フリアン・アルバレスを巡る場外戦
バルセロナがフリアン・アルバレスの獲得を狙っており、両クラブの対立がコパ・デル・レイやチャンピオンズリーグでの4つの激しい試合から、フロント間の争いへと発展している。バルセロナのスポーツディレクターであるデコがフリアン周辺に直接電話をかけたことで、アトレティコ側は激怒した。
バルセロナから提示された1億ユーロの初期オファーは、メトロポリターノの移籍責任者であるマテウ・アレマニーによって即座に拒否された。バルセロナ側は1億2000万ユーロまで引き上げる可能性があるものの、フリアンの契約解除金は5億ユーロに設定されている。アトレティコは自チームのスター選手を売却するつもりは毛頭なく、同じリーグのライバルにはなおさら売りたくないという強硬な姿勢を貫いている。パリ・サンジェルマンなどの関心を持つクラブに対しては、少なくとも1億5000万ユーロを要求している状態だ。アトレティコ側は、たとえフリアン本人が移籍を望んだとしても、絶対に動かさないと主張している。
フリアン自身は足首の負傷を抱えながらも重要なフィジカルの強さを示してきたが、スペイン国内に残ることを望んでおり、家族がイングランドよりも快適に過ごせること、またパリへの移住も考えていないことから、バルセロナへの移籍を内々に希望している。しかし、アトレティコの強硬な姿勢が最大の壁となっている。
この執拗な移籍の噂にうんざりしたアトレティコは、公式X(旧Twitter)上でバルセロナとその手法を非難する皮肉交じりのツイートを連発した。ラミン・ヤマル、ペドリ、ハフィーニャに対する架空のオファーとして、メトロポリターノでのバッド・バニーのコンサートチケット、ヒマワリの種一袋、ABCの定期購読などと引き換えにするという投稿を行い、有名ジャーナリスト風の演出でバルセロナを嘲笑した。さらに、ネグレイラ事件や選手の登録問題、公的支援の話題まで持ち出して強烈に非難し、『このデマを作るのにたった5分しかかからなかった。私たちは現実が改ざんされる時代に生きている。目にするものすべてを信じてはいけない、特にそれがバルサに関連している場合はね』という痛烈なメッセージで締めくくった。
これに対し、バルセロナのラファ・ユステ副会長は『アトレティコ・マドリードのツイートは非常に悪趣味だと感じた。クラブとしてやるべきことに集中すべきであり、礼儀はすべてに優先する』と不快感を露わにしている。一方で、アトレティコ自身も昨夏、ビジャレアルのアレックス・バエナ、アルメリアのマルク・プビル、ベティスのジョニー・カルドーソ、エルチェのロドリゴ・メンドーサらに対して所属クラブより先に接触していたにもかかわらず、バルセロナが絡むと大騒ぎをするのは矛盾しているという指摘も挙がっている。(via MARCA / SPORT / Estadio Deportivo)
イ・ガンイン獲得への動き
シメオネ監督のスカッド編成を担当するマテウ・アレマニーは、チームのレベルを上げるために中盤の強化に注力している。その最有力ターゲットとして、パリ・サンジェルマンのイ・ガンインが浮上している。アレマニーは以前から彼を高く評価しており、両者の関係も非常に良好である。スポーツ面だけでなく、マーケティング面でも鍵となる補強と見なされている。
イ・ガンインはここ数ヶ月パリ・サンジェルマンで出場機会が減っており、より多くの出場時間と主役の座を求めて移籍を希望している。3月から4月にかけて選手とクラブの間で将来の方向性について話し合いが持たれたが、それ以降出場機会を失っている。移籍金は3000万ユーロ未満、あるいはその前後の金額になる見込みである。
サウジアラビア、トルコ、プレミアリーグのクラブも関心を示しており、サウジアラビアからは巨額のオファーが提示されている。しかし、イ・ガンイン本人はこれからのキャリアでタイトルを勝ち取ることを望みつつも、何よりプレーして主役になることを最優先事項としており、アトレティコ・マドリードを最優先に考えているという決定的な強みがアトレティコにはある。(via ElDesmarque)
バルサとの熾烈な獲得競合
バイエル・レバークーゼンのアレハンドロ・グリマルドが、わずか1000万ユーロという破格の移籍金で獲得可能になる可能性が浮上している。グリマルドの市場価値は2000万ユーロとされているが、2027年までの契約を残り1年残す中で、クラブが来夏のフリー流出を避けるために今夏の売却を容認する姿勢を見せているためである。
スペインへの復帰を強く望むグリマルドに対し、アトレティコ・マドリードもFCバルセロナとともに大きな関心を寄せている。アトレティコは彼のウイングバックとしての能力、外からの攻撃参加、正確なクロス、セットプレーでの脅威を高く評価しており、サイドからの攻撃を重視するチームのスタイルに完璧にフィットすると考えている。両クラブともに正式なオファーはまだ出していないが、状況を注視している。
さらに、チェルシーのマルク・ククレジャについても、バルセロナが獲得を検討する中、アトレティコ・マドリードも動向を追っており、ここでも争奪戦の様相を呈している。ベルナルド・シウバに関しても、アトレティコ・マドリードが彼が求める契約条件を満たすオファーをテーブルに提示しており獲得に近づいていたが、そこにバルセロナが介入し、現在はバルセロナが主導権を握っている。シウバ自身は選択肢がないわけではなく、希望する条件での最もお気に入りのオファーを待つ余裕があるため、ワールドカップ後に自身の将来を決断することを選択している。(via Estadio Deportivo / SPORT / MARCA)
マルク・プビルとGenuineチーム
アトレティコ・マドリードのLaLiga Genuine(知的障害者リーグ)チームが、トップチームの選手であるマルク・プビルと面会した。プビルは彼らと一緒にトレーニングを行い、チームスポーツの価値を学んだ。また、コーナーキックやセットプレーの守備時にエリア内でどのようにジャンプするかなど、守備を向上させるための最高のコツを伝授した。
Genuineの選手たちはプビルのアドバイスが非常に役立ったと語り、一人は『練習を始めたら上手くできたよ』と喜びを口にした。個人的な話題にも及び、プビルは自身のタトゥーの意味について一人一人に説明した。彼が体に入れているインクの多くは、職業やフィールドへの入り方に関連している。
Genuineの選手の一人が「試合前に家族が亡くなったらどうするか」と尋ねた際、プビルは『僕ならフィールドに出て、できる限り最高の試合をするよう試みるよ。彼が上で僕を見ていると分かっているからね』と胸の内を明かした。
最も感動的な瞬間のひとつは、Genuineの選手のイネスが、それぞれの選手が言葉を書いた特別な意味を持つボールをプビルに見せ、彼にも書き込んでほしいと頼んだ場面だった。プビルは彼らと一緒にトレーニングをし、時間を過ごして感じた『謙虚さと幸福』という言葉を丁寧に書き込んだ。(via ElDesmarque)
チーム市場価値
最新のTransfermarktの更新データによると、アトレティコ・マドリードのチーム市場価値は5億7700万ユーロとなっている。これは、レアル・マドリード、バルセロナに次いでラ・リーガで3番目に高い評価額である。(via Estadio Deportivo)
ダニ・オルモのCL回顧
ダニ・オルモが今季のチャンピオンズリーグについて言及した。来季のチャンピオンズリーグへの野心について問われた際、彼は『だからこそ、去年のインテル・ミラノ戦や今年のアトレティコ・マドリード戦はとても悔しかった。僕の意見では彼らは僕らよりも優れたチームではなかったし、ディテールやニュアンスの差で僕らが決勝にいてもおかしくなかったからね』と語り、アトレティコ・マドリードとの対戦を振り返って悔しさを吐露した。(via Estadio Deportivo)
U-12チームの奮闘
第33回Torneo Nacional Pamesa LaLiga FC Futuresにおいて、アトレティコ・マドリードU-12チームは、バルセロナ、レアル・マドリード、レアル・ベティスとともにタイトル獲得の有力な優勝候補のひとつとされている。アトレティコはグループDに所属し、グループステージを勝ち点7で終了した。ビジャレアル、セビージャと同勝ち点で並んだが、得失点差(3得点3失点)により激しい争いとなっている。(via SPORT / Estadio Deportivo)
【本日の総括】
フリアン・アルバレスの移籍を巡るバルセロナとの対立がSNSでの非難の応酬にまで発展し、大きな波紋を呼んでいます。一方でイ・ガンインやグリマルドなど、中盤やサイドの補強に向けた動きも活発化しており、来季に向けた激しい編成作業が続いています。ピッチ外ではLaLiga Genuineチームとトップ選手との温かい交流もあり、クラブの多様な一面が見える一日となりました。