アウェイでのアトレティコ・マドリード戦に臨むビジャレアル、過去10年の対戦データと相性

⚽️ ビジャレアルは第2節、アウェイのリヤド・エア・メトロポリターノでアトレティコ・マドリードとの大一番に臨みます。アトレティコの本拠地(旧ビセンテ・カルデロンおよび現在のメトロポリターノ)は、過去10年間においてビジャレアルにとって決して苦手な禁断の地ではありません。2017年4月以降、アウェイのアトレティコ戦での戦績は2勝4分け4敗と、勝ち点を持ち帰る可能性が十分に高いデータが残っています。

直近の勝利は2022/2023シーズン、ジェレミ・ピノとジェラール・モレノのゴールによって収めた0-2の完勝劇です。その前の勝利は2016/2017シーズン、今は亡き旧ビセンテ・カルデロンにてブルーノ・ソリアーノの決勝ゴールで挙げた0-1の勝利にまで遡ります。

昨シーズン(2025/2026シーズン)の対戦(2025年9月13日)では、パブ・バリオスとニコ・ゴンザレスのゴールによって2-0の敗戦を喫していますが、通算の1部リーグ成績としてはアウェイのアトレティコ戦24試合で5勝7分け12敗となっています。歴史的にはアトレティコが優勢ですが、近年のビジャレアルは敵地でも互角以上に渡り合える強さを示しています。(via SPORT)

開幕戦の反省とイニゴ・ペレス監督が求める守備・攻撃両面でのインテンシティ向上

🔥 開幕戦のレーシング・サンタンデール戦では、2点のリードを許す苦しい展開から、後半にパプ・ゲイェとニコラ・ペペがわずか67秒の間に立て続けにゴールを決め、2-2のドローに追いつく驚異的な粘りを見せました。チームの並外れた回復力とポテンシャルを証明した一方で、課題となったのが守備の脆さや、攻守両面における消極的な受動性(パシビダ)でした。

イニゴ・ペレス監督は、試合中に見せた消極的な姿勢や時間帯を厳しく問題視しています。特に自陣エリア内での強さ(コンドゥンデンシア)の不足や、守備の激しさの欠如を克服するため、今週のトレーニングでは守備のインテンシティ向上を徹底させました。アトレティコのようなワールドクラスの攻撃陣を前にすれば、一瞬の集中力欠如(デスコネシオン)も致命的なピンチに直結すると、選手たちへ強く警告を発しています。(via SPORT / via Estadio Deportivo)

主力陣の負傷と移籍情報、ディアッタが出場停止でカンブワラはコモへの移籍最終調整で離脱

✈️ 今回のマドリード遠征を前に、ビジャレアルのスカッドにはいくつかの大きな動きが生じています。まず、アタッカーのアラサン・ディアッタは、昨シーズンのビジャレアルB(フィリアル)所属時に科された出場停止処分が残っているため、今回のアトレティコ戦は出場することができません。

さらに、若きセンターバックのウィリー・カンブワラは、セスク・ファブレガス監督が率いるイタリアのコモへの完全移籍に向けた交渉が最終段階(ディテール調整)に入っているため、チームに帯同せずマドリードへの遠征メンバーから完全に除外されました。

一方で、チームの主力である左サイドバックのセルジ・カルドナと、絶対的なエースストライカーのジェラール・モレノの2名については、筋肉に軽い違和感(不快感)を抱えていたため数日前まで全体練習を欠席していました。彼らのコンディションは慎重に見極められており、出場できるかどうかはキックオフ直前までの判断となります。先発を外れてベンチスタートとなる可能性が懸念されています。(via SPORT / via Mundo Deportivo)

ミスを恐れぬイニゴ・ペレス監督の信頼、GKルイス・ジュニオールとDFフォイスのスタメン継続方針

🛡️ 開幕戦のレーシング・サンタンデール戦において、ミスや不安定な対応から失点に関与したとして、現地メディアやサポーターの一部から槍玉に挙げられていたのが、新加入ゴールキーパーのルイス・ジュニオールと、ディフェンダーのフアン・フォイスの二人でした。

しかし、イニゴ・ペレス監督は、たった一度のミスだけで選手を評価してベンチに降格させるようなペナルティを与える考えは一切ありません。監督は、個々のミスを過剰に咎めるよりも、チームの主軸となるべき選手たちに明確な信頼と継続性を与え、アライメント(チームの基本骨格)をしっかりと確立することを強く望んでいます。そのため、今回のアトレティコ戦でも彼らのポテンシャルを信じ、再びスタメンとしてピッチへ送り出す方針を崩していません。(via Estadio Deportivo)

超新星カルロス・マシアの先発抜擢か、コメサーニャに代わって17歳の神童が中盤の核へ

🌟 今回のアトレティコ戦のスタメン布陣において、最大のサプライズかつ注目点となりそうなのが中盤のセクションです。開幕戦で本来のトップフォームから程遠い出来に終わったサンティ・コメサーニャに代わり、下部組織出身の17歳の若きセントラルMFカルロス・マシアが先発に抜擢される可能性が急速に高まっています。

マシアはあと1週間ほどで18歳の誕生日を迎えるという至宝の神童であり、その優れた戦術眼とポテンシャルに対して、クラブのスポーツディレクション部門は絶大な信頼を寄せています。指揮官は、メトロポリターノというリーガ屈指の過酷な舞台であっても、マシアをスタメン起用する大胆なプランを十分に検討しており、プレースタイルに新たな活力とダイナミズムをもたらす新星のパフォーマンスに大きな期待が集まっています。(via Mundo Deportivo / via SPORT)

アトレティコの新星ジュリアン・アルバレスへのブーイングの懸念と、元ビジャレアルのセルロートが怪我で欠場

⚔️ 対戦相手であるアトレティコ・マドリードの不穏なチーム状況も、ビジャレアルのゲームプランに大きな影響を与えることになりそうです。

何よりビジャレアルの守備陣にとって最大の追い風となるのが、今夏ビジャレアルからアトレティコへと移籍した昨季の得点王、アレクサンダー・セルロートの欠場です。セルロートは筋肉の負傷(ドレンシア・ムスクラール)により土曜日の全体練習を欠席。これにより、開幕のマラガ戦や親善試合のマルセイユ戦に続き、3試合連続での欠場が確定しました。復帰までには少なくともあと2週間を要する見込みです。

一方で、今夏アトレティコに超目玉として加入したジュリアン・アルバレスは、今回初めて招集メンバーに登録されました。しかし、彼を巡っては、バルセロナへの移籍希望を匂わせたことが発端で、一部のサポーターとの間に深刻な緊張状態が生じています。練習場周辺には彼を批判する抗議メッセージが掲げられており、スタジアムが彼に対してどのような反応を示すか、ピッチ外の雑音が激しく渦巻いています。アルバレスはベンチスタートが予想されます。

また、アトレティコは開幕戦で、元ビジャレアルの若きスターであるアレックス・バエナの華麗な直接フリーキックを含む2得点で勝利しており、バエナは今回もベンチから流れを変える切り札としてスタンバイする見通しです。(via Mundo Deportivo / via SPORT / via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

ビジャレアルCFは、開幕レーシング戦の2-2ドローで露呈した守備の脆さを克服するため、イニゴ・ペレス監督のもとでアグレッシブさとインテンシティの向上に焦点を当てています。批判を浴びたGKルイス・ジュニオールやDFフォイスへの監督の信頼は揺るぎなく、コメサーニャに代わって17歳の超新星カルロス・マシアを抜擢する大胆な中盤構成で、アウェイのアトレティコ戦での今季初勝利を狙います。対戦相手アトレティコでは、かつてのエースであるセルロートが負傷欠場する一方、去就問題でサポーターとの間に緊張が走るジュリアン・アルバレスが初招集。ピッチ内外で混沌とした空気が漂う難敵を撃破し、敵地メトロポリターノで勝ち点3を掴み取れるか注目です。