アトレティコ戦の初試練に向けイニゴ・ペレス監督が掲げる「エリア前の攻守におけるアグレッシブさ」
ビジャレアルCFを率いるイニゴ・ペレス監督は、今週の日曜日の17時にアウェイのリヤド・エア・メトロポリターノで行われるアトレティコ・マドリードとの大一番に向けて、並々ならぬ決意を語っています。
開幕戦となったレーシング・サンタンデール戦は2-2の引き分けに終わり、ポジティブな兆候が見られた一方で、多くの改善すべき課題も浮き彫りになりました。ペレス監督は特に、失点に直結した守備時の緩慢な対応を指摘し、選手たちにエリア前での集中力を求めています。
監督は、サンタンデールでの試合を振り返り、次のように語りました。
『私たちはフットボールそのものに集中し、先日うまくいかなかった局面、つまりディフェンス面でいくらか受動的になってしまい、それが原因で2失点を喫した部分を改善しなければなりません。このようなアウェイの舞台で同じことが起きれば、これまでの経験からも明らかなように、アトレティコ・マドリードは容赦なく私たちを罰することになるでしょう』
また、問題の本質は守備陣だけにとどまらず、ピッチ全体における精神的な緩みにあると分析しています。
『先日の試合の鍵は、選手たちにも使った言葉をそのまま借りるなら、自陣のエリア近くにいた時の15分間の守備的な受動性と、相手エリア近くやラストサードに達した時の攻撃的な受動性にありました。両方のエリア前において、より高いアグレッシブさを発揮できるようになることが、失点を減らすことに繋がると信じています』
対戦相手のアトレティコ・マドリードについては、新たな選手を獲得し、戦術的なバリエーションを加えつつも、長年同じ指揮官のもとで極めて強固で明確なアイデンティティを維持している強敵であると最大級の警戒を示しています。個々の選手のレベルが非常に高いため、攻守両面でアグレッシブさの基準を引き上げなければ、一瞬の隙を突かれて失点に繋がると選手たちに警鐘を鳴らしています。(via SPORT)
守護神争いと右サイドバック起用、新鋭マシアの抜擢を含むアトレティコ戦の最新予想スタメン
強豪アトレティコ・マドリードを相手に勝ち点3を狙うビジャレアルは、4-2-3-1のフォーマットを採用して戦う見込みです。現在、チーム内ではいくつかのポジションで激しい競争と戦術的な模索が続いています。
まず、最も注目を集めているのがゴールキーパーのスターティングメンバー争いです。開幕戦で悔しい判断ミスを犯した新加入のルイス・ジュニオールと、経験豊富なペーテル・グラーチの2人がハイレベルな正GK争いを繰り広げています。ペレス監督は、サンタンデールでのルイス・ジュニオールのミスを過剰に非難することをせず、チーム全体で彼を守る姿勢を示しました。
『フアン・フォイスやルイス・ジュニオールに限らず、ビジャレアルのどの選手がミスを犯したとしても、何が起きてどう解決すべきかを自覚することは大前提ですが、私たちはミスをゲームの一部として受け入れます』と語り、二人のGKがハイレベルな競争を通じて互いを高め合っている現状に大きな満足感を示しています。
中盤の底では、パプ・ゲイが舵を取る中、もう一枚のピボットにサンティ・コメサーニャか、あるいは若手カンテラーノのカルロス・マシアを抜擢するか、指揮官は頭を悩ませています。監督は安定感をもたらすマシアのクオリティを高く評価しています。
『カルロス・マシアは、私たちが抱える4人のセントラルMFの中で最も典型的な「6番」の役割をこなせる選手であり、チームに他のミッドフィールダーにはない安定感とバランスをもたらしてくれます』
また、先発起用に迷いがあること自体を、指導者としての成長に不可欠な要素であると肯定的に捉えています。
『自分の中に迷いや疑問がある時というのは、決断を下す上では非常に厄介なものですが、私はそれをポジティブなことだと捉えています。考えることをやめ、好奇心を失った時にこそ、人は疑問や思考、熟考することを放棄してしまうものだからです。そうなった時こそ、私は指導者として自分自身を心配すべきだと思います』
ディフェンスラインは、サンティアゴ・モウリーニョ、フアン・フォイス、レナト・ヴェイガ、カルロス・ロメロの4枚が予想されています。右サイドバックでの適応が進むモウリーニョについて、監督は『彼は非常にフィジカルが強く、直感的に動くことができ、高さの調整や機動力もあり、ボールを持った時のクオリティも高い。フットボールの世界では一度ラベルを貼られると剥がすのが難しいものですが、彼はそれをピッチで証明してくれます』と、彼の多才な能力を絶賛しました。
アタッカー陣には、両翼にアルベルト・モレイロとニコラ・ペペを配置。トップ下にはジェラール・モレノかアヨセ・ペレスのいずれかが入り、最前線のワントップにはジョルジュ・ミカウタゼが鋭い得点感覚で相手ディフェンスラインの突破を狙います。(via ElDesmarque)
若きフランス人DFウィリー・カンブワラのコモ移籍に向けた指揮官の温かい後押し
ビジャレアルの若きフランス人センターバック、ウィリー・カンブワラは、イタリア・セリエAのコモへの完全移籍に向けた交渉の最終段階を迎えており、チームからの退団がほぼ確実となっています。
出場機会を求めてイタリアへ新天地を求める形となりますが、この移籍プロセスに対し、イニゴ・ペレス監督は寂しさをにじませつつも、彼のプロフェッショナリズムと人柄を称え、親愛の情を込めてエールを送りました。
『彼は本当に愛すべき人物で、わずか数週間しか共に過ごしていませんが、私はすでに彼に大きな愛着を感じています。もし他への移籍が、彼がピッチに立って出場時間を重ね、自分がなぜ獲得されたのか、そしてその計り知れないポテンシャルを証明するためにふさわしいと彼自身やクラブが考えるのであれば、彼の決断を心から後押ししたいです』
移籍市場が閉じる間際まで選手たちの出入りが予想される不透明な状況ですが、監督はピッチ上でプロフェッショナルとして戦うすべての選手を尊重し、最適な解決策をサポートする姿勢を貫いています。(via SPORT)
【本日の総括】
ビジャレアルCFは、今週末に行われるアトレティコ・マドリードとの大一番に向けて、初戦で露呈したエリア前での受動性を排除し、よりアグレッシブな戦術的アイデンティティを構築することに集中しています。ルイス・ジュニオールとグラーチによる正GK争いや、若手マシアの台頭、右サイドバックでのモウリーニョの起用など、チームは日々進化を遂げています。カンブワラの移籍といった最終盤の選手流動もありながら、イニゴ・ペレス監督の優れたリーダーシップのもと、メトロポリターノでの厳しいアウェイ戦に全身全霊で挑む姿勢が整っています。
