メキシコ訛りの刺客、エンリケ・リケルメが会長選の対立候補に浮上か

会長選挙の招集に伴い、フロレンティーノ・ペレス会長に対抗する人物の存在が浮上している。ペレス会長は会見で『私を批判して裏で動いている者たちがいるなら、選挙に出ればいい。電力会社と話している、南米訛りの、いやメキシコ訛りのあの起業家も、出馬したければすればいい』と、名前こそ出さなかったものの特定の人物を挑発した。この「メキシコ訛りの起業家」とは、アリカンテ県コクス出身で37歳のエンリケ・リケルメ・ビベスを指している。彼は水力および再生可能エネルギーを中心とする多国籍企業「Grupo Cox」の創業者兼CEOであり、メキシコ、チリ、パナマなどで大規模な事業を展開している。2021年の会長選挙の際にも立候補の噂があったが、当時は出馬を見送った。彼は生粋のマドリードファンであり、父親もかつてクラブの理事を務めていた。20年以上の会員歴という厳しい条件もクリアしており、ナダルの所有する電動ボートレースチーム「Team Rafa」のスポンサーを務めるなど、スポーツ界との関わりも深い。ラファエル・ナダルやフェルナンド・アロンソも将来的な会長への憧れを口にしたことがあるが、現在の厳しい立候補条件をクリアし、ペレス会長に立ちはだかる現実的な対抗馬として、リケルメの動向に大きな注目が集まっている。(via SPORT)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)(via ElDesmarque)

会長選挙の極めて厳格な立候補条件と想定されるスケジュール

レアル・マドリードの会長選挙に立候補するためには、クラブの定款に定められた非常に厳しい条件をクリアする必要がある。まず、スペイン国籍を有し、成人であり、完全な行為能力を持つこと。他のサッカークラブで役職に就いていないこと、現役の選手、審判、監督でないこと。そして何よりも高いハードルとなるのが、20年間途切れることなくソシオ(会員)であり続けていること(副会長候補は15年、その他の理事候補は10年)と、クラブ予算の15%にあたる個人資産による銀行保証(約1億8700万ユーロ)を提示することである。今後のスケジュールとしては、選挙管理委員会が選挙のプロセスを開始してから10日間の立候補受付期間が設けられる。もし有効な立候補者がペレス会長1人だけであれば、無投票で再選が決定する(過去5回の選挙はいずれもこの形でペレスが再選されている)。対立候補が現れた場合は、立候補受付終了の翌日から15日以内に投票日が設定される。投票は午前9時から午後8時まで行われる。概算として、5月25日から6月9日の間に投票が行われ、新会長の決定には約3週間を要する見込みだ。(via SPORT)(via Mundo Deportivo)(via Esport3)