アトレティコ・マドリード戦に向けたミチェル監督の決意

ジローナはアントワーヌ・グリーズマンのお別れ試合ともなるメトロポリターノでのアトレティコ・マドリード戦という大一番を控えています。ミチェル監督はチームの精神状態と試合に向けた覚悟について、次のように力強く語っています。

『これは決勝戦であり、我々にとって非常に重要な試合だ。歴史を作りたいし、最高のバージョンを出す必要がある。舞台はあれだし、アトレティコも彼らの目標のためにプレーするが、我々はもっと多くのものを懸けている。クラブの1部での生き残り、進化と成長が懸かっており、勝ち点3が必要で、最高の方法で物事を進めなければならない』

『他のチームの動向を気にするのは最終節に残しておくべきだ。我々は勝たなければならず、他のスタジアムで何が起こるかは分からない。自分たち自身を見つめ、100%を出し切る必要があり、他は関係ない。ポジティブな結果を得るための権利は今、我々の手の中にある。最も重要なのは、我々が自分たち次第であるということだ』

『チームは精神的に準備ができている。誰もが我々の必要性を知っている。競争するためのエネルギーがあり、それを実行する。我々は責任感を持ち、準備ができており、期待と生き残りの感覚を持ち、100%を出し切る。先日(レアル・ソシエダ戦で)ピッチでそれを見たし、それは監督が持てる最大の安心感だ。最大の困難の瞬間に選手が最大のパフォーマンスを出すこと。先日我々はそれをやったし、残りの2試合でもそれをやり続ける』

戦術的な準備については時間が限られているものの、指揮官のビジョンは明確です。

『グラウンドで試合を完全に準備したり練習したりする時間はあまりなかったが、ビデオなどを使って明確な試合の計画を持っている。スタメンに出る選手を調整し、確認する時間はある。ラインナップはだいたい明確だが、疲労の状況などを考慮しなければならない』

『私たちのプレースタイルは、ボールの有無に関わらず、攻撃的に前を向くことだ。決断力と生き残る必要性が必要だ。アトレティコは素晴らしいチームで、いつものように競争してくるだろう。そしてホームではさらに危険だ。我々は彼らと戦うことになったが、彼らには我々がより多くのものを懸けていると感じさせなければならない』

(via Mundo Deportivo / Esport3 / Estadio Deportivo)

スカッドの現状と負傷・復帰選手の情報

アトレティコ戦に向けたスカッドの状況は悲喜こもごもとなっています。アベル・ルイスは引き続き身体的な違和感を抱えており、今節も欠場が確定しています。さらに、FCバルセロナからレンタル移籍で加入しているGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンも度重なる負傷に悩まされたシーズンの末、この試合を欠場します。Vanatも負傷により戦列を離れています。

一方で明るいニュースもあります。ドニー・ファン・デ・ベークは十分なトレーニングを積めていない状態ではあるものの、本人の強い出場希望があり、遠征メンバーに名を連ねることになりました。また、大黒柱のクリスティアン・ストゥアーニは今週を通して通常通りの練習をこなすことができませんでしたが、ミチェル監督は彼が出場可能であることを明言し、『ピッチに立つ時間は100%の状態になる』と全幅の信頼を寄せています。

(via Mundo Deportivo / Estadio Deportivo / SPORT)

し烈な残留争いとジローナの現在の立ち位置

ジローナは現在勝ち点40を獲得しており、1部残留に向けたギリギリの戦いを強いられています。降格圏には勝ち点39のエルチェ、レバンテ、マジョルカがひしめき合っており、ジローナやアラベス(ともに勝ち点40)も決して安全圏にはいません。さらに、エスパニョール、セビージャ、バレンシア、オサスナ、ラージョといったチームも含め、リーグの半分が降格の危機に瀕している大混戦となっています。

今節、ジローナがアトレティコ・マドリードに勝利できなければ、他会場の結果次第でライバルチームの残留を助けることにもなりかねません。また、複数のチームが同勝ち点で並んだ際に重要となる総合得失点差において、ジローナは-15と厳しい数字を残しています。これは残留を争うオサスナ(-4)やマジョルカ(-11)を下回る成績です。なお、同じく残留を争うバレンシアとの直接対決の成績は引き分けとなっています。

ジローナにとって運命の最終節では、現在降格圏に沈むエルチェとの直接対決が組まれています。両チームが同時に勝ち点3を得ることは不可能なため、今節での結果が残留への決定的な意味を持つことになります。

(via SPORT / Estadio Deportivo)

ミチェル監督の来季アヤックス就任の噂と本人の反応

ジローナで5年間指揮を執り、今季限りで契約満了となるミチェル監督に対し、オランダの名門アヤックスが来季の新監督として強い関心を示しています。ジョルディ・クライフが主導するアヤックスのフロントは、バイエル・レバークーゼンとの招へい争奪戦に勝利し、すでに監督との間で事前の合意を済ませ、リーガ終了後の正式契約を待つのみの段階にあるという情報が流れています。また、ジローナにレンタル中のテア・シュテーゲンもアヤックスの補強候補として挙がっています。

しかし、ミチェル監督本人はこうした就任報道に対して一切の評価を避け、次のように語っています。

『私は元気で、残留に集中している。人々が私を知っているかどうかは分からないが、ジローナのために全てを捧げて5年になる。これ以上言うことはない』

なお、監督本人は現在いかなるクラブとも口頭合意には至っていないという事実も確認されており、まずはジローナの1部残留という至上命題に全神経を集中させている状態です。

(via SPORT / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)

【本日の総括】

ジローナは1部残留を懸けた運命のアトレティコ戦に挑みます。ミチェル監督の力強い言葉からも分かる通り、チームは生き残るための決意に満ちています。テア・シュテーゲンらの欠場は痛手ですが、ファン・デ・ベークやストゥアーニの気迫がチームを支えます。監督の去就の噂も飛び交う中、ジローナがどのような結末を迎えるのか、最後まで目が離せません。