セビージャの株主交渉決裂と関係者の反応

セルヒオ・ラモスとメキシコの不動産実業家アルバロ・レアニョのグループがセビージャの筆頭株主たちと進めていた株式買収交渉が破談となった。ラモス側が当初の条件を大幅に変更し、まずは18%の株式を取得し、1億2000万ユーロの増資を行った後に残り42%を取得するという提案を行ったが、デル・ニド家やカリオン家など大半の株主がこれに反対した。この事態を受け、ラモスは月曜日にセビージャ市内で記者会見を開き、自身の見解を説明する予定となっている。一方、ラモスは自身のInstagramストーリーにAsha Solaraのフラメンコ曲の動画を投稿し、『私のそばを歩く人もいれば、後ろに取り残される人もいる。一歩踏み出すごとに、目的地に近づいていく。これが私の道、ゆっくりと歩んでいく』という歌詞を引用し、意味深なメッセージを発信した。また、これまで沈黙を守っていた個人筆頭株主のホセ・マリア・デル・ニド・ベナベンテも、自身のWhatsAppのステータスにセビージャのエンブレムとともに『今日も、そしてこれからもセビージャFC。スタジアムの掃除をしてでも、常にあなたの命令に従う』と投稿し、クラブへの忠誠心をアピールしている。(via Estadio Deportivo)

ビルバオの来季ユニフォームデザインが政治的論争に発展

アスレティック・ビルバオの来シーズンの新ユニフォームが、思わぬ政治的論争を引き起こしている。ユニフォームの背中部分に、イクリニャ(バスク旗)とともにエウスカル・エリア(バスク国)の地図がデザインされていることが発端となった。これに対し、ナバラ州の一部から反発の声が上がり、ナバラ住民連合(UPN)は、このシンボルの使用は不適切であるとして、プロ競技委員会に公式な苦情を申し立てた。同委員会はこの件に関する情報収集の手続きを開始している。しかし、アスレティック・ビルバオ側は沈黙を貫き、論争を煽ることを避けている。クラブはユニフォーム発表時の声明で、『7つのストライプはエウスカル・エリアの7つの県を象徴し、クラブのアイデンティティを反映している』と説明しており、サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリード戦でお披露目されたこのユニフォームに罰則の対象となる要素はないとの確信を持ち続けている。(via Estadio Deportivo)

マドリー会長選、リケルメ候補の奇策とペレス現会長への支持

レアル・マドリードの会長選挙に向けた動きが過熱している。対立候補のエンリケ・リケルメは、マラガでのイベントで『もし私が会長になれば、ロドリのような選手がレアル・マドリードでプレーすることになる。スペイン代表にマドリードの選手がいないという痛ましい恥をかくことはなくなる』と宣言し、さらに水曜日には大物外国人選手の獲得を発表すると予告した。また、ブダペストで行われたCL決勝の会場周辺に自身の顔写真と『今夜は楽しんで。我々は戻ってくる』『ライバルは現れては消えるが、レアル・マドリードは戻ってくる』というメッセージを掲げたバスを走らせる奇策に出た。これに対し、現会長のフロレンティーノ・ペレスはCL決勝のVIP席に姿を見せ、ファンから歓声を受けた。ペレスは『マドリードがいない決勝はそれほど珍しいことではない。私たちは15回しか優勝していないのだから』と冗談を飛ばした。さらに、ルカ・モドリッチが自身のInstagramでペレス会長と抱き合う写真を投稿し、白いハートの絵文字を添えて支持を表明。カリム・ベンゼマ、ロベルト・カルロス、ロナウド・ナザリオらも現体制への支持を明確にしている。(via SPORT / MARCA / ElDesmarque / Mundo Deportivo)

ゴードンが見せた流暢なスペイン語の裏側

FCバルセロナへの加入が発表されたアンソニー・ゴードンだが、入団会見で披露した流暢なスペイン語とカタルーニャ語の挨拶が話題となっている。ニューカッスルの理学療法士であるダニエル・マルティがラジオ番組に出演し、その背景を明かした。マルティによると、ゴードンはエヴァートン時代からラファ・ベニテス監督やスペイン人スタッフとスペイン語を練習しており、バルサ加入を熱望していたという。『彼とはバルサの選手として入団会見をする時の練習を冗談交じりで何年も前からやっていた。「ビスカ・エル・バルサ、ビスカ・カタルーニャ」というフレーズもたくさん練習していた。彼は最初の日から「僕はスペインでプレーする、バルサでプレーする」と言っていて、これに執着していた』と証言している。ゴードンはバルセロナに到着後も派手な行動は控え、ホテルで家族や友人と静かに過ごし、すぐにW杯に向けたイングランド代表の合宿へと旅立った。(via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)

フリアン・アルバレスを巡るアトレティコとバルサのSNS場外戦

フリアン・アルバレスのバルセロナ移籍の噂を巡り、アトレティコ・マドリードとバルセロナの間でSNSを通じた場外戦が勃発した。アトレティコは公式Xアカウントで、ラミン・ヤマル、ペドリ、ハフィーニャにアトレティコのユニフォームを着せたコラージュ画像を投稿し、『ヤマル獲得のためにバッド・バニーのコンサートチケット4枚とヒマワリの種1袋をオファーした』などと皮肉たっぷりのメッセージを連投。さらに『我々なら絶対にこんなことはしない。だがここ数ヶ月、我々の選手に対する執拗な信用失墜キャンペーンにさらされている。意図的なリーク、フェイクニュース、絶え間ない敬意の欠如。だが我々は、審判の副会長を雇ったり、選手登録のために政治的便宜を図ったりはしない。リスペクトと価値観だ』とネグレイラ事件を引き合いに出してバルサを痛烈に批判した。これに対し、バルセロナのフロントは不快感を示したものの、公の場での反論は控える決定を下した。一方で、昨季アトレティコから勝ち点を奪って残留を果たしたエルチェCFがこの騒動に乱入。ライオンの着ぐるみを被ったおとなしい犬の動画を用い、『バルサに対するアトレティコ』と『エルチェと対戦する時のアトレティコ』と嘲笑する投稿を行い、火に油を注いでいる。(via Mundo Deportivo / ElDesmarque / SPORT / Esport3 / MARCA)

パリでCL決勝後に暴動発生、逮捕者多数の事態に

PSGのチャンピオンズリーグ2連覇の歓喜の裏で、パリ市内は再び大きな混乱に見舞われた。試合中からシャンゼリゼ通りやパルク・デ・プランス周辺に集まった数万人のサポーターの一部が暴徒化し、警察と衝突する事態に発展した。バスの待合所などの公共物が破壊され、警察に向けて花火や飛食物が投げつけられたほか、鉄パイプを持った目出し帽姿の集団も目撃されたという。治安部隊は催涙ガスを使用して群衆の鎮圧にあたり、少なくとも79人が逮捕され、警察官1名が負傷した。昨年の初優勝時にも死傷者を伴う暴動が発生していたため、今回はパリ周辺に8000人規模の警察官が配備され、高級店や銀行などは窓ガラスに金属や木の板を張って略奪に備えていたが、再び暴動を防ぐことはできなかった。アル・ケライフィ会長は優勝直後のピッチから『私たちは世界最高のファンを持っている。お願いだから問題を起こさないでほしい。事件を起こさずに祝おう』と呼びかけていたが、その願いは届かなかった。(via ElDesmarque / AS / Esport3 / Mundo Deportivo)

セルタ会長が巡礼イベントに参加し特製木靴を贈呈される

ア・エストラーダで週末に開催された「セルティスタの巡礼」に、セルタ・デ・ビーゴのファンがガリシア全土から集結した。このイベントは地元のファンクラブ「ペーニャ・セルティスタ・ドウトール・コタ」が主催したもので、金曜日の夜にはパブを巡るイベントが行われ、土曜日には230人が参加する懇親会が開催された。クラブからはマリアン・モウリーニョ会長や元選手で現在はトップチームのデレゲートを務めるヴラド・グデリが出席。モウリーニョ会長には、地元の職人エレナ・フェロがデザインし、靴底に会長の名前が刻まれた特製の記念木靴が贈呈された。ファンクラブの名前の由来となった医師のフアン・ホセ・ガルシア・コタ氏や地元市長らも出席し、クラブと地域の絆を深める和やかな時間となった。(via SPORT)

アーセナルの選手に対するSNSでの誹謗中傷問題

チャンピオンズリーグ決勝でPSGに敗れたアーセナルにおいて、敗戦の責任を問われた選手たちがSNSで激しい誹謗中傷に晒されている。標的となったのは、同点に追いつかれるPKを献上したクリスティアン・モスケラと、PK戦で最後のキックを外したガブリエウ・マガリャンイスの2人。試合直後から彼らのSNSアカウントには『ナイス・ペナルティ』『本当にありがとう』といった皮肉から、クラブからの退団を要求するコメント、さらには直接的な侮辱の言葉が殺到した。一方で、多くのファンやチームメイトからは彼らを擁護する声も上がっており、特に今季のプレミアリーグ制覇においてガブリエウが果たした巨大な貢献を忘れるべきではないと訴えるコメントも多数寄せられている。(via ElDesmarque)

ルイス・エンリケと因縁の記者の再会、そしてバカンスの行き先

チャンピオンズリーグ2連覇を達成したPSGのルイス・エンリケ監督が、試合直後のピッチでモビスター・プラスのインタビューに応じた。インタビュアーの一人は、過去に激しい対立があったスサナ・グアッシュ記者。バルサ時代に彼女の分析を『表面的で根拠がない。プロのものとは無関係だ』と一蹴して以来、両者の関係は冷え切っており、昨季のインタビューでもルイス・エンリケが彼女を名指しで冷遇する一幕があった。しかし今回は握手を交わし、因縁の再会は穏やかに進行した。インタビューの中でルイス・エンリケは、自身のPK戦の強さについて問われると『スペイン代表の時にモロッコ戦のPKで負けて、そのことで私は殺されたよ』と自虐交じりに振り返り、笑いを誘った。さらに今後の予定については『ヒホンとフォルメンテラ島に行く。これ以上は言わないよ。2ヶ月のバカンスだ』と上機嫌で明かした。(via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo / AS)

ラス・パルマスの名物サポーターが貫く「選手との距離感」

1部昇格プレーオフ進出を懸けた最終節、デポルティーボとのアウェー戦が行われるア・コルーニャのリアソールに、ラス・パルマスの熱狂的なファン、ピノ・エルナンデスさん(76歳)の姿があった。元々はサッカーに興味がなかったが、亡き義父と夫の思いを継いでシーズンチケットを購入し、今ではスペイン中を飛び回っている。そんな彼女には確固たる流儀がある。『私は選手や監督に写真をお願いしたり、迷惑をかけるようなことは絶対にしない。エンブレムを応援しているのであって、彼らに対する狂信的な感情はないの』と語る。持っている写真は、よく冗談を言い合うアイタミ・アルティレスなどごく一部だけ。地球の裏側ベネズエラからこの試合のためだけに駆けつけたドロレスさんのようなファンとともに、チームの戦いを純粋に見守っている。(via SPORT)

ジェラール・モレノがラ・リーガ・ジェニュインのチームを訪問

ビジャレアルの主将ジェラール・モレノが、知的障がいを持つ選手たちのリーグ「ラ・リーガ・ジェニュイン」に参加するビジャレアルのチームの練習にサプライズで登場した。モレノが姿を現す前、監督が選手たちに『プロ選手に何を教えられるか』と尋ねると、『仲間がミスをしたら励ますこと』『新しい友情を築くこと』『チームワーク』『スポーツマンシップ』といった答えが返ってきていた。練習に参加したモレノは『彼らから私たちが教わることがたくさんある』と感銘を受けた様子。選手たちから全員のサイン入りユニフォームを贈られたモレノは、トップチームのロッカールームにそれを飾り、彼らの価値観を共有することを約束した。その後、選手たちはトップチームの練習を見学し、モレノからループシュートのコツを直接伝授されるなど、心温まる交流が行われた。(via ElDesmarque)

ルベン・ディエスがサラゴサ帰還の喜びを語る

セウタでのシーズンを終えたルベン・ディエスが、来季からレアル・サラゴサへ加入することを正式に認めた。2年契約を結ぶ予定の彼は、地元への帰還について『自分の家に帰るのはいつだって特別なこと。家族や友人と一緒にあそこでプレーしたいとずっと強く思っていた。サラゴサでプレーできるのは本当に特別だ。ラ・ロマレダで素晴らしい試合を見て育ったからね。何の迷いもなかったよ』と喜びを露わにした。セウタからの契約延長オファーや他クラブからの関心もあったが、幼い頃からソシオとしてスタジアムに通い、コパ・デル・レイの決勝戦にも足を運んだ生粋のサラゴシスタにとって、愛するクラブからのオファーは断れないものだった。(via SPORT / AS)

ラヨ・バジェカーノのイニゴ・ペレス監督が退任会見で記者に苦言

ラヨ・バジェカーノを退任するイニゴ・ペレス監督の最後の記者会見で、冷ややかな一幕があった。ビジャレアルの監督就任に関する噂について質問を投げかけた記者に対し、ペレス監督は回答を拒否。丁寧な口調ながらも『今まで一度も記者会見であなたを見たことがない』と切り捨て、自分にとって重要な別れの場で、普段取材に来ない記者が自身の去就について質問してきたことへの不快感をあらわにした。(via MARCA)

指揮官やスター選手の安らぎの「隠れ家」事情

過酷なシーズンを戦い抜くサッカー界のトップランナーたちが愛する「隠れ家」が注目を集めている。アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、喧騒のロンドンから離れ、マヨルカ島の人口約2600人の高級リゾート地ポルタルス・ノウスで家族とともに静かな時間を過ごす。一方、PSGのルイス・エンリケ監督は、故郷アストゥリアス州にある人口100人未満の小さな村ソイラナをこよなく愛している。街灯も少なく細い道を通らなければたどり着けないこの村で、自然と触れ合い完全に社会から隔離された時間を楽しんでいるという。そしてバルセロナのペドリにとっての聖域は、故郷テネリフェ島のテグエステ。海岸線を持たない人口約11500人のこの町で、家族と過ごし自身のルーツに立ち返ることが、彼の謙虚な人柄を形成している。(via SPORT)

ブラジル代表のW杯背番号、ヴィニシウスがネイマールに10番を譲る

カルロ・アンチェロッティ監督が率いるブラジル代表のW杯に向けた背番号が発表された。注目を集めていた10番は、怪我の状態が不安視されていたネイマールが着用することに決定した。大会直前の準備期間で10番を背負っていたレアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールは、クラブと同じ7番を着用することになった。ヴィニシウス自身が『W杯ではネイマールに10番を譲る』と約束していたことを果たした形となる。アンチェロッティ監督はネイマールをメンバーから外すつもりはないと断言しており、背番号の決定も監督とコーチングスタッフの意向が反映されている。(via SPORT / AS)

ニコ・ウィリアムズ推進のストリートサッカー大会が大盛況

アスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムズが推進するストリートサッカーの全国大会「Red Bull Rey del Barrio」の決勝戦がビルバオのエレカルデで開催された。ゴールキーパーなし、5分間または2ゴール先取の「勝ち抜き戦」というストリートの原点に立ち返ったルールの下、全国から集まったチームが熱戦を展開し、カタルーニャのチーム「Peloteros El Bruc」が初代王者に輝いた。ニコ・ウィリアムズも終日会場に滞在し、参加者たちと交流。結果と同じくらい創造性が評価されるストリートサッカーの魅力を存分に楽しんでいた。会場はアーバンカルチャーの要素も取り入れられ、ストリートアーティストによるライブパフォーマンスも行われた。(via SPORT)

スターリング逮捕とメンディの現在

サッカー界のスター選手たちのピッチ外での転落が報じられている。チェルシーからフェイエノールトにレンタル移籍していた元イングランド代表のラヒーム・スターリングが、薬物影響下での運転や危険運転、薬物所持などの疑いで逮捕された。自身のランボルギーニを道路のフェンスに衝突させる事故を起こし、現在は保釈されているものの、キャリアの終焉が危ぶまれている。一方、性的暴行の容疑で逮捕され、後に無罪となったもののマンチェスター・シティを解雇されたバンジャマン・メンディは現在、ポーランド1部のポゴニ・シュチェチンに所属している。かつて月給58万ユーロを稼いでいたスターは、現在月給約1万ユーロで生活しており、ポーランドの小さな町のスーパーマーケットで自ら買い物カートを押す姿が目撃されるなど、かつての派手な生活からは一変した静かな日々を送っている。(via Esport3 / Mundo Deportivo)

【本日の総括】

本日は、セビージャのクラブ買収交渉の破局やレアル・マドリードの会長選にまつわる水面下の駆け引きなど、スペインサッカー界の経営・政治的な動きが目立ちました。また、アトレティコとバルサのSNSでの直接的な対立や、アスレティックのユニフォームデザインに関する論争など、クラブのアイデンティティやプライドが絡む話題も豊富です。一方で、ゴードンのバルサ加入に向けた入念な準備や、選手たちのプライベートな安らぎの場所、心温まるファンやコミュニティとの交流など、選手や関係者の人間味が垣間見えるエピソードも多数報じられました。