ボルハ・イグレシアス不在の打撃と得点源の分散

🚑 攻撃力低下の最大の要因として挙げられるのが、FWボルハ・イグレシアス(パンダ)の不在です。過去2シーズン連続でチーム最多得点者として攻撃を牽引してきたエースですが、今夏はワールドカップ出場に伴いプレシーズン調整が短期間にとどまりました。さらに今季開幕後も2度にわたる筋肉系の負傷に見舞われ、出場時間がごく僅かに限られているため、未だ今季ノーゴールとなっています。

昨季の同時期(11節終了時)、ボルハ・イグレシアスは4ゴールを挙げてチーム全得点の半数近くを叩き出しており、2年前も4ゴールで全体の約1/4を占め、チームで最もシュートを放つフィニッシャーでした。彼を欠いたことで攻撃の軸を失っています。

👑 また、象徴的存在であるイアゴ・アスパスの影響力減少も攻撃陣の停滞に拍車をかけています。イアゴ・アスパスはオサスナ戦で記録した今季初枠内シュートによる1ゴールのみにとどまっており、出場時間の減少とともに今季はまだアシストを記録しておらず、シュート数自体も減少しています。

⚽️ このような状況下で、今季のゴールはチーム全体に細かく分散する傾向を見せています。

現在のチーム得点王は2ゴールを挙げているFWフェラン・ジュグラとFWパブロ・ドゥランの2名です。

1ゴールで続いているのは、イアゴ・アスパス、ウーゴ・ゴンサレス、ミゲル・ロマン、イライシュ・モリバ、そしてディフェンダー陣のカール・スターフェルトとハビ・ロドリゲスの6名となっており、守備的MFやディフェンスラインの選手たちの得点に支えられています。

過去の同時期の得点者内訳と比較すると、その変化は一目瞭然です。

昨季11節終了時:ボルハ・イグレシアス(4点)、ジュグラ(2点)、パブロ・ドゥラン(2点)、イアゴ・アスパス(1点)、ウーゴ・アルバレス(1点)、ハビ・ルエダ(1点)、オスカル・ミンゲサ(1点)、ミゲル・ロマン(1点)。

2年前11節終了時:ボルハ・イグレシアス(4点)、イアゴ・アスパス(4点)、ミンゲサ(2点)、ウィリオット(2点)、ドゥヴィカス(1点)、フラン・ベルトラン(1点)、スターフェルト(1点)、ウーゴ・アルバレス(1点)、オウンゴール(1点)。

前線の大黒柱の復活と、イアゴ・アスパスをはじめとする攻撃陣の復調が、今後の浮上の絶対条件となりそうです。(via SPORT)

【本日の総括】

木曜日のウニオン・サン=ジロワーズ戦に向けてベルギー勢通算8戦無敗の好相性が光る一方で、リーグ戦では11節で10失点と堅守を誇りながらも枠内シュートが激減する攻撃力の課題が浮き彫りとなっています。ボルハ・イグレシアスの負傷離脱やイアゴ・アスパスの不振によりゴールが分散する中、欧州戦を契機とした攻撃陣の爆発と巻き返しが期待されます。