アルナウへ送られた大先輩ストゥアニの感動的な惜別メッセージとそれに対する固い決意の返答
今夏にジローナからバレンシアへ加入したディフェンダーのアルナウ・マルティネスに対し、ジローナの偉大な大ベテランであり、彼を長く導いてきた精神的支柱のクリシアン・ストゥアニから、胸を打つ感動的なメッセージが送られました。
39歳のウルグアイ人ストライカーであるストゥアニは、自身のSNSでアルナウへの想いを次のように綴っています。
『ピッチの内外で君と共に本当に多くの素晴らしい瞬間を分かち合えたことは、私にとってこの上ない幸運だった。出会ったその日から、できる限りの方法で君を支え、助けようと努めてきた。月日が流れる中で、君は私にとって単なるチームメイトをはるかに超えた存在になり、本当の弟のように愛し、大切に面倒を見てきた。君の中に素晴らしい才能があるのをいつも見つめていたけれど、それ以上に、新しい世代を引っ張っていくのにふわしい素晴らしい価値観と、強い個性を持った青年であると確信していた。今日から進む道は少し離れてしまうけれど、いつでも君のためにそばにいる。君がこれから新たな地で成功していく姿を見るのを、誰よりも誇りに思う。楽しんで、貪欲に学び、ピッチで戦い、長所を見失わずに常に君らしくあってほしい。バレンシアという素晴らしいクラブは、真に偉大なフットボーラーを手に入れた。けれど、私は君とこの道を共に歩むことができたという幸運を心から誇りに思っている。本当に愛しているよ、アルナウ。新しい挑戦での成功を心から祈っている』
この愛情あふれるメッセージに対し、アルナウも強い感謝を込めて次のように返答しました。
『パピ、そして私の偉大なキャプテン! 私の人生であなたに出会えたこと、そしてジローナの歴史の中で最高のプレーヤーからピッチの上で直接学べたことに、言葉では言い表せないほど感謝している。それだけでなく、ピッチを離れたところでも、これ以上ない最高のお手本を示してくれた。私を本当の弟や、まるで息子のように温かく扱い、育ててくれた。このクラブの持つ素晴らしい価値観を教えてくれた。あなたのおかげで、私はキャプテンマークを腕に巻くということの本当の意味と、その特権を深く理解することができた。これからもお互いに連絡を取り合って会い続けるだろうし、何か必要なことがあればいつでも私を頼ってほしい。愛しているよ、友よ。1部昇格に向けて全力を尽くして!』
15歳でバルサの下部組織からジローナに移籍し、17歳でプロデビュー。2022年の昇格決定ゴールを決め、昨季はチームをリーグ3位に導いた23歳の若きリーダーは、ジローナへの深い愛と大先輩の教えを胸に秘めてバレンシアでの新たな旅路を開始します。(via SPORT / Superdeporte)
加入記者会見で明かされたアルナウの熱き覚悟と多彩なポジション適応能力
バレンシアへの正式加入を果たしたアルナウ・マルティネスが記者会見に出席し、ファンへ向けたメッセージや自身のプレースタイルについて熱く語りました。会見には彼の家族や4年間寄り添ってきた妻だけでなく、クラブのロン・グルレイCEOや元バレンシアのレジェンドでありOB会長のフェルナンド・ジネル、ペニャ協会会長のフェデ・サグレラスも同席。さらに、かつてバレンシアとジローナの両クラブで活躍したオリオル・ロメウからも『バレンシアはピッチ上での高い能力はもちろん、人間としても極めて素晴らしい最高の人材を手に入れた』と大絶賛の祝福が届き、信頼の厚さを証明しました。
アルナウは自身の加入について次のように決意を述べています。
『この歴史あるクラブの目標は、常に自分たちの限界を超えていくこと。過去を見つめ直しながら、私はさらに一歩高いところへと駆け上がり、チームが昨シーズン成し遂げた順位よりももっと高い位置へ引っ張り上げるためにここへ来た。このクラブのエンブレムを胸に戦うことがどれだけ大きな責任を伴うかは、十分に理解している。ファンと私たちが手を取り合って一つになれば、間違いなく素晴らしい成果を勝ち取れると信じている』
新スタジアムへの移行が進むメスタージャについては、
『私にとってメスタージャは非常に特別な場所。ここでプロサッカー選手としての1部デビューを飾った。ただ、今度はホームチームの一員としてこのピッチに立てると思うと、今から本当にワクワクしている。新スタジアム計画が進んでいることも知っているけれど、まずは私たちがこの歴史的なスタジアムで多くの喜びを届け、最高の形で別れを告げられるようにしたい』
と、スタジアムへの深い思い入れを語りました。
さらに、自身の多才なキャリアやポジションについては次のように振り返りました。
『子供の頃はフォワードとしてプレーしていた。バルセロナの下部組織に入った時にセンターバックになり、ボランチも同時にこなすようになった。その後、ジローナで3バックの左右のセンターバックを経験し、ミチェル監督によってサイドバックやウイングバックにコンバートされた。5バックの右ウイングバック、3バックのセンターバック、4バックの右サイドバック、さらには中盤のボランチまで、監督やチームが求めるシステムであれば、どのような位置でも喜んで適応し、最高のクオリティをもたらす自信がある』
すでにU-21スペイン代表で旧知の仲であるハビ・ゲラ、ディエゴ・ロペス、ヘスス・バスケスらとは移籍前から連絡を取り合っていたことを明かし、チームについては『本来であれば前節のベティス戦も含め、もっと多くの勝ち点を手にするに値するプレーをしていた。細かなミスで勝利を逃してしまったけれど、チームが持つ実力ならここから素晴らしい結果を残せるはずだ』と確信を示しました。2031年までの超長期5年契約を結んだ新ディフェンダーは、すでにパテルナでの練習を開始し、万全の体調でデビューの瞬間を待っています。(via MARCA / Superdeporte / ElDesmarque)
アルベルト・マリが電撃的な契約解除!ケガに泣いたFWがフリーで新天地を模索
カルロス・コルベラン監督の構想から外れていた25歳のフォワード、アルベルト・マリの退団が正式に決定しました。クラブは契約を解除し、双方が合意のもとで別々の道を歩むこととなりました。
マリは2021年にバレンシアのBチームに加わり、シーズン11得点を挙げるなどの大活躍を見せてトップチームへと昇格。若手有望株の世代を指す「キンタ・デル・ピポ」の一角として将来を嘱望されていました。しかし、そこからはケガの不運にことごとく見舞われました。2023年に負った大怪我ののち、レアル・サラゴサやミランデスへ出場機会を求めてレンタル移籍されましたが、ミランデスでの再起の途中で、2026年3月に左大腿二頭筋を痛めて再発。再度メスを入れる大手術を余儀なくされ、昨シーズン後半を棒に振る形となりました。
クラブは退団にあたり、次のような公式声明を発表しました。
『バレンシアCFは、アルベルト・マリ選手がクラブの所属から離れることを発表いたします。2023年の公式戦デビュー以来、トップチームで通算25試合に出場し、2ゴールを挙げました。クラブは彼の今後のキャリアにおける多大なる幸運を心より祈っています』
この突然の退団により、バレンシアは限られた選手登録枠と給与枠を1枠空けることに成功しました。これにより、アルナウ・マルティネスの登録手続きや、現在獲得を狙っているラマザニをはじめとするアタッカーの補強に動くための貴重な余力を手に入れることができました。
現在、マリにはスペイン国内の2部クラブや、国外のチームから早くもいくつかの獲得オファーが届いており、完全フリーの立場から復帰と再起をかけた新天地を模索しています。(via Superdeporte / ElDesmarque)
15年間を過ごしたカンテラ育ちのルベン・イランゾがファンへ涙の別れのメッセージ
レアル・サラゴサへの完全移籍が決定したディフェンダーのルベン・イランゾが、15シーズンという途方もない時間を過ごした「人生のクラブ」バレンシアのファンへ向け、自身のSNS上で感動的な別れのビデオメッセージを投稿しました。
映像は、彼が小さな男の子としてバレンシアの練習場パテルナに足を踏入れた育成初期の姿から始まり、下部組織の各カテゴリーでキャプテンマークを巻いてチームを鼓舞するシーン、そしてホセ・ボルダラス元監督のもとでレバンテとのダービーマッチで待望の1部デビューを飾った瞬間など、15年の軌跡を丁寧に振り返る内容となっています。
イランゾはファンに向けて、次のように深い感謝を言葉にしました。
『すべてのバレンシアスタの皆さん、今日、私にとって非常に大切な、そしてかけがえのない一章が閉じます。15シーズンにわたり在籍し、幼い頃から育ってきた、私の人生そのものであるクラブ、バレンシアCFにお別れを告げます。あの頃、私はメスタージャのピッチに立ち、このユニフォームを身にまとってプレーすることを夢見る、ただの幼い少年に過ぎませんでした。その大きな夢を本当に叶え、トップチームで1部デビューを果たし、この誇り高き盾を守って戦うことができたことに対し、胸がいっぱいで、感謝の気持ちで溢れています。共に苦楽を共にしたチームメイト、日夜クラブを支えてくれるスタッフ、親愛なるファンの皆様に心から感謝します。ここを去る私の手元には、一生を通じて付き合っていける大切な仲間たちがいます。このクラブは私に、ピッチの上だけでなく、これからの人生においても役立つ尊い価値観を教えてくれました。今の私という人間が存在しているのは、すべてバレンシアのおかげです』(via SPORT / Superdeporte)
元所属MFニコ・ゴンサレスのメガ移籍によりバレンシアに貴重な臨時収入が決定
バレンシアに、移籍市場最終盤における極めて貴重な「臨時ボーナス」が転がり込みました。かつて2022-23シーズンにバルセロナからの期限付き移籍でバレンシアに在籍し、公式戦26試合に出場した経歴を持つ23歳のMFニコ・ゴンサレス(ポルト所属)が、イングランド・プレミアリーグのニューカッスルへと完全移籍することが決定。その移籍金は5600万ユーロという超巨額に上ります。
この大規模な国際移籍に伴い、FIFAが規定する「連帯貢献金(Solidarity Contribution)」が発生。23歳以下の選手が国際移籍をする際、過去に育成に関わったクラブに対して移籍金の合計約5%がそれぞれの在籍年数に応じて分配されるルールがあり、バルセロナ、ポルトと共にバレンシアもその受給対象となります。
この分配ルールにより、バレンシアには28万ユーロの臨時収入が入ることになりました。
現在、バレンシアのフロントにはオーナー側から極めて限られた少額の補強予算しか与えられておらず、移籍期限の残り5日間で最低2人のアタッカーを確保しなければならない過酷なミッションを課されています。今回の28万ユーロは、まさに喉から手が出るほど欲しい補強資金の大きな足しとなります。
実際の入金時期は来年1月の冬の移籍市場付近までずれ込む見通しですが、クラブの今後の財政計画においては非常に価値ある朗報となりました。(via Superdeporte)
14歳の超新星GKウーゴ・アルバレスがスペインU-15代表へ電撃招集される快挙
バレンシアが誇る下部組織「アカデミー」のゴールキーパー育成力の高さが、再び証明されました。今年6月にマラガCFの下部組織からバレンシアの育成部門へと加入したばかりの14歳のGKウーゴ・アルバレスが、スペインサッカー連盟(RFEF)が発表したスペインU-15代表のトレーニングキャンプ招集メンバーに選ばれました。
彼にとってこれが初めての代表活動への選出となります。
バレンシアのゴールキーパー陣は育成年代から極めて層が厚く、期待の若手ビセント・アブリルがナスティックへ期限付き移籍したのをはじめ、ラウル・ヒメネスがバレンシア・メスタージャ(Bチーム)の正守護神をガッチリと確保。さらに、17歳でU-19スペイン代表デビューを飾り、18歳となった現在もさらなる飛躍を目指すパブロ・モジャも存在感を示しています。
今回招集された14歳の新鋭ウーゴ・アルバレスは、今シーズンをカデテ(U-16)のカテゴリーでスタートさせる予定で、8月31日から9月3日までアルファス・デル・ピで行われる代表のトレーニングキャンプで腕を磨きます。将来の守護神を巡る競争は、すでに若い世代から非常に熱く燃え上がっています。(via Superdeporte)
日曜日のデポル戦最新情報!敵地リアソールは泥沼のサポーター対立による応援ボイコットへ
日曜日のラ・リーガ第3節、アウェイでのデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦に向けて最終準備を進めるバレンシアですが、対戦相手のホームスタジアム「リアソール」は、ピッチ外の激しい衝突によって完全に混乱しています。
デポルティーボのクラブ経営陣と、熱狂的なゴール裏スタンド「マラトン・インフェリオール」を陣取る過激派をはじめとするサポーター団体との間で、チケット価格の大幅な値上げ、VIPエリアの一方的な拡大による古参ソシオ(会員)の排除、厳しい入場コントロールの導入を巡る対立が深刻化。
スタジアムの入場ゲートには、クラブの名前をもじり、ユーロの記号を用いて金満主義を批判する「D€por」という大きな抗議のグラフィティ(落書き)が木曜日の朝に出現しました。サポーター団体はクラブ側の対話の呼びかけを拒絶し、日曜日のバレンシア戦における「応援ボイコット(スタンドで無言を貫く抗議行動)」の徹底維持を正式表明。バレンシアにとっては、リアソール名物の凄じい大声援によるプレッシャーを受けることなく戦える、極めて有利な状況が生まれています。
ピッチ上では、開幕2試合でわずか勝ち点1、さらに未だノーゴールと苦しむカルロス・コルベラン監督率いるバレンシアが、攻撃陣の立て直しを急いでいます。
木曜日のパテルナの練習では、ベティス戦に先発した主力メンバーは室内でのジム回復メニュー。一方、新加入のアルナウ・マルティネス、そしてイプスウィッチからレンタル移籍で加入したベルギーU-21代表GKケイネ・ヴァン・オーフェレンが合流し、初のトレーニングをこなしました。アルナウはジローナでのプレシーズンを終えたばかりでコンディションも良く、本人が『準備はできている』と話していることから、日曜日に早速の電撃デビューが見込まれています。
負傷者情報としては、膝の怪我で長期離脱していたベテラン右サイドバックのディミトリ・フルキエが全体練習に部分合流を果たすポジティブなニュースがありました。ただし、まだ実戦復帰への許可(メディカルクリアランス)は下りておらず、復帰はまだ先になる見込み。
前節ベティス戦で途中出場したルイス・リオハは筋肉の疲労を考慮して室内での個別調整。コペテとジャスティン・デ・ハースの2名は、引き続きリハビリメニューを続けています。
対戦相手のデポルティーボは、新たに加入した俊足アダマ・トラオレが木曜日に練習へ合流。開幕2試合ですでに2ゴールを挙げている元バレンシアのピエール=エメリク・オバメヤン、そして恥骨結合炎(パルバヒア)から回復して先発出場が濃厚とされている俊英イェレマイの攻撃陣が、バレンシアにとっての最大の脅威となりそうです。
現地紙などが報じる両チームの予想スタメンは以下の通りです。
【デポルティーボ】:レオ・ロマン;クアリアータ、ルデイロ、ヌビ、シモ;アマトゥッチ、ソリアーノ、アルティミラ;ジェンセン、イェレマイ、オバメヤン
【バレンシアCF】:ディミトリエフスキ;ガヤ、タルレガ、ペペル、アルナウ、マフェオ;グイド、ゲラ、ウグリニッチ;サト、サディク
(via Superdeporte / SPORT / ElDesmarque)
【本日の総括】
アルナウの合流と会見での力強い誓い、そしてマリの電撃退団による選手登録枠の確保など、移籍市場最終盤のバレンシアは極めて活発な動きを見せています。次戦のデポル戦は、敵地の深刻な応援ボイコット騒動という追い風も生かし、今季初勝利と初ゴールをもぎ取る千載一遇のチャンスです。
