キリアン・エムバペがW杯で躍動、クロップが過去の極秘獲得作戦を暴露

W杯準々決勝でフランスがモロッコを2-0で下し、準決勝進出を決めた。キリアン・エムバペは25分にマズラウィからファウルを受けてPKを獲得したが、VARチェックやモロッコ選手の妨害などで数分間待たされた末、甘いシュートを放ってGKボノに止められてしまった。これに対し、エムバペは審判のファクンド・テージョに遅延の理由を激しく抗議。テレビ観戦していたアーリング・ハーランド(ノルウェー代表/マンチェスター・シティ)もSNSで『PKを蹴るのに5分も待たせるのは長すぎる』と擁護した。

しかし60分、エムバペはペナルティエリア手前でボールを受け、時間もスペースもない中でインサイドキックでファーポストにカーブをかけて見事な先制ゴールを叩き込んだ。これでW杯通算20試合で20ゴールに到達し、メッシの記録(30試合21ゴール)にあと1点と迫るとともに、今大会8ゴールでメッシと得点王争いのトップに並んだ。

76分にはイッサ・ディオプから激しいタックルを受けた右足首の痛みを訴え、交代を余儀なくされた。ベンチでは氷を当てていたが、試合後は『足首に打撃を受けたが大丈夫。最後の15分はマテタの方が私よりプレーするのに適していたからね。私が出て彼が入り、素晴らしいプレーをしたからポジティブだ』と笑顔で語った。

メディアの取材に対しては、『我々はワールドカップで歴史を持つ国だ。絶対に勝たなければならない。そうでなければフランスのジャーナリストたちに殺されてしまうからね(笑)。もちろん質の高い選手はいるが、全員が勝つという同じ方向を向いてチームとしてプレーしている』と重圧について語った。

次戦の相手については『ベルギーでもスペインでも、どちらでも構わない。準決勝は常に難しい試合になる』とコメント。さらにリーダーとしての自覚について『フランス代表にいることは気分が良い。長年知っている友人も多いし、若い選手は私のことを少し年上の選手として見ている。ピッチ内ではサッカーのプレーだが、感情面で私はW杯の試合を一番多くプレーしている選手だから、模範を示し、W杯でプレーするとはどういうことかを教えなければならない』と語った。

親友のアクラフ・ハキミを敗退させたことについては『彼が悲しむのを見るのは辛くなかった。私も彼と同じように勝つためにここにいる。ピッチ上に感情はない。競技者ではなく友人としてロッカールームで会う時の方がずっと辛いだろう』とプロに徹した。

また、2018年の優勝チームとの比較を問われると『最強ではない。私はW杯で優勝も準優勝も経験したが、このチームはまだどちらも成し遂げていない。しかし、最もポテンシャルがあり、将来の計画を立てやすいチームだ。質が高く夢を見させてくれるが、強いチームとは勝つチームのことだ。今のところ私の隣に黄金のカップは見当たらない』と慢心を戒めた。

マケレレは個人プレーに走りがちだと批判されるエムバペを『私は同意しない。彼はグループのためにプレーしているが、ストライカーは常に得点したいものだ。マドリードに欠けているのは、ラインを破って彼やヴィニシウスに素早くボールを届けるミッドフィルダーだ』と擁護している。

一方、ドイツ代表の新監督就任が間近とされるユルゲン・クロップは、テレビ解説の際、2017年にリヴァプール時代のエムバペ獲得作戦を暴露した。『私たちが投資した中で最も高額で失敗に終わった移籍だった。ブラックプールからニースへ飛んだ。そこにはエムバペの家族全員が5つの寝室がある巨大なプライベートジェットに乗っていた。見られてはいけなかったので上空を旋回し、機内で素晴らしい食事をしながら家族と話した。信じられない経験だった。しかし、その後彼はパリに行ってしまったんだ(笑)』と明かしている。 (via ElDesmarque) (via MARCA) (via SPORT) (via Mundo Deportivo)

U-19スペイン代表チアゴ・ピタルチ、モロッコ代表入りの可能性を残し大炎上

現在U-19スペイン代表として欧州選手権に参加し、決勝進出に貢献しているレアル・マドリードの若手ミッドフィルダー、チアゴ・ピタルチが猛烈な批判を浴びている。昨年チリで開催されたU-20W杯にも出場した彼は、フエンラブラダ生まれだが祖母の一人がモロッコ出身であり、モロッコ連盟から2030年W杯に向けてA代表入りの熱烈な誘いを受けている。

ラジオ番組のインタビューでその件について問われたピタルチは『まずは土曜日に勝つこと。遠い未来にやってくるものは、その時に受け入れる。今はとても落ち着いているし、まだ先の話だと思っている。まずはここ、U-19に集中し、その後に来るものは受け入れる』と発言。さらに『(スペイン代表で)とても良くしてもらっている』とし、3月にU-21スペイン代表に呼ばれる機会を断って段階的な成長を選んだことや、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督から呼ばれてA代表デビューすることが最大の夢だと語ったものの、モロッコ代表への扉を完全に閉ざさなかった。

この発言が「スペインへのコミットメントが欠けている」「スペイン代表のウェアを着て言うことではない」「不誠実だ」とファンの怒りを買い、SNSでは即時招集外を求める声が殺到している。 (via SPORT) (via ElDesmarque)