次戦バレンシア戦の展望とチーム状況
コパ・デル・レイ(国王杯)を制覇し、すでに来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を確保しているレアル・ソシエダは、ラ・リーガ第37節でバレンシアCFをホームのアノエタに迎えます。タイトル獲得によって重圧から解放されたチームですが、コパ決勝以降はリーグ戦で5試合勝利から遠ざかっています。今季ホーム最終戦となるこの試合で、ファンに勝利を捧げ、悪い流れを断ち切ることが最大のミッションとなります。
木曜日の試合から中2日での日曜日19:00キックオフとなるため、シーズン終盤の疲労を考慮したコンディション調整が鍵を握ります。ペジェグリーノ・マタラッツォ監督は前日会見において、『チームは良好だ。昨日は前日プレーした選手たちにとってはリカバリーの日で、プレーしなかった選手たちにとっては少し余分なトレーニングの日だった。今日、再びすべての選手を一つのグループとして見る。まだトレーニングはしていないので100%のことは言えないが、今日のミーティングを終えた私の感覚としてはポジティブなものだ』と語り、チームの回復状態に自信を覗かせています。 (via SPORT) (via Estadio Deportivo)
アリツ・エルストンドのアノエタでのラストマッチ
このバレンシア戦は、長年クラブを支え続けたキャプテンの一人であるアリツ・エルストンドにとって、本拠地アノエタでの最後の試合となります。チーム全体にとっても非常に感情的な要素を含む一戦です。
マタラッツォ監督もこの特別な別れについて深く言及しており、『非常に特別な選手にとって、非常に特別な日になると思う。彼はクラブの生ける伝説の一人であり、明日は彼がピッチ上で試合の最初からプレーするのを見る可能性が非常に高い、はい。おそらく彼がキャプテンマークを巻くことになるだろう』と明言し、先発出場とキャプテンとしての最高の形での送り出しを約束しています。 (via SPORT) (via Estadio Deportivo)
マタラッツォ監督が語るバレンシアへの警戒とモチベーション
目標を達成したチームのモチベーション低下が懸念される中、マタラッツォ監督は気を引き締めています。対戦相手のバレンシアが降格の危機に瀕している点に触れ、『バレンシアは残留争いをしているチームだ。ビルドアップ、トランジション、カウンタープレスに強みを持つ、比較的完成度の高いチームだと考えている。非常にバランスの取れたサッカーをするが、アウェイであっても勝つためにインテンシティ高くプレーしてくるだろう。なぜなら彼らは降格を回避するために戦っているからだ』と厳重な警戒を強めています。
一方で、自チームのモチベーションの源泉についても熱く語りかけました。『決勝の後、この調子を安定して維持することは一つの挑戦だったが、それも普通のことだと思う。バルセロナが前回の試合でアラベスに負けたのは偶然ではない。ある種の緊張感や目標が欠けていると、降格と戦っているライバルと同じ競争力を持つのは難しい。しかし、シーズンは終わっていない。まだ2試合残っており、このチームはホームでポジティブな形でシーズンを終えるに値すると思う。明日のアノエタはそのためには完璧なタイミングであり、ファンたちの前で、エルストンドの最後の試合も含めて、非常に特別で感情的な日になる可能性がある。我々には明日、バレンシア相手に良い試合をすべき多くの理由があると思う。また、ここ数週間非常に良いトレーニングをしてきた選手たちに報いる良い機会でもある。我々は木曜日に試合をして、日曜日に試合をする。だからフレッシュな脚が必要であり、チーム内にはピッチ上での時間や出場時間を得るに値する選手が何人かいる。彼らに明日自分自身をアピールする能力や可能性を与えたい』と、ファンへの恩返しと控え選手のモチベーション向上を明確に掲げました。 (via Estadio Deportivo)
バレネチェアの今季絶望と2026年W杯欠場について
負傷離脱中のアンデル・バレネチェアの状態について、非常に悲しい事実が判明しました。マタラッツォ監督は会見で、『バレネチェアも元気だが、もちろん怪我をしている。それは明白であり、すでに発表されている。しかし彼は落ち着いている。間違いなく、シーズンの残りとワールドカップを欠場することになり幸せではないだろう。しかし我々は、彼がポテンシャルを持った選手であることを確信しているし、次のワールドカップはスペインで開催されると思う。もし彼が今のまま成長し続ければ、きっとそのメンバーの一員になるだろう』と述べました。
これにより、今シーズンの残り試合の欠場だけでなく、目前に迫っていた2026年ワールドカップへの出場も絶望的となったことが監督の口から直接語られ、選手本人にとっても非常に辛い状況であることが明かされました。 (via Estadio Deportivo)
久保建英のスタメン予想と選手起用の見通し
コパ決勝後の過密日程とプレッシャーの解放から、バレンシア戦ではフレッシュな選手を中心とした大幅なローテーションの実施が見込まれています。その中で、日本人MF久保建英は現地予想スタメンにしっかりと名前を連ねています。
前線はオーカルソン、久保建英、オヤルサバルの3トップが予想されており、久保は得意の右サイドでの起用が濃厚です。攻撃の核として、停滞するチームに活力を与え、アノエタのファンに勝利を届けるための違いを生み出す役割が大きく期待されています。
チーム状況としては、欠場していたオーカルソンの復帰が予想される一方で、ゴロチャテギ、セルヒオ・ゴメス、ヤンヘル・エレーラは状態に疑いがあり、出場の可否が不透明となっています。代わりにアイエン、カルロス・ソレール、ブライス・メンデスらが先発に名を連ねる可能性が高い状況です。
監督はスタメンの変更について『いくつか変更があるかもしれないし、もちろんプロファイルに合致しなければならない。ただピッチに12人のセンターバックを置くことはできないし、ポジションとプロファイルに合致しなければならない。しかし、あまり出場時間がなかったとしても、良いトレーニングを積んで非常にプロフェッショナルだった選手が何人かいる』と語っています。
さらに、ゴンサロ・ゲデスとルペレスの状態についても『はい、彼らは入る可能性がある。今日すべての選手を確認するためのトレーニングがあるが、ゴンサロは昨日のトレーニングで良い感触を得ていたし、ルペレスも数日間トレーニングを積んでおり、体調は良い。だから、両者とも招集リストに入る可能性がある』と復帰を示唆しました。 (via SPORT) (via Estadio Deportivo)
チャレタ=ツァルの去就と買い取りオプションについて
今季の守備陣を支えてきたドゥイェ・チャレタ=ツァルについて、買い取りオプションを行使するかどうかの去就が注目されています。
この件に関して監督は、『ドゥイェは我々にとって非常に重要であり、多くの試合で、そして彼がピッチに立った重要な試合、コパの決勝を含めてスタメンを務めてきた。それは彼が2026年に我々にとってどれほど重要な役割を果たしたかを物語っている。私は彼のパフォーマンスと我々が一緒にやってきた仕事に非常に満足しているが、今は未来について話す時ではない。今はシーズンを力強く終わらせる時であり、将来起こることはクラブの決定であり、その時が来たらお伝えする』と言及を避け、シーズン終了後のクラブの最終的な判断に委ねる姿勢を示しました。 (via Estadio Deportivo)
ザハリャンら控え選手の現状と激しいポジション争い
出場機会が減少しているアルセン・ザハリャンやブライス・メンデスなどの状況についても、監督は包み隠さず詳細に説明しました。
ザハリャンについて『私はザカを10番(トップ下)として見ているが、我々には多くの10番がいるので、すべてのポジションでバランスが取れ、競争力のあるスカッドを持つことに関係している。ここ数試合、私はオッリ(オスカルソン)を前線で起用し、ミケル(オヤルサバル)を10番のポジションに配置した。これがさらに競争を生み出し、その結果、おそらくブライスがより少ない出場時間となり、ルカ(スチッチ)がより少ない出場時間となり、ザカがピッチに立たなかった。彼の最適なポジションはストライカーの後ろだと思う。もし中央のスペースに入り込むウイングとプレーするなら、そこも彼がプレーできるポジションだ。だから、確かに彼は我々にとってのオプションの一つだ』と、前線の激しいポジション争いが原因であると明かしました。
また、出番の少ない選手たちに対して『今週だけの話ではなく、昨日と今日しかトレーニングしていないが、一般的にある程度のインテンシティと質を持ってトレーニングを続けることが重要だ。プレーしていなくても、すべての選手に特定のボディランゲージを期待している。常にトレーニングの仕方でチームをサポートするためだ。もしトレーニングのレベルを上げれば、プレーしているすべての選手の相手としてのレベルも上がることになる。だから、我々は多くの選手から良いレベルのトレーニングを受けてきたし、言ったように、それは二、三の選手に報いる良い方法だ』と、日々のトレーニングでの高い姿勢を要求し続けていることを強調しました。 (via Estadio Deportivo)
今季の総括と来シーズンに向けたチームの課題
マタラッツォ監督は今シーズンのチームの歩みを振り返り、セットプレーと守備の改善を今後の重要課題に挙げました。
セットプレーについて『前の試合ではセットプレーでゴールを決め、失点しなかった。だからといって大きな進歩を遂げたとは言えない。セットプレーやプレーのどの局面にしても、数週間連続して見る必要があると思う。我々は数字の面でも、守備の仕方やチャンスの作り方の面でも改善していると思う。ジョンがここ数試合でセットプレーから2ゴールを決めているので、我々は取り組みを続けている。これはプロセスであり、1日で変えられるものではない。毎週取り組む必要があり、セットプレーに関しては、過去数週間、週に2、3回のミーティングと2回のセッションを使って改善を図ってきた。そして、その結果が見え始めていると思う』と確かな手応えを口にしました。
数ヶ月間のチームの全体評価については『我々はコパ決勝前と後を区別する必要があると考えている。我々のチームには2つの異なるフェーズがあり、2つの異なるプレーレベルがあった。コパ前とコパ中は、数字、スタイル、インテンシティが非常に異なっており、その後、確かに気が抜けてしまった。もし、例えばコパ決勝がシーズンの後だったら、我々はこの最後の数試合で全く異なる戦い方をしていたと思う。全体として、選手たちは多くの試合と強度の高い試合をこなし、キャラクターと良いサッカーを示して、注目に値する仕事をしたと思う。彼らは信じられないほどのチームスピリットを示した。だから、ここ数週間、数ヶ月にわたってこのチームが示してきた多くのポジティブな点があると思う』と選手たちを最大限に称賛しました。
その上で来季に向けて『来シーズンに向けて重要なのは、我々の強みを改善し続けることを忘れないことだ。すべてを挙げる必要はないが、このチームには数え切れないほどの強みがある。しかし同時に、低いブロックでの守備構造など、物事を改善していくことだ。前の試合を見てほしい。前の試合から学べることはたくさんあり、私は今、この選手たちとその経験を持ち、前の試合を振り返ることに満足している。低いブロックでどう守るか?セットプレーをどう守るか?我々はすでに安定している守備のトランジションについてだが、試合をより安定させるために失点を減らす必要がある。だから、これらが来シーズンに向けた次のステップだと思う』と、すでに先を見据えた具体的なビジョンを語りました。 (via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
コパ・デル・レイ優勝で欧州への切符を手にしたレアル・ソシエダですが、アノエタ最終戦となるバレンシア戦は、エルストンドとの別れやモチベーションの再点火など、非常に感情的で重要な一戦となります。久保建英選手のスタメン起用が濃厚な中、バレネチェアのW杯欠場という悲しいニュースを乗り越え、来季のさらなる飛躍に向けた戦いに注目が集まります。






