、パブロ・ガルシア。このセンセーショナルな移籍を巡り、アロ会長の説明と選手側の主張が真っ向から対立し、サポーターの間で大きな不信感と議論が渦巻いています。
アロ会長は会見で、パブロが3週間前からより多くの出場機会を求めて「退団を懇願してきた」と声を大にして説明していましたが、選手に近い関係者はこの発言を『パブロが移籍を懇願したなどというのは絶対に事実ではない』と完全に否定しました。
選手側が明かした内情によれば、夏の早い段階でベティス側からパブロ・ガルシアに対し、他クラブへのレンタル移籍は認めず、クラブを出る場合は完全売却のみを受け入れるという冷酷な方針が突きつけられていました。この通告を受け、パブロは『自分はクラブから正当に評価されず、売却用のアセットとして扱われている』と深く傷つき、結果として代理人がやむえず他クラブへのオファーを探さざるを得なくなったのが真の経緯だと言います。パブロ自身は、いつかベティスに戻るために他クラブで修行するレンタル移籍を強く望んでいましたが、クラブは当初から「売却による即座の資金回収」のみを狙っていたのです。
さらに、この裏で動いていた別の移籍計画も暴露されました。ヘタフェのゴールキーパーであり、かつてセビージャに所属していたデビッド・ソリアが、パブロと同じ代理人を共有している縁から、ヘタフェへの引き抜きを個人的に仲介しようと水面下で動いていたことを公に認めました。ソリアはヘタフェのボルダラス監督に対し、『ウイングの層が薄い今のチームに、物怖じしない不敵な突破力を持つ彼なら完璧にハマる』と強くプッシュしていたと言います。当時、イングランドの名門アーセナルとの交渉も進んでおり、アーセナルが一度パブロを買い取り、そこからヘタフェへレンタル移籍させるという驚きのウルトラC計画が急ピッチで進められていましたが、市場閉幕の数時間前になって交渉の形が変わり、最終的にレーシングへの完全移籍合意に落ち着いたと明かされています。
なお、移籍金に関しても両者の主張にはズレがあります。ベティス側は保有権の50パーセントを維持した上で約550万ユーロ(約5.5億円)という高額な売却が実現したとアピールしていますが、レーシングのスポーツディレクターであるチェマ・アラゴンは『メディアで報じられているような高額な取引ではない。具体的な数字は伏せるが、我々の投資規模に合ったずっと現実的な額だ』と発言しており、移籍金の評価についても微妙な食い違いが生じています。 (via ElDesmarque)
年間1億4000万ユーロの人件費がもたらす大いなる代償!今冬・来夏に訪れる主力強制売却の深刻な財政リスク
ダニ・セバジョスの劇的な帰還や、新ストライカーのトロイ・パロット獲得にサポーターが沸く一方で、ベティスの財務基盤はかつてないほどの深刻な課題と「後払いのツケ」を抱え込んでいます。
アロ会長が記者会見で詳細を解説した通り、ベティスは今夏の移籍市場でリーガ4位の規模となる約3000万ユーロの投資を行いました。これにより、現在のベティスの選手人件費はリーガで5番目に高額な年間約1億4000万ユーロという巨大な規模に達しています。しかし、クラブが通常業務で得られる経常収入だけでは、この膨大なサラリーを支払うことは不可能です。クラブを破綻させず、リーグの財務制限をクリアし続けるためには、毎シーズン莫大な「選手売却によるプラスバリア(含み益)」を作り続けなければならない極めてアグレッシブな、そしてリスキーな経営モデルを選択しているのです。
このリスクはすでに行動制限として表れています。ベティスは前年度(2025-26シーズン)の決算において、当初予算に組み込んでいた選手売却益を十分に達成できませんでした。この昨季の売却不足分がペナルティとなり、今夏の選手獲得・登録の予算リミット(サラリーキャップ)を大きく圧迫することになりました。今回のパブロ・ガルシアのレーシングへの売却で得られた利益も、過去3年間の予算不足の埋め合わせに自動的に回されたため、新戦力(セバジョスなど)の追加のサラリー登録枠を直接生み出す原資にはならなかったのが真の財務実態です。セバジョスらを何とか登録するために、クラブはさらに大きな会計上の赤字(決算上の追加負担)を被ることを決断しました。
この結果、2026-27年度の決算を帳尻合わせするため、今後ベティスはさらに多くの売却益を早急に発生させなければなりません。アロ会長は『移籍最終日、エヴァートンから届いたエズ・アブデへの巨額オファーを財務上のために受けるべきだったのかもしれない。しかし、CLを戦う今シーズンにおいてスカッドの質を落とさないため、契約解除金に近い額でなければ売却しないと頑なに拒否し、残留を優先した』と明かしています。
しかし、この決定がチームにもたらすツケは非常に早く回ってきます。もし、経常収入を補填する十分な売却益が発生しない場合、来年1月の冬の市場、あるいは来夏の決算期を前に、今度は現在ベティスの中で最も高い市場価値を持つアブデ、ナタン、クチョ・エルナンデスといった「チームの心臓である主力スター選手」の誰かを、資金調達のために半ば強制的に売却しなければならないという、途轍もなく大きなチーム崩壊のリスクに直面しています。 (via MARCA)
マドリード戦前日に激震!アタッカーのアブデがウイルス感染症で練習欠場、セバジョスの強行出場とマドリード側の布陣予想
ベティスは9月4日、ついにホームのラ・カルトゥハに巨大な壁であるレアル・マドリードを迎えてリーグ第4節を戦いますが、決戦前日の練習場を大きく揺るがす最大の緊急事態が判明しました。
ここまでベティスのサイド攻撃を強力に牽引してきたモロッコ代表ウイング、エズ・アブデが、木曜日の試合前最終トレーニングを「ウイルス感染症(ウイルス性胃腸炎)」による体調不良のために急遽欠場しました。これにより、明日のスタメンはおろか招集メンバー入りすら極めて不透明な状態となっており、ペレグリーニ監督は攻撃の急先鋒を失った状態での難しい戦術再構築を迫られています。
他のメンバー情報に目を向けると、中盤の絶対的な柱となるべきジョバニ・ロ・セルソは、ピッチ上でボールを使ったメニューをこなせる段階には来ているものの、試合を戦うためのベストコンディションには程遠く、マドリード戦の招集はまだ時期尚早と見られています。一方、電撃帰還を果たしたダニ・セバジョスは2日連続で全体練習にフル参加。十分なプレシーズンを送れていないため本人も『フィジカルはまだ100パーセントではない』と吐露しつつも、かつて所属した古巣との大一番に向けて『監督が必要と判断するなら、いつでもピッチに出て持てる力をすべて尽くす』と強気なコメントを残しており、先発もしくはジョーカーとしてのスクランブル出場の可能性が非常に高まっています。また、ディエゴ・コンデとアイトール・ルイバルは復帰に向けた個別リハビリを継続しており、今回の大一番は欠場となります。
対戦相手であるマドリード側も、チュアメニやエンドリックをはじめ、ミリトン、メンディ、ロドリゴ、アセンシオ、ピタルチら、主力級を含む合計7名の負傷者を抱える深刻な満身創痍の状態で最後の練習を終えました。しかし、マドリードは来週火曜日に控えるチャンピオンズリーグ初戦(インテル戦)にて、ベルナルド・シウバ、アルダ・ギュレル、カマヴィンガの3名が出場停止処分でプレーできないため、彼らが今回のベティス戦でスタメンとして全力で暴れてくることが予想されており、ベティスにとっては依然として極めて強烈なプレッシャーがかかるゲームとなります。前節のレバンテ戦で5失点と守備が崩壊したベティスが、マーク・バルトラらを中心にどのようにマドリードの猛攻を防ぎきるかが注目されます。 (via MARCA)
宿敵モウリーニョがペレグリーニ監督へ涙の(?)謝罪と大絶賛!「かつての自分のコメントは愚かだった。彼は真の紳士だ」
レアル・マドリードを率いる世界的な智将、ジョゼ・モウリーニョ監督が、ベティス戦を控えた前日の公式記者会見にて、対戦相手であるマヌエル・ペレグリーニ監督への熱いメッセージと、過去の自身の振る舞いに対する異例の謝罪を行いました。
かつてはメディアを通じて辛辣なコメントを投げ合い、バチバチの関係としてフットボールファンを騒がせてきた両者ですが、モウリーニョ監督は非常に謙虚に自らの非を認めました。
『人は、過去を振り返って、自分がどれほど愚かで間違った発言をしていたかを悟り、バカだったなと痛感する瞬間がある。かつて私も、ペレグリーニ監督に対していくつか愚かな発言をしてしまった。彼がこれを聞いたら、きっと笑って許してくれるだろう。彼がマンチェスター・シティで勝ち取ったあのプレミアリーグの優勝は、残り2試合の時点で僕たちがリヴァプールとの優勝争いでアシストしたようなものだったが、彼は今でも私に対して非常に大人な態度をとってくれる素晴らしい監督だ』
さらにモウリーニョ監督は、過去にベティスとローマ(当時モウリーニョが指揮)が親善試合で対戦した際、非常に心を打たれた驚きのエピソードを明かしました。
『あのプレシーズンマッチで、私のローマは退場者を出しすぎて、ピッチにわずか7人しか残らないという悲惨な状態に陥ってしまった。しかしペレグリーニ監督は、僕たちを一方的に痛めつけて辱めるようなことはせず、ゲームを穏やかに終わらせる大人の配慮を見せてくれたんだ。彼は本当に真の紳士(セニョール)としての品格を持ち、監督としても一人の人間としても、誰もが見習うべき素晴らしいお手本だ。明日の試合前も、試合が終わった後も、私は喜んで彼と心からの抱擁を交わすだろう』
これまでピッチの内外で激しくぶつかり合ってきた因縁の闘将が、ベティスを率いるチリ人指揮官の懐の深さとリーダーとしての品格に最大級の賛辞を贈ったことで、明日の戦いは激しさの中にもお互いへのリスペクトが満ちた特別な夜になりそうです。 (via SPORT)
【本日の総括】
移籍最終盤の狂騒が落ち着きを見せる中、ベティスを取り巻く環境は光と影が非常にくっきりと現れています。アントニーの愛と覚悟、カルロス・デ・ロアの引き留め成功といったポジティブな要素がある一方で、パブロ・ガルシア移籍におけるフロントと選手側の泥沼の主張対立や、超高額な人件費を維持するために将来的に主力を売却せざるを得ない深刻な財政爆弾の存在が浮き彫りとなりました。さらにマドリード戦を目前にしてアブデのウイルス欠場という大ピンチ。ベテランのペレグリーニ監督が、この難局をどのように乗り越え、ラ・カルトゥハに集う満員のベティコたちに歓喜をもたらすのか、緑と白の戦士たちの真価が問われる決戦がいよいよ幕を開けます。
