アルバロ・ロドリゲスら育成組織出身者の売却による巨額の特別収入
トップチームの選手の売却が計画通りに進まない一方で、レアル・マドリードは下部組織(ラ・ファブリカ)出身選手の過去の売却時に組み込んだ条項を活用し、莫大な資金を回収し続けています。
最新の例がウルグアイ人FWのアルバロ・ロドリゲス(21歳)です。昨夏にエルチェへ売却された彼ですが、現在プレミアリーグのボーンマスが獲得に向けてエルチェと交渉の最終段階に入っています。移籍金は固定2500万ユーロにボーナス500万ユーロ、2031年までの契約という条件です。マドリードはエルチェへ売却した際に保有権の50%を手元に残していたため、固定額の半分である1250万ユーロの予期せぬ収入を得ることになります。同様にボーンマスへ完全移籍したアレックス・ヒメネスの取引でも1250万ユーロを手にする見込みです。
クラブはこれを「ニコ・パス・フォーミュラ」と呼んでいます。コモへ売却されたニコ・パスは市場価値を高め、クラブはその権利の一部を売却することで6000万ユーロ(来夏の8000万ユーロでの買い戻しオプション付き)を得ました。また、リバプールへ移籍したビクトル・ムニョスも違約金4000万ユーロが支払われたため、その半額の2000万ユーロがマドリードに入っています。育成選手の将来の価値上昇を見込んだこの巧みなビジネスモデルは、クラブの財政を大いに潤しています。(via SPORT, MARCA)
マリオ・ヒラのACミラン完全移籍に伴う連帯貢献金
育成出身選手の売却益による収入はまだ続きます。2022年にラツィオへ売却され、4シーズンで120試合に出場してスペイン代表の候補にも挙がるまでに成長したマリオ・ヒラ(25歳)が、ACミランへ完全移籍することが目前に迫っています。
ミランはラツィオに対して2500万ユーロに500万ユーロのボーナスを加えた条件を提示し、ヒラ自身には年俸500万ユーロの5年契約というチームトップクラスの高待遇を用意しています。ナポリも1500万ユーロのオファーを出していましたが、ミランがこれを上回りました。レアル・マドリードはこの取引においても保有権の50%を保持しているため、ボーナスも含めれば最大で1500万ユーロという巨額の資金を手にする計算になります。(via Estadio Deportivo, MARCA)