開幕を10分遅らせた新テクノロジー「接続ボール」の電波障害トラブル
⏱ ラ・リーガ開幕戦となるセビージャ戦において、ピッチ外のテクノロジーに関わる前代未聞のトラブルが発生しました。今シーズンからプリメーラ(1部リーグ)全体で導入された、内部にインテリジェントなセンサーを搭載してオフサイド位置や様々なプレーを正確に追跡できる新しい「バルン・コネクター(接続ボール)」ですが、試合前に接続不具合が発生しました。
ボール自体からは正常に電波の送信が行われていたものの、マドリードのラス・ロサスにある中央のVOR(ビデオ・オペレーション・ルーム)において、その電波を受信するための接続システムに問題が生じました。ボールのセンサー技術を担当するKinexon社、ラ・リーガのVARインフラを提供するMediapro社、そして半自動オフサイド(SAOT)のライセンスを持つHawk Eye社の3社間での接続が確立できず、ビデオ判定ルームでデータを使用できない事態となりました。
現場の技術者たちが懸命に修正を試みたものの復旧には至らず、主審の Ricardo de Burgos Bengoechea氏はキックオフ直前、両チームの監督とキャプテンにボールの不具合を伝えました。この調整のために、サンチェス・ピスフアンでの開幕戦のキックオフは約10分間遅れる結果となりました。なお、規定によりVAR等の技術トラブルで試合が中止されることはなく、不具合を伝えたうえで試合は行われました。(via Mundo Deportivo)