マスタントゥオーノとゴンサロの去就、CL登録枠の複雑なパズル

🚪 チームの再編に伴い、若手選手の整理も急ピッチで進められています。6320万ユーロという巨額の移籍金でリーベル・プレートから加入した18歳のフランコ・マスタントゥオーノですが、欧州と南米のサッカースピードの違いに順応できず、昨季は35試合に出場して3ゴール0アシストに終わりました。モウリーニョ監督の構想からは外れており、買い取りオプション無しのレンタル移籍で放出される予定です。マドリーは移籍先に対し「エリートレベルでの十分な出場時間の保証」と「彼の長所を伸ばせるプレースタイル」の2つの条件を突きつけています。現在はチャンピオンズリーグに出場するイニゴ・ペレス監督率いるビジャレアルと、ヨーロッパリーグに出場するペジェグリーノ・マタラッツォ監督率いるレアル・ソシエダが獲得に動いていますが、高額な年俸の負担割合が交渉のネックとなっています。なお、アルバロ・アルベロア監督が率いるフルハムは獲得レースから外れています。

⚽️ 昨季39試合に出場し1471分間で8ゴール(うち3ゴールはベティス戦でのハットトリック)を記録した22歳のゴンサロ・ガルシアも厳しい立場に立たされています。今季はムバッペに加え、オリンピック・リヨンへのレンタルから復帰しW杯でもプレーしたエンドリッキが加わったため、出場機会の確保が困難です。モウリーニョ監督との直接会談で「構想には入っているが出場時間は保証できない」と通告されました。ベティスがレンタルでの獲得を打診しましたが、マドリーはフラン・ガルシアのケースと同様に保有権の50%を残す形での完全移籍(評価額6000万ユーロ)を要求したため交渉は決裂しました。現在は恩師アルベロア監督がいるフルハムが関心を示しており、ゴンサロ自身はトップチームの練習に参加しながら慎重に将来を検討しています。また、カンテラ出身のラウル・アセンシオも構想外となっており、モウリーニョと同じくジョルジュ・メンデスを代理人に持つ利点を活かし、メンデス主導でレンタルまたは完全移籍での放出先を探しています。

🧩 これらの若手の放出を複雑にしているのが、UEFAチャンピオンズリーグの登録ルールです。25人の登録枠のうち8人を国内育成選手で埋める必要があり、さらにその中の4人は自クラブ育成でなければなりません。長年この枠を支えてきたダニ・カルバハルが退団したことで、クラブは限界状態にあります。現在この要件を満たすのは、ラウル・アセンシオ、アルバロ・カレラス、エドゥアルド・カマヴィンガ、フェデ・バルベルデ、ヴィニシウス、ゴンサロ・ガルシア、クラブ在籍期間を満たしたアルダ・ギュレル、そして完全なスペイン育成選手として新加入したマルク・ククレジャです。ゴンサロを簡単に手放せない背景にはこのルール縛りがありますが、もしスペイン人であるロドリの獲得に成功すれば登録枠に余裕が生まれ、ゴンサロの移籍がスムーズに進むと見られています。 (via Mundo Deportivo, Estadio Deportivo, ElDesmarque)

【本日の総括】

モウリーニョ新監督のもと、プレシーズンが本格始動。ロドリやディオマンデといった超大型補強の噂が絶えない中、圧倒的な結果を残したムバッペや飛躍が期待されるギュレルなど、既存戦力の新たな融合に期待が高まります。一方で、厳格なUEFA登録枠と睨み合いながら進められる若手選手の放出戦略など、フロント陣の緻密な手腕も試される熱い夏となっています。