マタラッツォ監督が語るアノエタでの今季最終戦とエルストンドの惜別
🏟️ ペジェグリーノ・マタラッツォ監督は、日曜日に行われるバレンシアCF戦に向けたプレスカンファレンスに出席しました。この試合は今シーズンのアノエタでの最終戦であり、すでにヨーロッパリーグ出場権とコパ・デル・レイのタイトルを獲得しているチームにとって、順位上のプレッシャーは少ないものの、特別な意味を持っています。
監督は、今季限りでの退団が確定しているアリツ・エルストンドについて熱く語りました。『明日は特別だ、アノエタで我々のファンと共に。シーズンをみんなで一緒に良く終えるための完璧なタイミングだ。明日はバレンシアに対して素晴らしい試合をする多くの理由がある。アノエタでのシーズンの別れ、アリツのホーム最終戦などだ』と述べ、勝利への強い動機があることを強調しています。
さらに、エルストンドのスタメン起用を示唆し、『特別な選手にとっての特別な日になるだろう。エルストンドはレジェンドの一人であり、彼が試合のスタートからピッチに立ち、キャプテンマークを巻くのを見る可能性が非常に高い』と明言しました。感情的な一日になることは間違いなく、チームはファンと共にポジティブな形でシーズンを締めくくる決意を固めています。(via MARCA)(via Estadio Deportivo)
バレネチェアの無念の負傷とW杯欠場、負傷者の復帰状況
🤕 チームの怪我人の状況についても詳細が語られました。最も痛手となっているのはアンデル・バレネチェアの負傷です。マタラッツォ監督は彼の状態について、『アンデルは負傷しており、落ち着いてはいるが、残りのリーグ戦と、おそらくワールドカップを欠場することになるため、決して幸せではない。彼はポテンシャルがある選手で、次のワールドカップはスペインで開催されるので、確実にその一員になるチャンスがある』と語り、今季絶望とW杯欠場という無念の状況を明かしました。
一方で、明るいニュースもあります。ゴンサロ・ゲデスとルペレスが負傷から回復し、バレンシア戦でプレーする可能性があります。監督は『ゴンサロとイニャキ(ルペレス)に関しては、二人ともメンバーに入る可能性がある。最後のトレーニングで確認する。ルペレスは数日間良いトレーニングをしており、ゴンサロも昨日からトレーニングを始めたので、可能性はある。彼らは状態が良く、感触も良くて快適に感じている』と語り、チームの選択肢が広がることを喜んでいます。
また、試合前日の金曜日のトレーニングについては『金曜日は選手を回復させるためのセッションで、プレーしなかった選手たちが少し余分にトレーニングした。全体的な感触はポジティブだ』とチーム状態の良さをアピールしています。(via Mundo Deportivo)(via MARCA)(via Estadio Deportivo)
来季への課題とコパ優勝後のモチベーション低下についての監督の分析
🧠 マタラッツォ監督は、コパ・デル・レイ優勝後のチームのモチベーション低下という難しい精神的課題について、非常に興味深い分析を披露しました。『私は決勝の前後でシーズンを2つの部分に分けて話したい。決勝以降、我々のベストの形に到達するのは一つの挑戦だった。それは普通のことだ。アラベス相手にリーガを制した後にバルセロナが負けるのは偶然ではない。明確な目標がないと緊張感が薄れ、相手の要求レベルに達することができない。しかしシーズンは終わっていない。このチームはより良く終わる価値があり、それをアノエタで成し遂げたい』と語り、目標達成後の燃え尽き症候群のような状態を克服し、ホームで勝利して終わることの重要性を説いています。
さらに、今シーズンの総括と来季に向けた戦術的課題にも言及しました。『コパ・デル・レイがシーズンの後に行われていれば、我々はもっと上手く競争できただろう。選手たちは信じられないほど働いてくれたし、素晴らしい姿勢と良いサッカーを示した。しかし、来季は改善しなければならない。我々は自分たちのことに集中し、特にブロックを下げた時の守備や、守備へのトランジションなどを良くしなければならない。より安定したチームになるために、より少ない失点に抑える必要がある』と、守備面での改善を強く訴えました。
データが示す通り、レアル・ソシエダはオープンプレーでは30ゴールを記録し、カウンターからの得点も7ゴールと多作ですが、守備のセットプレー(ABP)においてリーグワーストの16失点を喫しています。バレンシアも同12失点と脆弱性を抱えており、マタラッツォ監督はこのセットプレーの守備について『これは一つのプロセスであり、試合ごとに分析するものではない。ジョン・マルティンのゴールには満足しており、我々が取り組んでいる成果が見え始めていると思う。しかし、このテーマは中期的スパンで分析しており、1試合で起きたことだけで判断はしていない』と述べ、長期的な視点で改善に取り組んでいることを強調しました。(via SPORT)(via Mundo Deportivo)(via MARCA)(via Estadio Deportivo)
カレタ=カルの買取オプションとザハリャンの起用法
🏢 オリンピック・リヨンから約300万〜400万ユーロの買取オプション付きでレンタル移籍中のドゥイェ・カレタ=カルの去就は、クラブの懸案事項の一つです。今季はパフォーマンスに浮き沈みがあったものの、本人は数週間前に残留に前向きな姿勢を見せていました。
マタラッツォ監督はカレタ=カルについて、『はい、ドゥイェは我々にとって非常に重要だった。何試合プレーしたかは正確には分からないが、多くの試合に出場し、コパの決勝という重要な試合でもプレーした。それは多くを物語っている。2026年に我々のために良い役割を果たしてくれ、彼の働きには非常に満足しているが、今は未来について話す時ではない。我々はシーズンを非常に力強く終えなければならず、その後に来るものはクラブの事柄であり、その時が来たら伝える』と語り、クラブの決定事項であるとして自身の立場を明確にすることを避けました。
また、アルセン・ザハリャンの出場機会が限られていることについては、前線の競争の激しさを理由に挙げました。『私は彼を10番として見ているが、我々にはスチッチ、ブライス、そしてオヤルサバルのポジションを下げた時など、多くの10番がいて競争が激しい。バランスを見つけなければならない。なぜなら、いくつかの試合ではオスカルソンがプレーし、オヤルサバルが下がることもあるからだ。彼の最適なポジションはストライカーの後ろだと思うが、サイドからスタートすることもでき、我々にとっての重要なオプションになり得る』と語り、起用法に苦心している様子を見せました。
控え選手全体に対しても、『出場機会の少ない選手たちがインテンシティと質を持ってトレーニングし、良いボディランゲージを持ち、チームをサポートすることが重要だ。そのレベルに達し、トレーニングの質を上げればチームも良くなる。スタメンを与えることで彼らに報いる。それが多くプレーする選手たちに対する競争相手になるということだ』と奮起を促しています。(via Estadio Deportivo)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)
バレンシア戦の予想スタメンと久保建英の状況
🇯🇵 バレンシア戦に向けて、日本人選手の久保建英は現地メディアの予想スタメンにしっかりと名を連ねており、右サイドでの先発が有力視されています。久保のチャンスメイクや突破力は、ヨーロッパリーグ出場を決めたチームにおいても引き続き重要な武器と見なされています。
現地メディアが予想するレアル・ソシエダのスターティングメンバーは以下の通りです。
GKにアレックス・レミロ、最終ラインは右からホン・アランブル、ジョン・マルティン、アリツ・エルストンド、セルヒオ・ゴメス。中盤にはベニャト・トゥリエンテスと、一部メディアではカルロス・ソレールやヤンヘル・エレーラといった名前も予想に混在していますが、基本的にはソレール、トゥリエンテス、パブロ・マルティンらが構成すると見られています。そして前線は、右にタケフサ・クボ、中央にオスカルソンがサスペンションから復帰して入り、その背後や左にミケル・オヤルサバルが配置される攻撃的な布陣が予想されています。久保建英は引き続きスタメンとしてピッチに立ち、チームの攻撃を牽引することが期待されています。対戦相手のバレンシアは降格を免れるために必死であり、トランジションやプレッシングに長けたインテンシティの高いチームであるため、久保の打開力が試合の鍵を握るでしょう。(via ElDesmarque)(via SPORT)
アイトール・ロペス・レカルテが分析する来季の補強と久保建英の去就
🗣️ 元レアル・ソシエダの選手であり、現在はDAZNのコメンテーターを務めるアイトール・ロペス・レカルテが、来季の補強ポイントについて詳細な分析を行いました。来季はラ・リーガ、ヨーロッパリーグ、コパ・デル・レイ、スーペルコパと4つの公式戦を戦うため、幅広くバランスの取れた層の厚いスカッドが必要不可欠となります。
まず守備陣についてレカルテは、カレタ=カルの買取オプションが行使されるかどうかが不透明であることを指摘しました。「パチェコがレンタルから戻り、左利きのCBの選択肢になる。エルストンドの退団が確定した右CBにはスベルディアとジョン・マルティンがいる。下部組織からの突き上げもあるが、4大会を戦う上で、もしカレタ=カルを買い取らないのであれば、別のCBの獲得をすでに考えて動いているだろう」と分析しています。サイドバックに関しては、右はアランブルがすべてプレーしており、大怪我から回復したルペレスやオドリオソラもいるためカバーできていると評価。左はセルヒオ・ゴメスとアイエン・ムニョスがおり、特にセルヒオ・ゴメスが目立っているとした上で、Bチームのバルダなどもトップチームで練習しているため相対的に問題ないとしています。
そして最も注目すべき中盤と前線の補強について、レカルテは久保建英とブライス・メンデスの名前を挙げました。「中盤と前線に関しては、クボやブライス・メンデスのような選手に退団があるかどうかに完全に依存する。ヤンヘル・エレーラが今季全くプレーしていないので、来季は実質的な新戦力になるだろう。もしクボが退団するようなことがあれば、当然外から代わりの選手を入れることになる」と断言し、久保建英の去就がレアル・ソシエダの夏の移籍市場における最大のキーポイントになるという見解を示しました。
また、ブラジル人FWウェズレイの獲得については完全に失敗であったと切り捨てています。「彼は未出場だ。出場時間がなかったからではなく、我々が即戦力として期待していたのに、実際に提供されたものが全く違うものだったからだ。全員にとって驚きだった。フロントにとって即戦力の穴埋めは簡単ではないが、この出来事から学ばなければならない」と厳しい評価を下しています。(via Estadio Deportivo)
レミロの現状と去就に対するOBレカルテの見解
🧤 守護神アレックス・レミロの現状についても、アイトール・ロペス・レカルテが語っています。レミロは最近の試合でいくつかのミスがあり、一部で議論の的となっていました。
レカルテはレミロを強く擁護しています。「彼はチームに最も安定を与えてきた選手の一人だ。スペイン代表に選ばれていることがそれを証明している。最近議論されているのは事実だが、私は彼個人の問題というより、チーム全体の状況によるものだと考えている。GKは1つや2つの小さなミスをしただけで世界中から非難されるポジションだ。少なくとも彼には敬意を払わなければならない。彼は素晴らしいGKだ」と語りました。
さらにレミロの去就についても言及し、「彼が決めることに私は満足する。もし彼に移籍の選択肢があり、彼がそれが一番面白いと判断して出て行くなら、我々にはマレロという実力を証明したGKがいる。もし彼が残るなら、2人で数年間は完璧にゴールマウスをカバーできるだろうし、下部組織からも人が上がってくる」と述べ、どのような決断を下してもクラブのGKの未来は安泰であるという見方を示しました。(via Estadio Deportivo)
レンタル中のミケル・ゴティ、コルドバCFで出場機会激減の危機
📉 来夏の移籍市場でレアル・ソシエダが対処しなければならないもう一つの課題が、ミケル・ゴティの状況です。ゴルリス出身の23歳のアタッカーは、セグンダ・ディビシオン(2部)のコルドバCFに半シーズンのローン移籍をしています。
レアル・ソシエダは、彼が最大限の出場時間を確保し、より良い選手として成長して戻ってくることを主な目的として送り出しました。移籍当初、ゴティ自身も「この2ヶ月間、とても快適で、ロッカールームでも支えられており、個人的にもプロとしても良い成長をしていると感じている。これを継続しなければならない」と喜びを口にしていました。
しかし、シーズン終盤になって状況は暗転しています。絶対的なスタメンからベンチ要員の役割へと降格し、最近の試合の出場時間は激減しています。クルトゥラル・レオネサ戦で21分、スポルティング・ヒホン戦は出場なし、カステリョン戦でわずか7分、グラナダCF戦で37分、そしてアルバセテ戦で20分と、レアル・ソシエダが望んでいた状況とは程遠い状態に陥っています。ここまでセグンダで15試合、780分プレーし、1ゴールという成績です。
ゴティはレアル・ソシエダと2028年6月30日までの長期契約を結んでいますが、攻撃陣の競争が非常に激しいこと、そしてマタラッツォ監督が過去に彼を招集外にするなど十分な信頼を寄せていなかったことから、トップチームでの居場所を確保するのは極めて困難な情勢です。このまま今後数ヶ月で何も変わらなければ、来夏の移籍市場で再びレアル・ソシエダを離れる(おそらくセグンダのクラブへ)のが既定路線と見られています。(via Estadio Deportivo)
ウマル・サディクのアノエタ帰還とレアル・ソシエダでの苦い記憶
🔙 日曜日に行われる試合では、バレンシアCFのFWウマル・サディクが初めて古巣のアノエタ(レアレ・アレーナ)に帰還します。サディクは昨夏、バレンシアへ移籍するために退団を強行し、レアル・ソシエダのファンにとっては非常に後味が悪い別れとなりました。
アレクサンデル・イサクの後釜としてクラブ史上最高額で獲得されたサディクでしたが、爆発的なデビュー戦とゴラッソの直後に膝の重傷を負い、それが彼のソシエダでのキャリアを狂わせました。負傷から復帰後も本来の姿を取り戻すことはできず、枠内へのシュート精度の低さや、ピッチ上での特有の動き方がファンからの嘲笑の的になることもありました。最終的にレアル・ソシエダでは57試合に出場してわずか5ゴール。1試合平均0.08ゴール、つまり10試合に1ゴール未満という期待外れの数字に終わりました。
クラブも彼を放出したがっていた中でバレンシアへ移籍したサディクは、メスタージャで笑顔を取り戻し、今季は残留に向けた重要なゴールを決めるなど復活を遂げています。バレンシアでの得点率はソシエダ時代の約3倍にあたる1試合平均0.31ゴールを記録しており、アノエタのファンの前で自分がどれほどの選手であるかを見せつける強い意気込みを持って、かつてのホームスタジアムに乗り込んできます。(via SPORT)
【本日の総括】
マタラッツォ監督はアノエタでの最終戦をエルストンドへの感謝と共に勝利で飾ることを誓い、来季への守備の課題を明確にしました。久保建英は先発予想に名を連ねており、OBレカルテは彼の去就が来季の補強戦略の全てを握ると分析しています。また、レンタル中の若手ゴティの苦境や、かつてのクラブ史上最高額選手サディクのアノエタ帰還など、ピッチ内外でレアル・ソシエダを取り巻く話題が尽きない一日となっています。






