フリアン・アルバレス移籍騒動
アルゼンチン代表のフリアン・アルバレスは、オーストリア戦の勝利後に公の場で『すべての関係者にとって移籍がベストだと考えている』『夢を叶えたい』と発言し、移籍を志願しました。コミュニケーションの専門家は、彼の視線が左に向いていたことから、『以前に練習したことを思い出そうとしている。何をどう言いたいかを完璧にこなしている』と、事前に準備されたスピーチであったと分析しています。
移籍先としてバルセロナが浮上していますが、アトレティコ・マドリード側のエンリケ・セレソ会長やミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOは、彼を非売品とし、契約解除金である5億ユーロの満額を要求する断固たる姿勢をとっています。ヒル・マリンCEOは、バルセロナの事前接触を理由にFIFAへの提訴も検討していると認めています。アトレティコがバルセロナへの売却を認める唯一の条件は1億5000万ユーロの現金一括払いのみであり、フェラン・トーレスやマルク・カサドなどの選手を含めたトレードや分割払いは一切受け入れない方針です。バルセロナからの9000万ユーロにボーナス1000万ユーロを加えた最初のオファーは一蹴されました。以前レアル・マドリードが1億5000万ユーロのオファーを出したことが、この高額な基準額を設定する結果となりました。
一方、海外クラブへの移籍は現実的な選択肢として残っています。特にアーセナルのヴィクトル・ギェケレスに約7000万ユーロの金銭を上乗せしたトレード案については、アトレティコもスポーツ面で非常に魅力的だと捉えています。アーセナル側もフリアンが加入する場合のみギェケレスの放出を容認する構えです。
ディエゴ・シメオネ監督もフリアンに見切りをつけています。100%コミットしていない選手はチームに不要だと考えており、『去りたいならロッカールームのドアは大きく開かれている』と引き留めるためのエネルギーを割くつもりはありません。
ちなみに、彼はW杯の1ヶ月前に行われたチャンピオンズリーグ準決勝のアーセナル戦で左足首の怪我を押して強行出場し、クラブへの最大限の献身を見せていました。しかしその影響もあり、W杯のグループステージでは143分間の出場でゴールやアシストはなく、本調子を取り戻せていません。 (via SPORT / MARCA / ElDesmarque / Estadio Deportivo)