フェルナンドの告白:セビージャでの黄金期と引退に至る家族の悲劇
今年4月11日に現役を引退したフェルナンド・レジェスが、セビージャ退団から引退に至るまでの知られざる真実と、アンダルシアの地で過ごした栄光の日々について口を開いた。
2024年1月のセビージャ退団時、彼はすでに引退を覚悟していた。ポルトガルやギリシャからオファーがあったもののすべて断り、ヨーロッパでの生活を続けるつもりだった。しかし、母国ブラジルで甥2人が交通事故に遭い、1人が即死、もう1人が四肢麻痺の末に1年後に亡くなるという悲劇が起きた。母親が重度のうつ病に陥ったため、家族を支えるためにブラジルに残る決断を下したのだ。精神的な安定を取り戻すため、地元のクラブで35日間だけプレーし、静かにスパイクを脱いだ。
セビージャ時代について彼は熱く語っている。ジュレン・ロペテギ監督については『彼には共感していた。勝てないととても苦しんでいた。でも僕らはたくさん勝ったし、暗記しているようにプレーしていた。見なくてもクンデやジエゴ・カルロスがどこにいるか分かり、直感で彼らが何をするか分かった。三角形のようで、僕らは飛んでいたんだ。後ろにボノがいることも大きな安心感だった』と回顧した。
そのボノについては『彼と人生について語り合った会話がとても恋しい。空港で僕が一人でいると、サッカーではなく人生や父親としての感覚、時事問題について質問してきてくれた。とても豊かだった』と振り返り、オリベル・トーレスについては『オリベルは面白かった。試合後ジョアン・ジョルダンと全てを分析し、勝ってもどうやったらもっと良くなるかを質問していた』とロッカールームの良好な雰囲気を明かした。
最も記憶に残る試合として、サンチェス・ピスフアンでのマンチェスター・ユナイテッド戦を挙げ、『あの日、僕らがチャンピオンになると分かった。何点でも取れた。3点だったけど、5点か6点入ってもおかしくなかった。ピッチに入った時、チームメイトに「今日僕らが勝たないなんてあり得ない」と言ったんだ。人生で最高の試合だった。今でもあのスタンドの様子を思い出すと感動する』と、セビージャでの揺るぎない愛情を語った。(via SPORT)