フェラン・トーレス売却がもたらした選手登録枠の劇的改善
バルセロナは、アタッカーのフェラン・トーレスをパリ・サンジェルマンへ完全移籍させることで、クラブの財政構造と選手登録問題を一気に解決しました。
移籍金は約5000万ユーロ(帳簿上の残存減価償却費1000万ユーロを差し引いた実質4000万ユーロの売却益)であり、さらに彼の年俸約1000万ユーロを削減したことで、ラ・リーガのサラリーキャップ「フェアプレー」枠に5000万ユーロもの巨大な空きスペースを生み出すことに成功しました。
バルセロナは即座にラ・リーガの登録からフェランを抹消しました。この結果、今夏に獲得したアンソニー・ゴードン、カリム・アデイェミ、ジェシー・ビシウ、さらにはロドリとジョアン・カンセロという大型補強の選手たち、そして昨季終了後に契約を更新したアンドレアス・クリステンセンの再登録作業が、数日以内に完了する見込みとなりました。今夏の売却益が1億ユーロ近くに達し、給与削減が進んだバルセロナは、ラ・リーガの「1:1」ルールを適用できる健全な財政状態を取り戻しています。(via SPORT)
フリアン・アルバレス獲得交渉のデッドロックと代替案アヨセ・ペレス
レワンドフスキとフェラン・トーレスがチームを去ったことで、バルセロナにとって「9番」タイプのストライカー確保が最後の大きな課題となっています。
かねてより最優先ターゲットとされてきたのがアトレティコ・マドリードのアルゼンチン代表フリアン・アルバレスでした。選手本人とは今年2月の段階で移籍の基本合意に達しており、バルセロナへの加入を強く望んでいました。しかし、アトレティコ側のヒル・マリンCEOは交渉において頑なな態度を崩しておらず、交渉は膠着状態にあります。アルバレスは自身の思いをアトレティコ側に伝えています。
『お互いにとって最善なのは移籍することであり、私は自分の夢を叶えたい』
現在、アルバレスは今週水曜日のマラガ戦には出場しませんが、日曜日のビジャレアル戦には復帰する見込みで、シメオネ監督は『移籍市場で何が起きても対応できるように準備している』と語りつつも、主力としてカウントしています。アルバレスはCEOとの直接面談で移籍を直談判する構えですが、サポーターが反発してアトレティコでの立場が厳しくなることも予想されます。バルセロナ側は『アトレティコが折れれば1億ユーロ以上を支払う用意がある』と市場最終日まで粘る方針ですが、あと3〜4日を進展のデッドラインとして設定しており、ダメならプランBを本格稼働させます。
そのプランBとして浮上しているのが、ビジャレアルの33歳のスペイン代表FWアヨセ・ペレスです。アヨセは2028年までの契約があり、解除金は3000万ユーロ(交渉により減額可能)です。フリック監督はアヨセの能力を非常に気に入っており、低コストで即効性のある補強として熱視線を送っています。アヨセ自身も『バルセロナからオファーがあれば、移籍を勝ち取るために全力を尽くす』と強い意向を隠していません。(via ElDesmarque)