PSGを3発で粉砕した衝撃 of プレシーズンマッチ
マジョルカは本拠地ソン・モイシュで行われた第48回シウダ・デ・パルマ・トロフィーにおいて、昨季のチャンピオンズリーグ王者であり欧州を制覇したパリ・サンジェルマンを3-0という衝撃的なスコアで下した。昨季の無念の降格から立ち直り、セグンダという過酷なリーグを戦い抜くための準備が順調に進んでいることを強烈に証明した一戦となった。
試合は終始マジョルカのペースで進んだ。前半21分、去就が注目されているウインガーのジャン・ビルヒリからの絶妙なパスに反応したジト・ルヴンボが、巧みな反転でPSGのディフェンダーをかわして先制ゴールを記録。さらに前半40分には、セルヒオ・ダルデルの献身的なハイプレスから始まったショートカウンターから、最後は再びビルヒリがPSGの守護神サフォノフの頭上を越える芸術的なループシュートを沈めてリードを2点に広げた。
後半に入っても勢いは衰えず、51分には今夏に加入した新戦力アレックス・サラが放った極めて精度の高いコーナーキックに、キャプテンのアントニオ・ライーリョが強烈なヘディングで合わせて決定的な3点目を奪った。気温30度、高湿度という非常に蒸し暑いタフなコンディションのなかで行われたこのゲームで、マジョルカは17,524人の大観衆に1年でのプリメーラ復帰に向けた強い希望を植え付けた。 (via SPORT)
サポーターとの絆を深める画期的なプレゼンテーション
ソン・モイシュでの新チームお披露目において、マジョルカはこれまでにない極めて斬新で感動的なプレゼンテーションを披露した。選手たちは通常のロッカールームやピッチ入場口からではなく、スタンドの観客席の各エリアから登場し、大勢のサポーターに囲まれながらピッチへと降りていく演出が行われた。
ゴールキーパー陣は西メインスタンド、ディフェンダー陣は北サイドスタンド、ミッドフィールダー陣は東メインスタンド、そしてフォワード陣は南サイドスタンドの階段からそれぞれ姿を現し、至近距離でファンや小さな子供たちとハイタッチを交わしたり、写真撮影に応じたりしながらピッチへと歩みを進めた。このアットホームな一体感のある演出は、降格に傷ついたサポーターの心を瞬時に掴み、スタジアムに熱狂的なエネルギーを呼び戻した。
最後にピッチ中央に立った新指揮官のルイス・ガルシア・フェルナンデス監督は、マイクを手に取り、スタジアムに詰めかけたファンに向けて力強く訴えかけた。
『私たちは目の前に、非常に厳しくもそれ以上にワクワクする魅力的なシーズンを控えています。そして、スタンドにいる皆さんがそのプロジェクトの最も不可欠な基礎となるのです。皆さんの強力な後押しがなければ、我々が目指す目標を成し遂げることは絶対に不可能です。私が保証しましょう。今ここにいるのは、常に向上心を持ち、責任感を備え、この大きな挑戦に立ち向かう準備が完璧に整ったプロフェッショナルな素晴らしい集団です。簡単な道のりではありませんが、私たちが一丸となって共に歩めば、必ず成し遂げられると信じています。このシーズンを心から楽しんでください。最後にもう一度繰り返します。私たちは皆さんの力を必要としています。マジョルカ万歳!』
この熱いスピーチはスタンドから割れんばかりの大喝采を浴び、開幕に向けた強い団結力が生まれた。 (via SPORT)
神童ジャン・ビルヒリを巡る残留熱望のチャント
PSGを相手に1ゴール1アシストと別格の輝きを放ったカタルーニャ出身の19歳のウインガー、ジャン・ビルヒリを巡り、ソン・モイシュのスタンドでは信じられないほどの感動的なシーンが巻き起こった。今夏の市場において、欧州の複数クラブから獲得オファーや問い合わせが殺到しており、マジョルカでの将来が不透明な状況にあるビルヒリ。
そんな中、彼がダルデルとの完璧なパスワークから華麗なループシュートで2点目のゴールをネットに突き刺した瞬間、1万7000人を超えるサポーターたちが一斉に立ち上がり、自然発生的に『ビルヒリ、残って』という大チャントをスタジアム全体に響かせた。
このサポーターたちの魂の叫びに近い残留への熱望に、本人も応えるように拍手で感謝を示した。マジョルカでの今後の立ち位置については依然として大きな関心が集まっているが、ピッチ上で見せた圧倒的なパフォーマンスとファンからの熱烈な愛は、彼がこれからのチーム再建において欠かせない絶対的な至宝であることを物語っている。 (via MARCA)
ヨハン・モヒカへの冷ややかなブーイングと去就の行方
ソン・モイシュでのプレゼンテーションが大きな熱狂に包まれるなか、唯一、複雑な反応を浴びたのがコロンビア代表の左サイドバック、ヨハン・モヒカだった。この日のモヒカはユニフォーム姿ではなく、私服でプレゼンテーションに登場。彼がマイクで紹介されると、スタンドの一部から冷ややかなブーイングや指笛が送られた。
モヒカはすでに新シーズンに向けた戦力構想から事実上外れており、クラブ側も彼に対する適正かつ魅力的な獲得オファーが他クラブから届き次第、今夏の移籍市場で速やかに売却して放出する方針を固めている。対照的に、長年にわたりディフェンスを支えてきたマルティン・ヴァリエントやアントニオ・ライーリョといった主力DF陣にはスタジアムから凄まじい大歓声が送られており、ピッチ外における各選手の立ち位置やコントラストが明確に浮き彫りになるお披露目となった。 (via SPORT)
19歳の生え抜きDFハビエル・オライゾラがエルデンセへ武者修行のレンタル
マジョルカは、下部組織が誇る19歳の有望なセンターバック、ハビエル・オライゾラのさらなる飛躍と成長を促すため、今季セグンダへと昇格を果たしたCDエルデンセへ1年間の期限付き移籍で放出することを正式に発表した。
オライゾラはパルマ・デ・マジョルカ出身の生え抜きディフェンダーであり、昨季はマジョルカBで1,300分近くピッチに立ち、チームをセグンダRFEF昇格へと導く原動力となった。さらにトップチームの練習にも年間を通じて帯同し、ラ・リーガの終盤のラスト2試合でトップチーム公式戦デビューをも飾った逸材だ。
彼を獲得したエルデンセ側は、オライゾラの実力について次のように最大級の称賛を送っている。
『ゲームの流れを冷静に読み解くインテリジェンスに優れ、ビルドアップの局面で自ら攻撃の第一歩を刻み込める能力、さらに守備組織に絶対的な安定感をもたらす頼もしいセンターバックだ。極めて規律正しく、的確な戦術眼を持ち、最終ラインからの丁寧なパスワークで連係を築くことができる。まだ19歳という若さでありながら、最高レベルの厳しい戦いに挑むだけの並外れた強烈なパーソナリティを兼ね備えている』
マジョルカのトップチームでは当面の守備陣の登録枠や競争が厳しいため、プロリーグの舞台で絶対的な出場機会を確保するための非常に前向きなローン移籍と位置づけられている。 (via SPORT)
元マジョルカ戦士アンヘリーニョのデポルティーボ電撃復帰
かつて2017年にマンチェスター・シティからの期限付き移籍という形でマジョルカのディフェンスラインを支えた経験を持つ、29歳の実力派左サイドバックのアンヘリーニョが、名門デポルティーボ・ラ・コルーニャへ完全移籍での復帰を公式に決定させた。
アンヘリーニョはマジョルカを去った後、PSVやライプツィヒ、ローマといったヨーロッパの第一線で数多くの実績を積み上げてきたが、実に10年ぶりとなるスペイン復帰の舞台として、自身のルーツであるデポルティーボを選択。マジョルカ時代にもその圧倒的なキック精度と戦術的センスでチームを大いに助けた左のスペシャリストの帰還は、ラ・リーガ全体にとっても非常に大きなビッグニュースとして取り上げられている。 (via Estadio Deportivo)
マジョルカで降格の苦汁をなめたデミチェリス前監督がライプツィヒの指揮官に就任
昨季マジョルカを率いたものの、最終盤の勝ち点不足と戦術の浸透不足によってチームをセグンダ降格へと追いやる結果となってしまったマルティン・デミチェリス前監督。マジョルカのファンにとっては非常に複雑な感情を抱かせる指揮官だったが、彼は今夏、ドイツ・ブンデスリーガの強豪であるRBライプツィヒの新監督に就任するという驚きのキャリアアップを果たした。
デミチェリス前監督は、ライプツィヒから大きな期待と野心を託されて新たなプロジェクトを始動させており、マジョルカでの降格という手痛い挫折と苦い経験を糧に、欧州のトップレベルの舞台で再び自らの手腕を証明するための新しい挑戦へと乗り出している。 (via Esport3)
【本日の総括】
マジョルカは、昨季の降格という悲劇を乗り越え、ルイス・ガルシア・フェルナンデス新体制のもとで確実に新たな一歩を踏み出しています。欧州王者PSGを3-0で一蹴したその衝撃的なパフォーマンス、そしてソン・モイシュでのファンと選手が一体となったプレゼンテーションは、チームが非常にポジティブな雰囲気にあることを証明しています。ビルヒリの去就問題やモヒカの放出計画といった市場の動きを抱えつつも、15日のバジャドリードとのリーグ開幕戦へ向けて、チームの士気と団結力は最高潮に達しています。