アトレティコ・マドリード

クレマン・ラングレがポルトガルのベンフィカへ完全移籍することが決定しました。契約期間は2029年6月までの3年間となります。アトレティコでの今シーズンは24試合に出場(うち21試合に先発)していましたが、ディエゴ・シメオネ監督の構想からは外れつつありました。ベンフィカは退団するニコラス・オタメンディの代役として経験豊富な左利きのCBを探しており、白羽の矢が立ちました。また、パリ・サンジェルマンの韓国代表MFイ・ガンインの獲得交渉も大きく前進しています。すでに選手個人との合意には達しており、現在はクラブ間での最終調整に入っています。移籍金は約2500万ユーロになる見込みです。一方で、ローマのマヌ・コネの獲得も狙っていましたが、ローマ側が5000万ユーロを要求し、選手自身もプレミアリーグへの移籍を希望しているため、このオペレーションは破談となりました。さらに、アレハンドロ・グリマルドの獲得も近づいています。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)(via Mundo Deportivo)

フリアン・アルバレスのバルセロナ移籍問題については、クラブは徹底抗戦の構えを崩していません。アトレティコは、移籍を認める唯一の条件として「1億5000万ユーロの現金一括払い」を要求しており、選手のトレードや分割払いは一切受け入れない方針です。唯一の例外として、アーセナルへの売却に限り、ヴィクトル・ギョケレスを交渉に含め、さらに7000万ユーロの金銭的補償を得る形であれば検討するとしています。アトレティコの首脳陣は、契約が残る選手に背後で接触を図ったとして、バルセロナをFIFAに提訴することも辞さない強硬な姿勢を見せています。(via SPORT)(via MARCA)

セビージャFC

クラブは、アンドレス・カストリンとの契約を2030年まで延長する交渉を加速させています。オサスナやラツィオなど複数のクラブが関心を示していますが、選手本人はセビージャでのプレー継続を最優先しています。また、オソとの契約延長(契約解除金2000万ユーロ)も順調に進んでいます。一方で、ラツィオはキケ・サラスにも興味を示していますが、セビージャはスパルタク・モスクワからの1000万ユーロのオファーをすでに拒否しており、最低でも2000万ユーロを要求しています。補強面では、ジョン・グリディ、フアン・イグレシアス、アルナ・サンガンテをフリーで獲得したものの、ニャンズ、マルカオ、ジョアン・ジョルダンらの高給がサラリーキャップを圧迫しており、選手登録ができない厳しい状況が続いています。資金調達のため、昨季公式戦16ゴールを挙げたアコル・アダムスの売却も検討されていますが、選手本人は『移籍の噂は気にしていない。来季はセビージャで欧州カップ戦出場を目指す』と語り、残留を希望しています。彼の市場価値は現在1500万ユーロと評価されています。(via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)

財政難のセビージャにとって、新たなメインスポンサーの獲得も急務となっています。1年半の空白期間を経て胸スポンサーとなっていた「Midea」との契約が今月末で終了し、更新されないことが決まりました。このスポンサー収入は、冬の移籍市場でのルベン・バルガスやアコル・アダムスの獲得にも大きく貢献していました。GKの補強では、オディッセアス・ヴラホディモスの再レンタルに向けてニューカッスルと交渉を行っています。選手自身がセビージャ以外のオファーを断固拒否しているため、買い取りオプション付きのレンタルで合意に近づいています。セビージャ側は給与の負担割合を増やす条件を提示しています。また、ワールドカップでスイス代表のルベン・バルガスとジブリル・ソウ、ノルウェー代表のエルヤン・ニーランが勝ち進んでいるため、リーグ開幕戦の延期を要請できる可能性も浮上しています。なお、ホアキン・カパロス名誉会長が大腸がんと診断されたことを受け、スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が激励のメッセージを送っています。(via Estadio Deportivo)(via Mundo Deportivo)(via ElDesmarque)

レアル・ソシエダ

長年クラブを支えてきたアリツ・エルストンドが、ギリシャのPAOKテッサロニキへ移籍することが公式に発表されました。契約期間は3年で、背番号はソシエダ時代と同じ「6」を着用します。マラガなど複数のクラブが関心を示していましたが、PAOKを率いるアレッシオ・リスチ監督の強い希望が決め手となりました。また、シカゴ・ファイアーでプレーし、MLSで現在得点ランキング上位につけているベルギー人FWウゴ・クヨペルスの獲得に興味を示しているという噂もあります。さらに、ディフェンス陣の補強として、リーベル・プレートが保有する若手CBラウタロ・リベロの動向も追っています。(via Estadio Deportivo)(via Esport3)(via MARCA)

レアル・ベティス

アルゼンチン代表としてワールドカップのヨルダン戦に先発出場し、見事なフリーキックで先制ゴールを決めたジオヴァニ・ロ・チェルソですが、リーベル・プレートへの移籍の噂を一蹴しました。試合後、ロ・チェルソは『そのことについて話す時期ではないし、実現するとは思わない。ベティスと契約があり、とても快適で、今は代表のユニフォームを着ることに100%集中している』と明言しました。ベティスは彼と2028年までの契約を結んでおり、移籍金を1500万ユーロ以下に下げるつもりはありません。一方で、セルジ・アルティミラのスポルティングCPへの移籍は確実なものとなりました。移籍金は1850万ユーロに200万ユーロのボーナスが追加される条件で、まもなくメディカルチェックが行われます。また、ダニ・セバージョスの復帰も決定的となっています。レアル・マドリードとの契約を解除し、フリーで古巣へ戻る見通しであり、地元のウトレラではファンが彼の帰還を熱望しています。(via Mundo Deportivo)(via Estadio Deportivo)(via Esport3)(via ElDesmarque)

ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマへの売却(約1100万〜1200万ユーロ)が合意に達していたネルソン・デオッサですが、ヴァスコのオーナー企業である777パートナーズに対する司法介入の影響で取引がストップしています。そのため、ベティスはリーベル・プレート、フラメンゴ、イプスウィッチ・タウン、クラブ・アメリカ、ハル・シティ、ベシクタシュなど、他のクラブへの売却も再検討し始めています。中盤の補強としては、フルミネンセのウルグアイ人MFファクンド・ベルナルに対して約880万ユーロのオファーを出したとブラジルで報じられましたが、クラブは公式なオファーは否定しつつも強い関心を持っていることを認めています。ストライカー候補には、ローマのアルテム・ドフビク、FCシンシナティのケビン・デンキー、ミッティランのフランクリノ・ジュ、ロリアンのバンバ・ディエンなどをリストアップしています(ヴォウト・ヴェグホルストはトゥウェンテ移籍により候補から外れました)。左サイドバックには、ラージョ・バジェカーノのペップ・チャバリアを注視しています。また、UAEのアル・ジャジーラでプレーしていたナビル・フェキルが契約満了によりフリーエージェントとなりました。パルメイラスからレンタル中の19歳CBホブソン・フェルナンデスについては、レンタル期間を1年延長し、買い取りオプションの行使判断を2027年に先送りすることを決定しました。(via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)

ビジャレアルCF

左サイドバックの補強を目指し、ラージョ・バジェカーノのペップ・チャバリアに対して600万ユーロのオファーを提示しましたが、ラージョ側に拒否されたことが判明しました。ペップ・チャバリアにはチェルシーやバイエル・レバークーゼンなども関心を示しており、獲得は容易ではない状況です。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)

セルタ・デ・ビーゴ

7シーズンにわたってディフェンスラインを支えてきたガーナ人CBジョセフ・エイドゥーが、契約満了に伴いクラブを退団することが決定しました。アキレス腱断裂という重傷から懸命にリハビリを続けていましたが、ビーゴを離れて新たな挑戦の舞台を探すことになります。また、ストライカー補強の候補としてヴォウト・ヴェグホルストをリストアップしていましたが、選手がトゥウェンテへの移籍を選択したため、獲得には至りませんでした。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)

CAオサスナ

守備陣の強化に向けて、セビージャの若手CBアンドレス・カストリンの獲得に興味を示しています。しかし、選手本人がセビージャでのプレー継続を優先しているため、交渉は難航が予想されます。また、レバンテを退団してフリーエージェントとなるMFパブロ・マルティネスの動向も注視しています。(via Estadio Deportivo)

ヘタフェCF

中盤の補強として、レバンテを契約満了で退団するパブロ・マルティネスに興味を示しています。すでに今夏の移籍市場では、ペニャロールからFWフアン・マヌエル・ボセーリ、エンポリからFWマルティン・サトリアーノ、レアル・マドリードから若手MFマリオ・マルティンの3選手を確保しており、着々と新シーズンに向けた戦力補強を進めています。(via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)

ラージョ・バジェカーノ

不動の左サイドバックとして活躍するペップ・チャバリアに対し、ヨーロッパの複数クラブから熱視線が注がれています。ビジャレアルからの600万ユーロのオファーは拒否しましたが、マルク・ククレジャの代役を探すチェルシーや、アレハンドロ・グリマルドの退団に備えるバイエル・レバークーゼン、さらにはノッティンガム・フォレストやブレントフォードといったプレミアリーグ勢、そしてベティスも状況を監視しています。ラージョは選手と2030年までの長期契約を結んでおり、安価での売却には応じない構えです。(via SPORT)(via Estadio Deportivo)

デポルティーボ・アラベス

中盤の強化を目指し、レバンテとの契約が満了してフリーとなるパブロ・マルティネスの獲得に関心を寄せています。同選手には他にも複数のラ・リーガクラブが興味を示しており、争奪戦になる可能性があります。(via Estadio Deportivo)

バレンシアCF

中盤の要であるギド・ロドリゲスとの契約延長が目前に迫っています。カルロス・コルベラン監督の強い慰留とクラブ側の経済的な努力が実を結び、2年契約+1年の延長オプション、さらにチーム最高給クラスの条件で合意に達する見通しです。

また、将来を嘱望される日本人MF、佐藤龍之介の獲得も秒読み段階に入っています。移籍金は400万ユーロで、支払いは分割で行われる予定です。早ければ今週中にも公式発表が行われ、トップチームのプレシーズンから合流してアピールするチャンスが与えられます。カルロス・コルベラン監督の新たな戦術にどのようにフィットするのか、プレシーズンでの躍動が非常に期待されています。

チームは7月2日からメディカルチェックを開始し、6日から本格的なトレーニングをスタートさせます。Bチームで昨季12ゴール4アシストの活躍を見せた18歳のビクトル・ジュニオールもトップチームのプレシーズンに招集されており、バジャドリードやグラナダなど2部の複数クラブからレンタルの問い合わせが殺到しています。

なお、新スタジアム「ノウ・メスタージャ」のプロジェクトも進行中で、クラブのオフィス、メガストア、ミュージアム、そしてバレンシアCF選手協会の本部が新スタジアム内に集約される計画です。これに伴い、現在のメスタージャにあるオフィスビルは売却される予定です。(via SPORT)(via ElDesmarque)

RCDマジョルカ

新シーズン開幕前の最終調整として、8月5日に本拠地ソン・モイシュでフランスの王者パリ・サンジェルマンを招いて「トロフェオ・シウダ・デ・パルマ」を開催することが決定しました。この豪華な親善試合は、かつてマジョルカからPSGへ移籍したイ・ガンインの取引の際に結ばれた合意に基づくものです。(via MARCA)

RCDエスパニョール

左サイドバックの補強として、バーンリーからオランダ人DFクィリンシー・ハートマンの獲得が間近に迫っています。ビジャレアルに復帰したカルロス・ロメロの穴を埋めるべく、モンチSDが主導して交渉を進めており、選手本人もSNSでエスパニョール関連の投稿に反応を示すなど、移籍に前向きな姿勢を見せています。また、カステリョンからアレックス・カラトラバの獲得も秒読み段階です。契約解除金500万ユーロの支払い方法について最終調整を行っています。アトレティコ・マドリードB時代に彼を指導したルイス・テベネ監督は、『素晴らしい左足を持ち、トップ下や右サイドで決定的なプレーができる。1部リーグでプレーする準備は完全に整っている』と太鼓判を押しています。(via Mundo Deportivo)

レアル・バリャドリード

カディス、スポルティング・ヒホン、レガネスとの激しい争奪戦を制し、デポルティーボから攻撃的MFのルイス・チャコンを完全移籍で獲得しました。6年という長期契約を結ぶ予定であり、フラン・エスクリバ監督率いるチームの新たな攻撃の核として大きな期待が寄せられています。また、バレンシアBで活躍する18歳のビクトル・ジュニオールのレンタル移籍についても問い合わせを行っています。(via ElDesmarque)(via SPORT)

CDレガネス

デポルティーボで出番を失っていたルイス・チャコンの獲得を狙い、オファーを出していましたが、最終的に選手はレアル・バリャドリードへの移籍を選択したため、獲得レースに敗れました。代替ターゲットの選定が急がれます。(via ElDesmarque)

ジローナFC

チームのセグンダ降格に伴う契約条項により、元ベルギー代表のアクセル・ヴィツェルがわずか1シーズンで退団することが決定しました。クラブは残留を求めて説得にあたりましたが、本人は新たな環境でのプレーを望みました。ヴィツェルに加えて、フアン・カルロス、デイリー・ブリント、ルベン・ブランコらもチームを去ります。一方で、新シーズンに向けたプレシーズンマッチとして、8月1日に本拠地モンティリビでプレミアリーグ王者のアーセナルを招き、「トロフェオ・コスタ・ブラバ」を開催することが発表されました。(via Mundo Deportivo)(via MARCA)

UDラス・パルマス

クラブの生ける伝説であるジョナタン・ビエラが、正式に退団を発表しました。公式戦295試合に出場して76ゴールを記録し、2度の1部昇格の原動力となった偉大なカピタンに対し、クラブは最大限の敬意を表し、最高位の勲章である金とダイヤモンドの記章を授与することを決定しました。(via SPORT)(via MARCA)

【本日の総括】

移籍市場が本格的に動き出す中、アトレティコ・マドリードはフリアン・アルバレスの引き抜きを狙うバルセロナに対して徹底抗戦の構えを見せ、ラ・リーガ内での主導権争いが激化しています。また、バレンシアが日本人MF佐藤龍之介の獲得に迫るなど、各クラブが独自のスカウティング網を駆使して戦力の底上げを図っています。セビージャやベティスは財政的な制約の中で、フリーエージェントの活用や主力選手の売却による資金捻出など、非常にシビアな編成を強いられています。ワールドカップで活躍する各国の代表選手たちの動向も、今後の移籍市場やリーグ開幕の日程に大きな影響を与えそうです。