スポーティング・デ・オルタレサ 全員無給で働く街クラブがセビージャと夢の決戦!監督が語る仕事・家庭・フットボール

1964年に創設されたマドリードの街クラブ「スポーティング・デ・オルタレサ」が、260チームが参加したアマチュアカップを勝ち抜き、コパ・デル・レイ1回戦で名門セビージャFCと対戦するというクラブ史上最大の偉業を達成しました。

指揮を執るホルヘ・メンドーサ監督は、決戦を前に選手たちの過酷でリアルな日常を明かしています。クラブには選手に給料を支払う資金力はなく、全員が無給でプレーしています。『選手たちは全員、昼間は仕事や学業、あるいは子育てに追われ、一日の疲労を抱えて練習にやってくる。それでもすべての問題を横に置いて、心からサッカーを楽しみ、プロ意識を持って全力で取り組んでいる』と監督は語り、特に仕事と家庭を両立させながらチームを引っ張るベテラン選手たちの姿勢を絶賛しています。

普段使用しているホームグラウンドは最大500人しか収容できないため、この歴史的なセビージャ戦は約4,500人収容のエル・バル・スタジアムで開催されます。チケットはほぼ完売状態となっており、メンドーサ監督は『自分たちの狭いピッチで戦う魅力もあるが、4,500人ものファンやセビージャのサポーターを受け入れ、最高のピッチ環境で戦う決断は正しかった』と語っています。

セビージャで特に警戒する選手としてフアン・イグレシアスの名前を挙げた監督は、『攻守において素晴らしいパフォーマンスを見せており、今のセビージャが目指すハードワークと結束を象徴している』と評価しつつ、『選手たちには試合を楽しむだけでなく、ただの思い出作りに終わらせず、最高の形で競い合ってほしい。こんな物語を書ける機会は人生で一度きりかもしれない。もしセビージャを撃破できたら、私は世界で一番幸せな人間になる』と胸熱な意気込みを語りました。(via MARCA)