ブルゴスCF
ブルゴスCFは、レアル・ソシエダに所属していた23歳のナビ・ストライカー(ナバラ州出身)であるFWジョン・カリカブル(Jon Karrikaburu)を完全移籍で獲得したことを正式発表しました。カリカブルはソシエダのファーストチームの構想から外れており、12年間過ごした愛着あるクラブの組織から完全に籍を離れることになりました。ブルゴスとは2028年6月までの2年契約を結んでいます。
今回の移籍劇の裏には、複数のセグンダ上位クラブからの強力なオファーを断り、本拠地エル・プランティオを新天地に選んだカリカブル自身の強い意志がありました。その最大の要因は、ソシエダのBチーム(サンセ)時代に自分を指導し、自身のキャリアで最高と言えるパフォーマンスを引き出してくれた恩師セルヒオ・フランシスコ(Sergio Francisco)監督がブルゴスを率いていることにありました。
この熱烈な相思相愛の関係を受け、ブルゴスのスポーツディレクターを務めるミチュ(Michu)とソシエダ側の間で交渉が行われ、最終的には初期の固定移籍金が発生しない(フリー移籍)という好条件で合意に達しました。カリカブルはこれまでレガネス、アラベス、アンドラ、ラシン・サンタンデールといったクラブへのレンタル移籍を繰り返してきましたが、ブルゴスでは同じソシエダの下部組織出身のアルベルト・ダディエ(Alberto Dadie)とも同僚になり、かつての恩師の指導のもとで自らの真の才能を開花させ、安定した出場機会を掴み取る覚悟です。 (via Noticias de Gipuzkoa / MARCA)
マラガCF
マラガCFは、イングランド・プレミアリーグのエヴァートンに所属する20歳のモロッコ代表左サイドバック、アダム・アズヌ(Adam Aznou)を1シーズンの期限付き移籍(レンタル)で獲得することで基本合意に達しました。マラガはダニ・サンチェスが退団して以降、左サイドバックのポジションが手薄になっており、移籍市場閉幕間際での緊急補強を最優先事項としていました。
アズヌはかつてFCバルセロナの下部組織で育ち、ドイツのバイエルン・ミュンヘンへ移籍したエリートです。バイエルンの下部組織で成長し、ファーストチームでも4試合に出場した実績を持っています。2024/25年シーズンの後半にはバジャドリードへ半年間のレンタル移籍を経験し、プロとして13試合に出場しましたが、チームの降格を防ぐことはできませんでした。その後、昨夏にエヴァートンが約900万ユーロという大金を投じてアズヌを獲得したものの、イングランドのフィジカル重視のサッカーへの適応に苦しみ、昨季はほとんど出場機会を得られず、再び出場機会を得て自らの価値を証明できる新天地を探していました。
ドイツの複数のクラブからも具体的なアプローチがあったものの、アズヌ本人の優先順位は常に「スペインのフットボールへの復帰」にありました。マラガの提示した明確なプロジェクトと情熱的なアプローチが若き才能の心を動かし、今回の合意が実現しました。ホアンフラン・フネス(Juanfran Funes)監督率いるマラガにとって、左サイドのダイナミズムを劇的に高めるこれ以上ない補強となります。 (via Estadio Deportivo / MARCA)
レアル・サラゴサ
レアル・サラゴサに所属する21歳のガーナ人MFユシフ・サイドゥ(Yussif Saidu)を巡り、トルコ1部のギョズテペ(Götzepe)が獲得交渉を急加速させています。ギョズテペはサラゴサに対して、レンタル料を支払った上での期限付き移籍、および2027年6月30日までに200万ユーロ以上を支払うことで完全移籍に切り替えられる自主的な買い取りオプションを含む、正式な書面オファーを提出しました。サイドゥとサラゴサの現行契約は2030年まで残っており、クラブ間での金額面における細部の合意にはまだ開きがあります。
サラゴサ側は当初、サイドゥの移籍金として500万ユーロを要求して今夏をスタートさせました。約2週間前には、今季トルコ1部に昇格したアメドSFK(Amed SFK)から「レンタル料300.000ユーロ+容易に達成可能な300万ユーロでの買い取り義務」という条件の打診を受け、サラゴサは「レンタル料500.000ユーロ+400万ユーロの買い取り義務」を対案として提示しましたが、アメドSFK側からの正式な書類が届かず、交渉自体は本格化しませんでした。
サイドゥは守備的ミッドフィルダーとセンターバックをハイレベルでこなせるマルチロールであり、イバイ・ゴメス(Ibai Gómez)監督も彼の驚異的な身体能力と戦術理解度を絶賛し、今季の重要な戦力として数えています。しかし、新オーナーグループが就任して以降、資金回収のために選手の売却に対する強固な拒否姿勢は軟化しているのが現状です。サイドゥに対しては、ギョズテペやアメドSFKのほかにも、オーストリアのラピド・ウィーン、イングランドのストーク・シティ、レスター・シティ、バーンリー、さらにはセグンダのライバルであるアルメリアも強い関心を示しています。昨季は31試合(先発21試合)に出場し、後半戦に膝の骨浮腫による離脱を経験したものの、その高いポテンシャルは依然として移籍市場の大きな注目を集めています。スペインの移籍期限は9月1日ですが、トルコは9月4日まで開いているため、登録期限を巡る最終盤の攻防が注目されます。 (via SPORT)
レアル・オビエド
本日29日の19:00、アウェイでのアルバセテ・バロムピエ戦を控えるレアル・オビエドですが、前線の野戦病院化が進み、非常に危機的な状況でこのゲームに臨まざるを得なくなりました。開幕2試合で未だ勝利も得点もないオビエドは、この一戦を前に前線の2大エースを負傷で失うという最悪の悲報に直面しています。
精神的支柱でもあるFWクリス・ラモス(Chris Ramos)は前節のレガネス戦で受けた打撲の影響、そして期待の新戦力カルロス・フェルナンデス(Carlos Fernández)は前日金曜日のトレーニング中に感じた筋肉の違和感が原因で、いずれも遠征メンバーから完全に外れることとなりました。さらに、チャイラ(Chaira)とマルコ・エステバン(Marco Esteban)の2名も怪我の治療のために欠場が決定しています。
この緊急事態を受け、前節の途中出場から素晴らしい動きを見せ、クロスバー強襲の惜しいシュートを放ったルーマニア人FWイスファン(Isfan)が先発の最有力候補としてスクランブル発進する見込みです。また、前節の終盤に決定的な働きをしたサム・ロドリゲス(Samu Rodríguez)の先発復帰や、負傷が癒えてリストに戻ってきたエスタニス(Estanis)がベンチから戦況を伺う状況です。攻撃的なカードが極めて限定される中、指揮官がどのようなゲームプランを組み立てるか、苦しい戦いが予想されます。 (via SPORT)
アルバセテ・バロムピエ
オビエドをホームのカルロス・ベルモンテに迎えるアルバセテ・バロムピエは、開幕から2連敗(ラス・パルマス戦、レアル・ソシエダB戦でいずれも2-1で惜敗)を喫しており、今回のホーム戦で何としても悪い流れを断ち切る必要があります。
アルベルト・ゴンサレス(Alberto González)監督は、対戦相手のオビエドについて、次のように相手への最大限の警戒を示しています。
『オビエドは間違いなく素晴らしいチーム。現在の順位(勝ち点1)に関わらず、優れた選手と優秀な指導者が揃っているため、最終的には確実に上位へ食い込んでくる。ただ、彼らは多くの新戦力を迎えたばかりで、戦術や関係性を構築している最中だ。私たちは少しも焦っていないし、まだリーグが開幕したばかりであることも理解している。自分たちのサッカーを信じて突き詰めていくだけだ』
アルバセテにとっての最大の好材料は、今夏獲得した元FCバルセロナのスター選手、FWムニル(Munir)が遂にコンディションを整え、移籍後初めて招集メンバーに名を連ねたことです。チャンピオンズリーグやラ・リーガ1部で豊かな経験を積んできたムニルの存在は、開幕から攻撃の決定力不足に悩むチームの大きな救世主となるでしょう。一方で、元オビエドのオベング(Obeng、重傷)、イヒニオ(Higinio)、アントニオ・プエルタス(Antonio Puertas)ら実力者を負傷で欠いており、決して万全な状態ではありませんが、サポーターの前で魂の初白星を誓います。 (via SPORT)
CDレガネス
アルバロ・モラタの電撃的なローン加入発表により街が歓喜に沸く中、レガネスは守備陣の強度をさらに高めるべく、実戦経験豊かな27歳の左利きセンターバック、ハビ・モンテロ(Javi Montero)を獲得したことを公式発表しました。契約期間は2シーズンで、さらに1年間の延長オプションが組み込まれています。背番号は3を着用します。
クラブは獲得発表の際、かつてアトレティコ・マドリードのユースおよびファーストチーム時代に、新加入のモラタと共にゴールを祝うモンテロの貴重な写真をSNSに掲載するというユニークな演出を行い、ファンを大いに喜ばせました。モンテロはアトレティコ仕込みの確かな対人守備に加え、デポルティーボ、ベシクタシュ、ハンブルガーSV、アロウカ、ラシン、マラガなど国内外の多くのクラブでプレーし、アトレティコ時代にはチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグという欧州最高峰の舞台を経験した確かな実績を持ちます。ルベン・アルベス(Rubén Albés)監督のディフェンスラインにおいて即戦力の柱となることは間違いありません。
一方、前線の整理も同時に行われており、期待の20歳デンマーク人FWアルフレッド・ゲトラー(Alfred Gøthler)は、今季3部(Primera RFEF)のC.D.エストレマドゥーラ(CD Extremadura)へ期限付き移籍することが決定しました。実戦での十分な出場機会を与え、得点感覚を磨かせるための戦略的なレンタル放出となります。 (via MARCA)
CDカステリョン
CDカステリョンは、セリエAで長年にわたりディフェンスの要として活躍してきた34歳のベテランイタリア人DF、フェデリコ・チェッケリーニ(Federico Ceccherini)を完全なフリートランスファーで獲得しました。チェッケリーニは昨季までセリエAのUSクレモネーゼ(US Cremonese)に所属していましたが、契約満了によりフリーとなっていました。契約期間は2027年6月までの1年間です。
チェッケリーニはこれまでにフィオレンティーナ、エラス・ヴェローナ、クロトーネ、リヴォルノといったイタリアの主要クラブを渡り歩き、セリエA通算227試合の出場を誇る名DFです。また、トルコのファティ・カラギュムリュク(Fatih Karagümrük)でも1シーズンにわたり主力としてプレーするなど、国際経験も極めて豊富です。
カステリョンは現在、ブリニャーニ(Fabrizio Brignani)が長期離脱中で選手登録を外れており、新加入の若手コスティス(Ilias Kostis)もコンディション調整の遅れから実戦復帰までにあと数週間を要する状況です。そのため、本職のセンターバックの強化は喫緊の課題でした。クラブの重鎮であるパブロ・エルナンデス(Pablo Hernández)も今回の補強に対し、次のように確かな手応えを語っています。
『守備陣をしっかりと締めくくる素晴らしい補強が完了し、非常に嬉しく思っている。彼の経験値はチームにとって計り知れない価値がある』 (via SPORT)
コルドバCF & グラナダCF
日曜日(30日)の21:30、エル・アルカンヘル(El Arcángel)において、セグンダの今季最初となる熱狂の「アンダルシア・ダービー(derbi andaluz)」がキックオフを迎えます。この宿命のライバル対決は、奇しくも両チームが前節、元1部(降格組)の強力な実力者を相手に極めて説得力のある素晴らしい勝利を挙げ、絶好のメンタル状態で迎えることになります。
コルドバCF(イバン・アニア監督)は、前節ホームにジローナFC(Girona FC)を迎えた一戦で、スタジアム全体を揺るがす見事なパフォーマンスを披露し快勝。開幕戦のブルゴスCF戦での敗戦(エル・プランティオでの黒星)による不安を一気に吹き飛ばし、自信と団結を取り戻しました。地元のサポーターの前で、このダービーを制して完全に波に乗りたい構えです。
一方のグラナダCF(パチェタ監督)も負けてはいません。開幕のレアル・オビエド戦(カルロス・タルティエレでのアウェイ戦)で貴重な勝ち点1を拾い、前節はホームのロス・カルメネスでRCDマジョルカ(Mallorca)を2-0で粉砕して今季初勝利を掴みました。Pacheta監督の植え付けたハードワークと高い決定力が噛み合い始めており、こちらも勢いは十分です。セグンダの上位争いおよび昇格権への行方を占う意味でも、今回のアンダルシア対決は開幕直後の最も熱く、そして激しい90分間となることは必至です。 (via SPORT)
【本日の総括】
移籍市場の閉幕(9月1日)を目前に控え、LALIGA Hypermotionのピッチ内外は激しく揺れ動いています。ブルゴスによるカリカブルの確保や、レガネスによるハビ・モンテロの獲得、さらにはカステリョンが獲得したチェッケリーニなど、守備ラインの緊急補強を即座に成功させたチームが目立ちます。一方、サラゴサのように、中盤の絶対的ダイナモであるサイドゥのトルコ移籍騒動という「流出の危機」に直面しているクラブもあり、戦力の再編が急ピッチで進んでいます。
本日土曜日から日曜日にかけて、野戦病院と化しながらもムニルを初招集して臨むアルバセテとオビエドの執念の激突、そして週末を締めくくるアンダルシア・ダービーなど、サバイバルの様相を呈したハイレベルな戦いが繰り広げられます。移籍市場の駆け引きと、現場の執念が交錯するこの週末の結果は、今シーズンのセグンダのパワーバランスを決定づける重要な節目となるでしょう。
