アトレティコ・マドリード:サラゴサファンのピッチ侵入事件で『100ユーロ』の象徴的罰金

スペインサッカー連盟(RFEF)の単独規律裁判官は、アトレティコ・マドリードに対し、Bチームの試合中に起きた相手サポーターのピッチ侵入事件を巡り、100ユーロ(約1万6000円)という象徴的な罰金処分を科しました。

問題が発生したのは、アトレティコB対レアル・サラゴサの試合。102分という土壇場でブライアン・サラゴサのジャウメ・ハルディが同点PKを決め、4-4の引き分けに持ち込んだ瞬間でした。歓喜したブライアン・サラゴサのアウェイサポーター約300人が押し寄せたことでスタンド前の安全フェンスが破損。勢い余った約20人のサポーターがピッチ内に雪崩れ込み、同点ゴールを挙げた選手たちと抱き合って大騒ぎとなりました。

主審のホセ・マリア・アランダ氏は試合後、審判報告書に『90+12分、アウェイチームのゴール後、約300人がいたアウェイ応援エリアのフェンスの1つが壊れ、約20人のファンがピッチおよび周囲に侵入した』と記載しました。

これを受け、規律委員会が調査を開始。アトレティコ側は『民間警備員28人を配置して万全の安全対策を講じており、フェンスの破損は予期せぬ突発的な事故だった』と弁明書類を提出しました。

裁判官は『警備会社の予算書を提出したことは計画性の証拠として考慮されるが、それだけで実際の警備活動が十分だったとは言えない。急展開だったため反応が難しかったことは理解できるが、フェンスの破損が不可抗力だったとは言えない』とし、安全対策の不備を認定しました。ただし、事態の性質上「軽微な違反」と分類され、最大602ユーロの罰金枠の中から、加重・軽減事由もないとして『100ユーロ』という超極小の罰金にとどまりました。(via SPORT)