右サイドバックの絶対的不足とアルナウ・マルティネス獲得を巡るシンガポール本部の意思決定待ち

バレンシアの最大の補強ポイントであり、戦術上の急務となっているのが右サイドバックの確保です。プレシーズンでは本職の選手が誰も稼働できない状況であり、カンテラーノの若手であるガモンを急造で起用してしのいでいます。この致命的な穴を埋めるため、バレンシアはジローナのキャプテンであるアルナウ・マルティネスの獲得を最優先ターゲットに定めています。ジローナが2部へと降格したため、1部でのプレー継続を望むアルナウ本人との間では、将来の契約条件についてすでに完全な個人合意に達しています。しかし、クラブ間の移籍金交渉において大きな障壁が立ちはだかっています。バレンシアは500万ユーロを上限としてオファーを提示しているものの、ジローナ側は主力の安売りを拒否する断固たる姿勢を崩さず、契約に設定されている800万ユーロの契約解除金の満額支払いを一歩も譲らずに要求しており、300万ユーロの差額が埋まっていません。現在、バレンシアのゼネラルマネージャーであるロン・グーレイは、ジローナの要求額に近づく新たな決定的なオファーを提示するため、シンガポールにいるオーナーのピーター・リム本部からの最終的な資金投入の承認を待っている状態です。選手本人がメスタージャでのプレーを強く熱望しているだけに、本部の決定が待たれます。(via ElDesmarque)

ゴロサベルやザノッティなど右サイドバック補強に向けた二の矢の動き

バレンシアは、アルナウ・マルティネスの獲得交渉が最終的に破談となった場合、あるいはフルキエが今夏に退団することになった場合のバックアッププランとして、右サイドバックの複数の代替ターゲットをリストアップして慎重に調査を進めています。その筆頭が、スイスのFCルガーノに所属するイタリア人右サイドバック、マット・ザノッティです。インテル・ミランの下部組織で育ったザノッティは、400万ユーロという比較的安価な移籍金で獲得が可能であり、年俸条件もバレンシアの厳しいサラリー上限を圧迫しないローコスト・オプションとして非常に魅力的な候補に浮上しています。さらに、バレンシアはアスレティック・ビルバオに所属するアンドニ・ゴロサベルの動向も追っています。ゴロサベルはビルバオのテルジッチ新監督の構想において、新シーズンにあまり出場機会を得られないのではないかと懸念されており、本人も出場時間を求めて他クラブへの移籍を検討しているため、バレンシアにとって現実的な補強プランの一つとなっています。(via ElDesmarque)