[試合結果] 敵地でジローナと1-1のドロー、堅守で耐え抜き数学的な1部残留を確定

⚽️ レアル・ソシエダはラ・リーガ第36節でジローナの本拠地モンティリビに乗り込み、1-1の引き分けで試合を終えた。試合は立ち上がりからポゼッションを握られる展開となったが、前半28分にコーナーキックからジョン・マルティンがヘディングで先制点を奪取。しかし、後半21分(66分)にジローナのストゥアーニに同点ゴールを許し、勝ち点1を分け合う結果となった。

レアル・ソシエダはこの勝ち点1を獲得して総勝ち点を45に伸ばした。残り2試合(獲得可能な勝ち点6)を残しているが、下位チーム同士の直接対決(レバンテ対マジョルカ、ジローナ対エルチェなど)が組まれているため、降格圏のチームが全勝してレアル・ソシエダを上回る計算が数学的に不可能となった。これにより、チームは正式に1部残留を確定させ、現在はリーグ8位につけている。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / MARCA)

[久保建英] スタメン出場も守勢の展開で孤立。見せ場を作れず57分に交代

🇯🇵 日本人アタッカーの久保建英は、出場停止のオスカルソンに代わり、オヤルサバル、バレネチェアとともに前線の3トップの一角としてスタメン出場を果たした。しかし、試合はジローナが圧倒的にボールを支配(ポゼッション率57%)し、レアル・ソシエダが自陣にブロックを敷いて耐え忍ぶ展開となったため、久保は得意のボールを持ったプレーを披露する機会に恵まれなかった。

前線からの守備やジョエル・ロカに対するファウルなどで奮闘する場面はあったものの、オヤルサバルらと連携して効果的なカウンターを仕掛けるには至らず、攻撃面では完全に孤立してしまった。現地メディアからは「完全に試合から消えていた」と厳しい評価を下されている。見せ場を作れなかった久保は、57分にカルロス・ソレールやゴルカ・カレーラらを投入する2枚替えのタイミングでピッチを退いた。(via Mundo Deportivo / MARCA / ElDesmarque)

[ジョン・マルティン] 攻守に躍動し先制ヘッド!契約延長とW杯プレリスト入りの吉報も

🛡️ トップチームで確固たるレギュラーの座を築いている20歳の若きセンターバック、ジョン・マルティンは、この日も攻守にわたって絶大な存在感を示した。前半28分、セルヒオ・ゴメスが蹴ったチーム最初のコーナーキックに対して、ヴィトール・レイスとヴィツェルに競り勝ち、強烈なヘディングシュートを叩き込んで先制点をもたらした。これが彼にとって1部リーグでの通算2ゴール目(初ゴールはレバンテ戦での2-0の勝利時)となる。守備でもエリア内に放り込まれるクロスを次々とはね返し、失点シーン以外ではほぼ完璧な対応を見せた。

マルティンは2025年10月に2031年まで契約を延長(契約解除金6000万ユーロ)しているが、クラブは来季からトップチームの背番号を与え、さらなる給与の増額と契約解除金の設定引き上げを検討している。また、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が率いるスペイン代表のW杯に向けたプレリストにも選出されており、試合後に本人は『代表のプレリスト入りは誇りです。真実として、彼らは勝利をより必要としていたため、我々よりも少し気合が入ってピッチに出てきたのかもしれません。しかし、我々も常に全力を尽くすためにピッチに立っています。チャンスは多く作れませんでしたが、前半は良いプレーができました。後半はジローナが勢いを増してきましたが、チームは苦しい時間を耐え抜く術を知っていました』と語り、充実感を滲ませた。(via MARCA / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)

[アレックス・レミロ] 決定機を次々と防ぐ神懸かり的なセーブ連発でチームを救う

🧤 守護神アレックス・レミロのパフォーマンスは「ファンタスティック」と称賛されるものだった。立ち上がりからジローナの猛攻を受ける中、見事な反応でゴールを死守。ブライアン・ヒルの決定機を防ぎ、ポストを直撃したツィガンコフのシュートを凌ぎ、さらにはウナヒが放ったゴール隅への強烈なシュートを指先で弾き出すなど、神懸かり的なセーブを連発した。また、精度の高いロングフィードからバレネチェアの1対1の決定機を演出するなど、攻撃の起点としても機能。ボールを持つたびにモンティリビの観客から強烈なブーイングを浴びたが、冷静さを失うことなく、後半の猛攻もストゥアーニの1失点のみに抑え切り、引き分けの最大の立役者となった。(via MARCA / Mundo Deportivo / ElDesmarque)

[バレネチェア] アダクター負傷で前半交代、累積警告もあり次節欠場。W杯出場に暗雲

🏥 ウインガーのアンデル・バレネチェアにとっては、まさに踏んだり蹴ったりの試合となってしまった。前半12分、レミロからのパスに抜け出しGKガッサニーガと1対1の決定機を迎えたが、シュートを決め切ることができなかった。さらに同時間帯に無用なファウルでイエローカードを受け、これが今季5枚目の警告となったため、次節の欠場が確定した。そして前半33分、左足のアダクター(内転筋)付近に痛みを感じてプレー続行が不可能となり、足を引きずりながら苦悶の表情でピッチを退き、パブロ・マリンと交代した。

バレネチェアは今季素晴らしいパフォーマンスを見せており、スペイン代表のW杯プレリストにも名を連ねていたが、この筋肉の怪我が長引けば、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が5月25日に発表する最終メンバーから落選する危機に瀕している。また、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーといったプレミアリーグのビッグクラブが、契約解除金7500万ユーロ(2030年まで契約)の彼に強い関心を示しているという移籍の噂も浮上している。(via Mundo Deportivo / MARCA / ElDesmarque)

[ペレグリーノ・マタラッツォ監督] 試合内容の反省と残留決定への安堵を語る

👔 ペレグリーノ・マタラッツォ監督は、ボールを保持できず防戦一方となった試合内容を反省しつつも、1部残留を確定させたことへの安堵を口にした。指揮官は試合後の会見で次のように長く語っている。

『ボールを持った時のプレーにおいて、今日は非常に難しい試合でした。シュートチャンスは少なかったものの効率よく得点できたのは事実です。しかし、我々はボールを持った時の判断や精度に多くのミスを犯し、ここ数ヶ月の我々らしいチームではありませんでした。その結果、コンパクトなブロックを敷いて守ったにもかかわらず、私が望む以上の多くのチャンスをジローナに与えてしまいました。0-1とした後は守備を固め、トランジションを狙う展開になりました。ジローナは非常に流動的なチームであるため、我々にとって大きなチャンスになるはずでしたが、ブロックを下げてコンパクトにしようと努めたにもかかわらず、多くの決定機を許してしまいました。この試合からは多くのことを学びます。守備面でさらに改善を続けなければならないからです。

しかし、今日我々は競争力を示しました。少なくとも過去2試合よりは戦えていました。プレッシャーとインテンシティに苦しめられましたが、チームが最後まで戦い抜いたことはポジティブです。現在のこの流れはチームのクオリティの問題ではありません。我々にクオリティがあることは以前に証明しており、コンディションの問題だと思っています。

今日、我々は1部残留を確定させるために必要な勝ち点1を獲得しました。我々が就任してからの19試合で勝ち点30、1試合平均約1.5ポイントを獲得しています。リーグ全体に換算すれば勝ち点57程度になり、ベティスと5位争いをしている計算になります。ラ・リーガで我々が成し遂げてきたことは非常にポジティブですが、最後は良い形で終わりたいと思っています。この勝ち点のおかげで8位の座をキープできます。とはいえ、引き分けた試合の中には勝つチャンスがあったものもあり、当然ながら勝利したかったのが本音です。

最後に3バックを採用したことについては、システムや一部の選手のポジションにおいて柔軟であることは重要だと考えています。レミロは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。失点を1に抑えられたのは彼のおかげですが、全選手がよく守り、シュートをブロックしてくれました。アレックスは非常に完成されたGKで、良い試合を何度も見せてくれます。バレネチェアに関しては筋肉の怪我ですが、最終的な診断結果を待つ必要があります。左のアダクターに痛みを感じており、怪我をしている可能性があります。』(via Estadio Deportivo / MARCA / Mundo Deportivo)

[ヤンヘル・エレーラ] 古巣対戦でフル稼働、ストゥアーニへの敬意を語る

🇻🇪 かつてジローナで87試合に出場し、11ゴール5アシストを記録してチャンピオンズリーグの舞台も経験したヤンヘル・エレーラは、カルロス・ソレールに代わってスタメンに復帰。古巣モンティリビへの帰還を果たした。中盤で奮闘し、後半87分にスベルディアと交代するまでピッチを駆け回った。試合後、エレーラは次のように語っている。

『我々がリードを奪い、相手が同点に追いつくまで耐え抜きました。チームは顔を上げて戦い抜いたと思います。私にとって、これほど深い愛情を持っているチームを相手に、このスタジアムでプレーするのは少し居心地の悪いものでした。私はストゥアーニから多くのことを学びましたし、彼は真の模範となる存在です。』(via MARCA / ElDesmarque / Estadio Deportivo)

[スタッツ&警告] 防戦一方で枠内シュートは少なく、イエローカード7枚の大乱戦

📊 試合のスタッツを見ると、ジローナのポゼッション率が57%、レアル・ソシエダが43%と、完全にホームチームがボールを支配する展開となった。シュート数に至っては、ジローナが合計29本(前半だけで16本)を放ったのに対し、レアル・ソシエダはわずか4本にとどまった。しかし、その少ないチャンスをコーナーキックから確実にモノにした効率の良さが光った。

防戦一方となった影響で、レアル・ソシエダの選手たちはファウルで相手を止める場面が散見され、主審のミゲル・セスマ・エスピノサから合計7枚ものイエローカードを提示された。警告を受けたのは、バレネチェア(12分)、アランブル(53分)、オヤルサバル(59分)、セルヒオ・ゴメス(73分)、カレタ=カル(82分)、ゴルカ・カレーラ(88分)、トゥリエンテス(90分)の7名。非常に荒れ模様の激しい試合となった。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / MARCA)

[次節・欠場者情報] 次節は本拠地アノエタでのバレンシア戦。主力の欠場多数

🏟️ 今回の引き分けにより勝ち点を45に伸ばし、降格の可能性を完全に断ち切ったレアル・ソシエダ。次節は日曜日、本拠地アノエタにバレンシアを迎える今季のホーム最終戦となる。しかし、この試合には怪我を抱えるゲデス、ルイペレス、オドリオソラに加え、この日負傷退場したバレネチェア(累積警告による出場停止も兼ねる)が欠場する見込みとなっている。一方で、今節を累積警告の出場停止で欠場したオスカルソンは復帰が可能となる。(via Mundo Deportivo / MARCA / ElDesmarque)

【本日の総括】

敵地でのジローナ戦は終始押し込まれる苦しい展開となったが、レミロの好セーブとマルティンの得点で勝ち点1をもぎ取り、数学的な1部残留を確定させた。久保建英は守備に追われ見せ場を作れなかったが、次節のホーム最終戦での奮起に期待したい。バレネチェアの負傷状態が気がかりだ。