アルベロア監督の苦悩 選手との7つの対立と崩壊するチーム

1月中旬、シャビ・アロンソの後任としてベンチに座ったアルバロ・アルベロア。彼の最初の使命は、アロンソとビニシウスら一部の選手との間に生じた亀裂を修復し、平和をもたらすことだった。就任直後は選手たちの最高のバージョンを引き出すために称賛の言葉を並べたが、4ヶ月が経過した現在、選手のエゴが支配するロッカールームの管理の難しさに直面し、対立は急増している。

アルベロアは前任者同様に「最高の選手を起用する」という方針を掲げたが、実力主義を無視して控え選手にチャンスを与えなくなり、平凡なサッカーと悪い結果が重なって不満が爆発した。現在、監督と選手の間には7つの明確な対立が存在している。

第一の衝突はキャプテンのダニ・カルバハルとの間に起きた。怪我から復帰したカルバハルは、トレント・アレクサンダー=アーノルドが負傷していたにもかかわらず、スタメン復帰まで9試合も待たされた。アルベロアはフェデ・バルベルデやカンテラーノのダビド・ヒメネスを優先し、さらに15試合欠場していたトレントを2試合先発で起用した。カルバハルは監督への不満を最初に表明した選手となった。アルベロアは事態の収拾を図り、『ロッカールームの選手たちにとって彼が指標となることは非常に重要であり、彼が最高のレベルを取り戻すと確信している』と称賛した。

第二の対立は、フラン・ガルシア、ダビド・アラバ、ゴンサロ、フランコ・マスタントゥオーノといった控え選手たちの冷遇だ。彼らはカルバハルと共にベンチの常連となり、ローテーションから完全に忘れ去られた。

第三の対立は、アルバロ・カレラスの完全な排除だ。リュディガーからの平手打ち事件以降、彼はスタメンから姿を消した。

第四の対立は、ラウール・アセンシオに対する懲罰である。肉体的に限界までプレーした後の試合で、体調不良を理由に休もうとした(自ら試合を回避した)として罰を与えられた。アセンシオは現在もトップチームでの厳しい状況の中、バルデベバスでトレーニングを続けている。アルベロアは彼の「灰色のソファ」で一人ひとりに理由を説明しているとされる。

第五の対立はダニ・セバージョスだ。説明を求めて監督と座って話し合ったが、結果は最悪なものとなった。セバージョスはロッカールームで『監督とは関わりを持ちたくないと伝えた』と宣言し、それ以降は招集メンバーから完全に外されている。

第六の対立はエドゥアルド・カマヴィンガ。チャンピオンズリーグのバイエルン戦で退場処分となり敗退の要因を作った際、アルベロアは彼を公に擁護した。しかし、それ以来ずっと彼をベンチに置き続けており、言葉と行動の矛盾が選手を無防備な状態に置いている。

そして第七の対立が、エンバペへの痛烈なメッセージだ。チーム全体のコミットメント不足を指摘する中で、世界で3番目に試合中の走行距離が少ないフランス人アタッカーを直接的に批判した。

『勝つためには全選手のコミットメントが必要だ。才能だけでは勝てないので、相手チームが自分たちより多く走っているのを見るのは辛い。我々はタキシードを着てピッチに出る選手ではなく、汗と泥と努力、犠牲、そして忍耐でシャツを汚す選手でレアル・マドリードを築いてきた』

アルベロア自身も、選手のエゴが全体の利益を上回り、監督を非難するようなチームでは、自身の未来がないことを理解している。(via SPORT)(via MARCA)