デミチェリス監督がRBライプツィヒへ電撃引き抜き

🇩🇪 来季セグンダ・ディビシオン(2部)で戦うマジョルカにおいて、マルティン・デミチェリス監督が来季のチャンピオンズリーグに出場するRBライプツィヒ(ドイツ)の監督に就任することで基本合意に達しました。デミチェリス監督(愛称:ミチョ)は5月末の段階でマジョルカと2028年までの契約延長にサインしたばかりであり、クラブに対して『マジョルカへの強いコミットメント』を誓っていたにもかかわらず、その裏でライプツィヒとの移籍交渉を並行して進めていました。現在、同監督はDAZNのワールドカップ中継で解説者(ペペ・レイナ、ハビ・マルティネス、イヴァン・ラキティッチ、クロード・マケレレ、ラフィーニャ、パウロ・フトレらと共演)を務めています。マジョルカのフロントには本人からの公式な退任の知らせや連絡が一切届いておらず、クラブは報道を通じて事態を知り、どう対処すべきか全く分からない異常事態に陥っています。(via Mundo Deportivo)

ライプツィヒ側の複雑な内部事情と約300万ユーロの契約解除金

💶 ソン・モイシュ(マジョルカの本拠地)のオフィスは極度の緊張状態に包まれています。マジョルカは、デミチェリスが契約を一方的に破棄する場合、契約に設定されている約300万ユーロの解除金がパルマに満額支払われるのを待つ構えです。この違約金はライプツィヒ側が支払う義務があります。しかし、ライプツィヒの内部事情により正式な動きが足踏みしています。レッドブル・グループのグローバルフットボールディレクターを務めるユルゲン・クロップがデミチェリスの引き抜きを要請・主導している一方で、ライプツィヒのスポーツディレクターであるマルセル・シェーファーは、自らが招聘し2027年まで契約を残す現監督オレ・ヴェルナーの解任に難色を示しています。ヴェルナー監督は現在マレーシアで休暇中であり今週半ばまで戻らないため、シェーファーSDは取締役会がクロップの決断(数ヶ月前から現監督の決定と反りが合わなくなっていた)を承認しないよう抵抗を続けており、決定が一時的に保留されています。(via SPORT)

アシスタントコーチの内部告発と宙に浮くスタッフの立場

🗣️ 本人が沈黙を貫く中、なぜマジョルカがライプツィヒとの水面下での交渉を知ることになったのか。それは、デミチェリス監督が信頼を置いてマジョルカに連れてきた複数名のアシスタントコーチ陣のうちの1人が、クラブ側に現在作られつつあるこの状況を密告したことが確実視されています。この内部告発を行ったコーチを含むデミチェリスのスタッフ陣は、現在のところ今後の自分たちの雇用がどうなるか全く分からない労働の辺獄(宙吊り状態)に置かれています。なお、クラブはファンに対して事態を説明する公式声明文を作成し送付すると約束しながらも、未だに発表を行っていません。(via Mundo Deportivo)

補強路線の完全白紙化と新監督候補パブロ・エルナンデス

📋 この電撃的な退任劇により、パブロ・オルテルスSD(スポーツディレクター)が主導する来季のセグンダに向けたチーム編成作業は制約を受け、完全な方向転換と再考を余儀なくされました。デミチェリス監督は5月末の契約延長の際に、条件の一つとして自ら積極的に補強リストの作成に関与していましたが、オルテルスSDはこの週末の間に、デミチェリスがセグンダでの戦いに向けて要求していた補強リストを完全に無視し、破棄することを決定しました。リストの大部分はアルゼンチン人や南米の選手でしたが、彼らのうち誰一人としてマジョルカには来ないことになります。

現在は選手補強が二の次となり、1部復帰を託せる新監督を探すことが最優先事項となっています。オルテルスSDが分析すべき監督候補リストにはすでに十数名以上の名前が挙がっており、中でもカステリョン出身のパブロ・エルナンデスが後任の最有力候補として位置付けられていますが、代替候補のリストも非常に長くなっています。新監督が決まり次第、オルテルスSDが最も必要と考えるプロフィールに合わせて補強リストを修正し、選手探しを再開します。(via SPORT)

監督退任が現所属選手の去就問題へ与える波及効果

🔄 監督の予期せぬ退任は、現所属選手たちの去就にも直接的な影響を及ぼしています。フスティニアノ・ポッセ出身のデミチェリス監督が続投することを理由に、マジョルカへの残留を選択していた複数の選手たちが、今回の退任を受けて他クラブから届いているオファーの検討に前向きになっています。監督自身の存在が交渉の切り札となっていた選手もいたため、今夏の市場での動きを前倒しで円滑に進めるはずだった目論見は崩れました。しかしクラブとしては、まだ6月中であり、公式なシーズン終了である6月30日まで時間的余裕があるため、事態に反応する時間は十分にあり、状況は見た目ほど深刻ではないと考えています。(via SPORT)

【本日の総括】

マジョルカは、契約延長直後のデミチェリス監督がRBライプツィヒへ引き抜かれるという前代未聞の事態に直面しています。クラブは300万ユーロの違約金を得て、南米路線の補強計画を白紙化し、パブロ・エルナンデスらを候補に1部復帰に向けた新体制の再構築を急いでいます。