1部復帰へ向けた新体制と4選手の獲得完了
レアル・オビエドは、最短でのLALIGA EA SPORTS(1部)復帰を目指す野心的なプロジェクトを立ち上げている。カルロス・タルティエレのベンチには、新たにフリアン・カレロ監督が就任した。さらに、夏の移籍市場が正式に開く前であるにもかかわらず、クラブはすでに4人の選手獲得を完了させている。新たに加わるのは、パブロ・サエンス、ユネス・ラチャブ、ハコボ・ゴンサレス、アイサル・アフメドの4名である。(via ElDesmarque)
ヘタフェのハビ・ムニョスとアレックス・サンクリスに熱視線
補強の動きは止まらず、オビエドはさらなるターゲットを定めている。その一人が、6年前にフアン・アントニオ・アンケラ監督の下でオビエドのユニフォームを着てプレーした経験を持つヘタフェCFのミッドフィルダー、ハビ・ムニョスである。
加えて、スポーツ部門が以前から強く注目し、追い続けているのが同じくヘタフェのウインガー、アレックス・サンクリス(29歳)である。サンクリスはヘタフェのホセ・ボルダラス監督の信頼を得ておらず、昨季はスタメン出場がわずか5回、計18試合で700分の出場にとどまった。ボルダラス監督の続投が決まったことで、彼は新たな出場機会を探す必要に迫られている。
サンクリスはLALIGA HYPERMOTION(2部)で高い評価を得ており、獲得には競争が予想される。しかし、オビエドは1部から降格したばかりであり、1部復帰を目指すプロジェクトがあるため、スポーツ的にも経済的にも同等の条件を提示できるクラブが少ないことから、交渉において優位な立場にある。サンクリス自身は、ヘタフェとの契約を2028年まで残しており、1部でもう1年ポジション争いをするか、あるいはオビエドでライオンの尻尾よりもネズミの頭となってスポーツ的な野心を優先し、継続的な出場機会を求めるか、キャリアの選択に迷っている状態である。オビエドの立ち位置は良いものの、最終的には選手の決断次第であり、獲得は容易なものではない。(via ElDesmarque)
降格によるアイセム・ハッサン売却の動きと本人のコメント
2部降格が確定したことで、オビエドは不可避の売却を迫られている。その筆頭が、フランスとエジプトの国籍を持つ24歳のウインガー、アイセム・ハッサンである。ハッサンは夏の移籍市場で大きな注目を集める主役の一人となる。
彼は昨冬の移籍市場で、トルコのトラブゾンスポルから600万ユーロとウクライナ人FWダニロ・シカンを譲渡するというオファーを受けており、カルロス・タルティエレを去る寸前までいっていた。しかし当時のオビエドは、1部残留争いを戦い抜く上で最も違いを生み出せる選手を手放すわけにはいかず、この提案を拒否した。だが、降格が決まった今、厳しい財政状況のなかで2部での戦いに向けた帳尻を合わせるため、彼の売却は避けられないものとなっている。
2024年の夏にビジャレアルから150万ユーロでオビエドに加入したハッサンは、2027年6月まで契約を残している。なお、ビジャレアルは彼の将来の売却益の40%を保持しているため、この移籍の動向を注視している。もし再び600万ユーロ規模のオファーがあれば、オビエドには多額の移籍金が入り、ビジャレアルにも約240万ユーロが渡る計算となる。移籍金は、購入時に支払った金額を上回るプラスの収益になると見込まれている。
ハッサンは最近のリーグ戦を終えた後、自身の去就について次のように語った。
『オビエドではとても快適に過ごしているし、いつも良くしてもらってきた。キャリアで最高の瞬間をここで過ごしたよ。オビエドは常に僕の心の一部であり続けるだろうけれど、何が起こるか見てみよう』
さらに、移籍を匂わせる率直な言葉も口にしている。
『僕が残るかどうかは分からない。なぜなら、このクラブにはアンタッチャブルな選手などいないからだ。サッカーはビジネスだし、僕の年齢を考えれば、クラブにいくらかのお金を残すことができると思う』
現在、ハッサンはエジプト代表としてアメリカ・メキシコ・カナダで開催中の2026年ワールドカップに参加している(初戦のベルギー戦は出場なし)。ワールドカップは選手の価値をさらに高める最高のショーケースであり、彼の売却は大会参加後に行われる見通しである。(via Estadio Deportivo)
元監督ルイス・カリオンが同カテゴリーのライバルクラブへ
2025年12月14日にレアル・オビエドの監督を解任されたルイス・カリオンが、新たなプロジェクトを指揮することになる。就任先は、奇しくもオビエドと同じLALIGA HYPERMOTION(2部)に所属するRCDマジョルカである。マジョルカは、マルティン・デミチェリス監督がRBライプツィヒへ引き抜かれたことに伴い、パブロ・オルテルス会長が急ピッチで後任としてカリオンを迎え入れる手はずを整えた。
マジョルカは、カリオンがオビエド時代に2部リーグで築き上げた、攻撃的で連携を重視するサッカースタイルを高く評価している。ただし、マジョルカ側は条件として、カリオンがオビエドで解任された際に同時にチームを去った当時のコーチングスタッフを連れてこないよう要求しており、クラブ内部のスタッフをテクニカルエリアに配置する方針である。オビエドにとっては、かつての指揮官が直接の昇格ライバルとして立ちはだかることになる。(via ElDesmarque)
昨季スタッツ小ネタ
FCバルセロナの若手MFマルク・カサドの昨シーズンの出場記録に関連し、レアル・オビエドの名前が挙がっている。カサドが昨季フル出場(90分間プレー)を果たしたのはわずか5試合のみであり、そのうちの1試合がレアル・オビエドとの対戦であった。オビエドは終盤まで残留争いを繰り広げた末に降格したクラブとして、このスタッツの中で言及されている。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
フリアン・カレロ新監督の下で1部復帰を目指すオビエドは、すでに4選手を獲得し、ヘタフェのハビ・ムニョスやアレックス・サンクリスを狙うなど積極的な補強を進めています。一方で、降格の影響により主力ウインガーのアイセム・ハッサンはW杯後の高額売却が避けられない状況です。また、元指揮官のルイス・カリオンが同リーグのマジョルカの監督に就任し、来季はライバルとして立ちはだかることになります。