悲願のリーグ初陣へ!コパ王者レアル・ソシエダが超満員の敵地ラ・カルトゥハで挑むレアル・ベティスとの開幕大一番

レアル・ソシエダは、ラ・リーガEAスポーツ第2節において、敵地セビリアのスタジアムであるエスタディオ・オリンピコ・デ・ラ・カルトゥハに乗り込み、レアル・ベティスを相手にシーズン最初のピッチへと足を踏み入れます。

この大注目の一戦は、金曜日の8月21日21時にキックオフされる予定です。今夏のワールドカップ後の十分な休暇取得(バケーション延長)の影響により、両チームにとってこれが待ちに待った今シーズンの本当の公式戦初陣となります。

これまでのプレシーズン期間中、チームは極めて不規則で不安定な親善試合のロードを過ごしてきました。最初の2つの戦い(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ戦とアストン・ヴィラ戦)において素晴らしい勝利(2勝)を収めたものの、その後に突如として不運な4連敗を喫し、全体の仕上がりやファンの期待感に少なからず不安と陰りを落とした状態で開幕戦を迎えることとなりました。

対するレアル・ベティスは、プレシーズン中にフランスのオリンピック・リヨンを4-0、さらにはイングランドのアーセナルを3-1で粉砕するなど極めて順調な仕上がりを見せており、チリ人指揮官マヌエル・ペジェグリーニ監督のもとでチームの士気は最高潮に達しています。さらに、カルトゥハのソシオ年間シートはクラブ記録となる57,650席が完売しており、完全なるアウェイの超満員のプレッシャーがチームを待ち受けています。

マタラッツォ監督は、ベティスが昨季のリーグ戦で目標を下回ったものの、常に計り知れないクオリティと魅力的なフットボールスタイルを誇る危険なライバルであると警戒。さらに、選手たちとの事前ミーティングにおいて、昨シーズンに自分たちが経験した中で、最も過酷で最悪の戦いの一つがこのベティス戦だったと選手たち自身が強く口にしていたことを明かしました。

その上で、指揮官は次のように強いリベンジへの覚悟と自信をみなぎらせて語りました。

『私たちは明日、昨年とは完全に異なる素晴らしい感触とポジティブなセンセーションを持って、あのセビリアの地を去りたいと願っています。非常に優れたチームを相手に、ピッチでしっかりと対等に競争するためのプランはすでに完璧に確立されており、選手たちもそれぞれの役割を頭に叩き込んでいます。7週間もの厳しいプレシーズンを戦い抜いて、もし今まだ戦う準備ができていないと言うのであれば、それは一生準備ができないということです。選手たちは精神的にもフィジナル的にも準備万端です。私たちは今シーズンのリーグを強く、そして確固たる勝利への野心と自信を抱いてセビリアへ向かいます』

また、数ヶ月前に同じラ・カルトゥハにおいて、アトレティコ・マドリードを破って劇的なコパ・デル・レイ優勝のタイトルを掲げたロマンチックな思い出について問われると、冷静かつ現実的な表情で次のように答えました。

『あの優勝の瞬間が今も多くのサポーターや人々の頭の中に残っていることは知っています。しかし、私の頭の中にはもう存在しません。明日の試合は、私たちがかつてコパの決勝で経験した素晴らしい出来事とは完全に異なる、新たな戦闘なのです。思い出の詰まったカルトゥハに戻れることは純粋に嬉しいことですが、思い出に浸るためではなく、明日の新たな勝ち点3をもぎ取るためだけに向かいます』 (via Estadio Deportivo / SPORT)

補強ゼロの異常事態にマタラッツォ監督が激怒!フロントへの新戦力要求と緊迫した意見対立の舞台裏

移籍市場の閉幕まで残り2週間を切るという極めてシビアなタイムリミットが迫る中、レアル・ソシエダは未だに今夏の市場において、公式な新戦力(新規加入選手)を一人も登録・完了させることができていないという深刻な異常事態に直面しています。

今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)に続いてヨーロッパリーグ(EL)を含む複数の厳しいコンペティションを並行して戦うため、スカッドの絶対的な人数と戦力のバランスを整えることは、チームのサバイバルにおいて絶対に不可欠な最優先課題です。この緊迫した状況に対し、カリスマ的な指導力を持つマタラッツォ監督は、スポーツディレクター(SD)を務めるエリック・ブレトス氏、およびジョキン・アペリバイ会長を筆頭とする役員会に対して、極めて強いトーンで早急な新戦力の獲得を要求しています。

監督は、プレシーズンから現在に至るまで、獲得すべき選手のプロファイルや現在のチームの課題について、フロントのトップたちと激しい議論を重ねてきた裏舞台を包み隠さず次のように吐露しました。

『私はエリックやジョキンとの間で、私たちが今シーズンの過酷な戦いを乗り越えるためにどのような特定のプロファイルを持つ選手を獲得すべきかについて、数多くのミーティングを重ねてきました。それらは常に穏やかな話し合いばかりではなく、時にはお互いのプロとしてのプライドや意見が真っ向からぶつかり合う、極めて「熱い(激しい)意見の対立」もありました。しかし、それこそがクラブを良くするための真剣な仕事の一部なのです。私たちは今シーズン、より多くの過酷なコンペティションを並行して戦わなければなりません。だからこそ、攻守において完全にバランスのとれた競争力のあるスカッドが必要なのです。現在も市場のあらゆる選択肢について議論を継続しており、今後の数週間の間に間違いなくいくつかの動き(新選手の獲得)が正式に完了すると確信しています』 (via ElDesmarque)

メディカルチェック後に急転直下の破談!ナエフ・アゲルド獲得を見送った指揮官の非情なる決断

今夏のディフェンスライン補強の大本命ターゲットとして、一時はサン・セバスティアンへの到着がほぼ確実視されていたウェストハム所属のモロッコ代表センターバック、ナエフ・アゲルド(Nayef Aguerd)の獲得オペレーションが、メディカルチェックの直後に急転直下で完全な破談という形で消滅しました。

アゲルドは、かつてレンヌやウェストハムにおいて非常に高い対人の強さとビルドアップ能力を発揮し、高い評価を得ていた一流のディフェンダーです。

マタラッツォ監督は、通常は他クラブの所属選手について公の場で進捗を語ることを頑なに好まない自らの原則をあえて破り、アゲルドの獲得を見送る決断を下した裏舞台の真相を、記者会見の場において赤裸々に語りました。

『私は普段、まだレアル・ソシエダのユニフォームを着ていない他チームの選手について個別に名前を出して語ることは絶対にしません。しかし、今回のアゲルドのケースに関しては、非常に多くのファンやメディアが関心を寄せているため、特別な例外として真実を話しましょう。私は、彼がメディカルチェックを受ける約10日前の段階で、彼と直接電話で非常にパーソナルな会話を交わし、私たちのプロジェクトにおける彼の役割について熱く語り合いました。そして彼が実際に現地に到着し、メディカルチェックを完了しました。しかしその後、チームのチーフドクター(クラブ医師)から詳細な身体の検査データや懸念事項について報告を受け、彼らと膝を突き合わせて細かく精査した結果、現在の彼と正式に契約を結ぶことは、私たちのチームの将来や財政的なリスクを考慮した上で「決して良いアイデア(賢明な判断)ではない」という結論に至ったのです。それゆえ、私たちはこのオペレーションを完全にストップし、別の強固な選択肢へと切り替える決断を下しました』 (via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

チェルシーの超新星ママドゥ・サール獲得交渉が開始!エドソン・アルバレス引き抜き接近とエクトール・フォートを巡る争奪戦

ナエフ・アゲルドの獲得が急遽破談となったことを受け、エリック・ブレトスSD率いる補強セクションは、移籍市場最終盤に向けて新たなディフェンスラインの獲得ターゲットたちとの間で極秘交渉を急ピッチで進めています。

現在、次なるセンターバックの最有力候補として急浮上しているのが、イングランド・プレミアリーグのチェルシーに所属する20歳のフランス人センターバック、ママドゥ・サール(Mamadou Sarr)です。

サールは2025年にフランスのストラスブールから2000万ユーロという巨額の移籍金でチェルシーへ完全移籍した、ヨーロッパ全土で最も将来を嘱望される快速センターバックの一人です。チェルシーとは2033年までの超長期契約を結んでおり、チェルシー側は彼のさらなる成長(実戦経験)を促すための1年間の期限付き移籍(ローン)での放出先を模索しています。

現在、サールにはサウジアラビアのメガクラブであるアル・ヒラルも天文学的なオファーを提示して強奪を狙っていますが、サール自身がより競技力の高いスペインのラ・リーガでの挑戦を望んでおり、ソシエダとチェルシーの間で具体的な交渉プロセスが開始されています。

さらに、守備陣のメガ補強として、ウェストハム・ユナイテッドに所属するメキシコ代表MFエドソン・アルバレス(Edson Álvarez)の獲得が秒読み段階に達しています。アルバレスの獲得交渉はかつてないほど合意間近に迫っており、早ければここ数日間の間に、移籍を正式に登録するためのグリーンライト(青信号)が灯る見込みです。

また、右サイドバックの補強候補として、バルセロナの将来を担う19歳の右サイドバック、エクトール・フォート(Hector Fort)の期限付き移籍での獲得に向けて最初の接触を完了。

このフォートを迎え入れるための登録スペース(登録枠)を確保するため、クラブは昨シーズンにトップチームでプレーしたものの重傷によって成長を阻まれていた若手DFイニャキ・ルペレス(Iñaki Rupérez)について、今シーズンは正式にリザーブチーム(サンセ)に選手登録を戻すという戦略的な措置を決定しました。

これにより、トップチームのサイドバックの席が空き、フォート獲得への道筋が大きく開かれました。しかし、現在ドイツのボルシア・ドルトムントがフォートの獲得レースをリードしており、ドルトムントとの激しい一騎打ちを制するためのエリックSDの必死の交渉が続いています。現在の右サイドバックの戦力は、ヨン・アランブルと、怪我から回復中のオドリオソラのみとなっています。(via ElDesmarque)

久保建英はベティス戦に右ウイングで先発決定!オヤルサバルはスタメン回避で温存される最新の選手起用プラン

金曜日の21時にアウェイのカルトゥハで行われるレアル・ベティスとの開幕戦に向けて、ペレグリナ・マタラッツォ監督が敷く戦闘システムは、昨シーズンのベースを引き継いだ流動的な「4-3-3」が濃厚となっています。

サポーターの間で最も注目されていたのが、チームの絶対的なエースにして日本代表の至宝、久保建英の起用状況です。

久保は、プレシーズン中も非常に高いフィットネスと鋭いキレ味をキープしており、このベティスとの開幕大一番において、右ウイングのスタメンとして先発出場することが完全に決定づけられました。

一方で、今夏のワールドカップでスペイン代表として見事に世界王者となり、チームの絶対的なキャプテンであるミケル・オヤルサバル(Mikel Oyarzabal)については、今回のベティス戦の遠征招集メンバー(23名)には含まれているものの、先発メンバーからは完全に外れてベンチスタートとなることが、マタラッツォ監督の口から公式に明言されました。

監督はオヤルサバルの起用法について次のように説明しています。

『ミケルは明日、絶対に先発のピッチに立つことはありません。世界王者となった後のオフを経て、彼はチームに合流したばかりであり、ディフェンスラインを切り裂くための十分なトレーニングセクションを消化できていません。彼が100パーセントの競技コンディションを取り戻すためには、まだ一定の時間が必要です。おそらく、来週以降に控えるレアル・マドリードとの大一番に向けてはスタメンに戻れるかもしれませんが、明日のベティス戦においては、ゲームの後半からの途中出場、あるいは完全な温存という形をとることは確実です』

怪我人の状況については、昨シーズンから膝の負傷のリハビリを続けているゴンサロ・ゲデス、現在も足首の靭帯負傷の治療を継続しているアルバロ・オドリオソラの2名が欠場。さらに、プレシーズンのチェルシー戦において足に強い不快感と痛みを負い、現在も個別調整を続けているパブ・マリンについても、今回のベティス戦の遠征メンバーから完全に外れています。

大激戦となっているゴールキーパーのスタメン(アレックス・レミロ vs ウナイ・マレーロ)について、マタラッツォ監督は意図的に煙に巻くカリスマ的なコメントを残しています。

『私はもはや、キーパー陣に対して「絶対的な第1キーパー、第2キーパー」という古いヒエラルキーで序列をつけることはしていません。現在、私の目には2人の素晴らしい正キーパーがピッチに並んで見えています。彼らとは密に話をしており、明日のピッチにどちらを立たせるか、対戦相手であるベティスのスタッフを困惑させるための戦術的なサプライズ(隠し球)として、キックオフの瞬間までどちらがプレーするかを明かさないプランも十分にあり得ます』

予想される先発メンバーは以下の通りです。

ディフェンスラインは、右サイドバックにヨン・アランブル、センターバックにはイゴール・スベルディアとカンテラーノの若き大器ジョン・マルティンのコンビ、左サイドバックには新加入のセルヒオ・ゴメス。

中盤のトリボテは、ルカ・スシッチ、エレーラ、そしてカルロス・ソレール。

そして3トップのアタッカー陣は、右ウイングに久保建英、左にアンデル・バレネチェア、大ブレイクを遂げたアイスランド代表の若き重戦車オーリ・オスカルソン(Óskarsson)がスタメンとして名乗りを上げています。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

世界王者ミケル・オヤルサバルをホーム開幕エスパニョール戦で祝福!アノエタにワールドカップトロフィーが到着へ

スペイン代表が今夏にカタールワールドカップで獲得した、フットボール界の最高峰の栄誉であるワールドカップの黄金のトロフィーが、レアル・ソシエダの本拠地エスタディオ・デ・アノエタに正式に到着することが発表されました。

これは、スペインフットボール連盟(RFEF)の会長を務めるラファエル・ロウサン氏が、スペイン代表を世界一へと導く大車輪の活躍を見せた各クラブの選ばれしチャンピオンたちを称えるため、世界一のトロフィーを伴った全国のスタジアム巡礼ツアー(オフィシャル・ロード)を正式に開始したことによるものです。

すでに水曜日には、アトレティコ・マドリードの4選手(プビル、グリマルド、ジョレンテ、バエナ)への凱旋を祝うため、メトロポリターノにおいて豪華絢爛なセレモニーが執り行われました。

この連盟の公式な巡礼ルートに、アノエタも5番目の目的地として正式に組み込まれました。

トロフィーが到着するのは8月29日。ラ・リーガ第3節、ホームにRCDエスパニョールを迎える今シーズン最初のホーム開幕戦のキックオフ直前です。スタジアムのピッチ中央において、満員のソシオとサポーターたちの目の前で、世界王者の栄冠を手にしたキャプテン、ミケル・オヤルサバルを称えるための、クラブ史上最大級の豪華なオフィシャル凱旋セレモニー(オメナヘ)が盛大に執り行われることが決定。アノエタの地に、世界一のファンファーレが鳴り響くことになります。(via Mundo Deportivo)

悲しみに沈むクラブ 31歳の若き愛された栄養士イオン・ゴメス氏の逝去と久保建英が掲げたメッセージ、そして喪章での追悼

レアル・ソシエダのすべての関係者、スタッフ、そして選手たちは、極めて大きな悲しみと深い喪失感に包まれています。

2020年からクラブに加わり、長年にわたってリザーブチーム(サンセ)の栄養管理を一手に引き受け、その素晴らしい専門知識と誰からも慕われる極めて温厚で優しい人間性から、クラブハウス内で最も愛される同僚の一人であった栄養士のイオン・ゴメス(Ion Gómez)氏が、この木曜日、数ヶ月間におよぶ懸命な病気との闘病の末に、わずか31歳の若さで逝去されました。

イオン氏は、昨シーズンの途中に体調を崩してサンセの第一線から離れて治療に専念していましたが、その間も、ピッチ内の選手やスタッフたちからは、常に彼を支え、励まし続けるための温かいメッセージがピッチ内外で贈られていました。

特に、日本代表の久保建英は、昨シーズンのファーストステージにおいて、アウェイでのレバンテUD戦で素晴らしい先制ゴールをマークした瞬間、自らのユニフォームをめくり、アンダーシャツに書かれていたバスク語のメッセージ『Eutsi Iongo, zurekin gaude』(頑張れイオング、私たちは君と共にいる)という、イオン氏へ向けた魂の激励の言葉をスタジアムのカメラ、そして全世界に向けて掲げる、感動的なゴールパフォーマンスを披露したエピソードがあります。

クラブは公式SNSを通じて、哀悼の意を示す長文の公式プレスリリースを発表しました。

『私たちの愛する仲間であり、クラブの素晴らしい栄養士であったイオン・ゴメスの逝去を、深い痛みとともにご報告いたします。イオンを失ったことに対する私たちの悲しみは言葉では表現できないほど甚大であり、残されたご家族、ご友人、そして彼を愛したすべての人々に、クラブを代表して心から最も深いお見舞いを申し上げます。私たちはいつまでも、君の素晴らしい笑顔を忘れません。イオン、安らかに眠れ』

この深い悲しみの中、今週末に行われるすべてのカテゴリー(アカデミーからサンセ、そしてトップチームまで)のすべての公式戦において、レアル・ソシエダのすべての所属選手が、左腕に黒い追悼の喪章(アームバンド)をしっかりと着用してピッチに立つことが正式に決定されました。金曜日のベティス戦に臨む久保建英をはじめとするイレブンも、イオン氏の魂と共にカルトゥハのピッチに立ち、勝利を捧げるための死闘に挑みます。(via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

今シーズン初の公式戦となるベティス戦に向けて、補強ゼロの異常事態を巡るマタラッツォ監督とフロントの激しい意見対立やアゲルド獲得の急転直下の破談など、ピッチ外で多くの激動を経験しているレアル・ソシエダ。チームはサールやアルバレス、フォートの獲得に向けた動きを進める一方、最愛の若き栄養士イオン・ゴメス氏の逝去という深い悲しみに直面しています。それでも、右ウイングでの先発が確定したエース久保建英ら満身創痍のイレブンは、左腕に黒い喪章を巻いて悲願の初陣に挑みます。アノエタでの凱旋式を控える世界王者オヤルサバルの存在、および新戦力オスカルソンの活躍とともに、チームは一丸となって厳しいアウェイでの勝ち点3獲得を狙います。