アイサックの「静寂ポーズ」退場とダブルスタンダードの波紋

🤫 レバンテ戦の後半アディショナルタイム95分、左足の圧巻のミドルシュートでチームを2-3の勝ち越しに導いたアイサック・ロメロですが、その直後のパフォーマンスが大きな波紋を呼ぶことになりました。アイサックは敵地シウタ・デ・バレンシアの地元サポーターが陣取るスタンド前へ駆け寄り、人差し指を口に当てて静粛を求める「しーっ」のジェスチャーを行うとともに、自らのユニフォームの背番号と名前を指差してアピールしました。

⚽️ 主審のコルデロ・ベガ氏はこれを「観客に対する挑発行為」と判断し、直前に相手選手を引っ張って受けたイエローカードに続き、わずか4分間で2枚目のイエローカードを提示して退場処分としました。IFAB(国際サッカー評議会)競技規則第12条では、ゴールの歓喜において「挑発的かつ過剰な態度で振る舞うこと」を警告の対象と定めており、RFEFの規律コードでも同様の基準が設けられています。

🔥 しかし、今回の処分に対してセビージャ側が激しい怒りを覚えている最大の理由は、他クラブの選手に対する判定との著しい「ダブルスタンダード(二重基準)」にあります。過去にレアル・マドリード時代のガレス・ベイルやエスパニョール時代のボルハ・イグレシアスが同様の静寂ポーズを行ってラ・リーガから告発された際、連盟の競技委員会はこれを不問として処分を却下しました。さらに昨シーズン、サンチェス・ピスフアンでのセビージャ戦でゴールを決めたレバンテのイカー・ロサダがセビージャファンに向かって全く同じポーズを取った際もノーカードであり、ヴィニシウス・ジュニオールやラミン・ヤマル、果ては2年前のダービーマッチでアイサック自身が行った際も一切お咎めはありませんでした。

📜 歴史的に見ても、ゴール後の静寂ポーズでダブルイエローカードを受けて退場となった唯一の明確な記録は、2000年12月20日にアスレティック・ビルバオ戦でゴールを決めたバレンシアのジョン・ケアウ氏の事例まで遡ります。しかもケアウ氏のケースでは、その後のバレンシアによる提訴によってイエローカードが撤回されています。

💥 なお、アイサック・ロメロにとってトップチーム昇格後の3シーズンで途中出場から退場処分を受けるのはこれが3度目となります。2024-25シーズンのレアル・マドリード戦でのチュアメニへのファウル、2025-26シーズンのベティス戦でのバレンティン・ゴメスへのファウルに続き、今回のダブルイエローと、アディショナルタイム間際の退場劇が続いています。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / ElDesmarque)