ムバッペのW杯でのPK失敗とハキミとの友情
W杯準々決勝のモロッコ戦で、キリアン・ムバッペはキャリアで初めてW杯でのPKを失敗した。前半25分に左サイドからシザースと見事なペースチェンジで抜け出し、マズラウィのファウルを誘ってPKを獲得した。当初はウスマン・デンベレが蹴る素振りを見せたが、最終的にムバッペが蹴ることになった。しかし、ファクンド・テージョ主審による長いVAR確認や、モロッコ選手のエリア外退去を待つ時間、さらには相手GKヤシン・ボノが2度にわたってプレッシャーをかける心理戦に直面した。ボノが最後まで動かず立ってプレッシャーをかけた結果、ムバッペの右下へのシュートは弱くなり、完全に読まれてセーブされた。フランス代表でのPK失敗は2021年のEUROスイス戦以来であり、これまでの15回連続成功の記録が途絶えた。失敗後、ムバッペは主審に2度にわたって詰め寄り、給水ブレイク中もデシャン監督の指示の輪から離れて抗議を続けた。彼のW杯ゴール数は7のままで、通算19ゴールに留まっている。また、PFSAのデータによれば、彼は時速38kmを記録し、世界最速のサッカー選手に認定されている。
そんなモロッコ代表の要であるアクラフ・ハキミとは、PSGで出会って以来の親友である。2021年6月、当時のマウリシオ・ポチェッティーノ監督からハキミの適応を助けるよう頼まれたムバッペは、Instagramで歓迎の意を示し、最初の練習で『ようこそ。何か必要なら言って。僕がいるよ』と声をかけた。フランス語が話せなかったハキミに対し、ムバッペがガイド兼フランス語の教師役を務めた。同じ年齢で趣味も合い、PlayStationで共に遊ぶ仲であり、W杯後も一緒に休暇を過ごす予定について語り合っている。また、パラグアイの国会議員からムバッペに対して人種差別的な暴言が向けられた際にも、ハキミは真っ先に電話をかけて彼をサポートしている。(via MARCA)